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航空輸送産業に与える燃油価格高騰の構造的な影響について(2005年11月)

(おわりに)
 

 日本航空は日本で最大の国際線ネットワークを維持している航空会社である。

  国際線市場は航空会社間の競争が峻烈(しゅんれつ)である上に、世界の政治・経済危機の影響をまともに受ける市場である。

  1991年の湾岸戦争の勃発により国際航空輸送は激減し、世界の航空界は深刻な経営危機に陥った。日本航空は1998年になってようやくこの危機の影響から脱却したが、それも束の間、2001年に米国同時多発テロ事件が発生し、それを癒す間もなく2003年にはイラク戦争が勃発、SARSも流行した。更に今回は2005年6月以降の急激な航空燃油価格の高騰である。加えて今や鳥インフルエンザの発生も報告されている。いずれの危機も国際線事業に深刻な影響を及ぼすものである。

  日本航空は今、わが国国民の世界の翼として在り続けるために、安全が最大のサービスであることを再確認しつつ、このような危機を本質的に内在する国際線事業の早期黒字化に向け、全力をあげて取り組んでいる。
皆さまのご理解とご支援をお願いいたしたい。





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