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CSR報告書2007

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ステークホルダー 社会とともに1
本業を活かして社会に貢献できるよう努めています
ふれ愛の翼

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ふれ愛の翼は、全国の児童養護施設の子どもたちを2泊3日で東京に招待するJALグループの社会活動プログラムです。1988年にスタートし、これまでに約1900名の子どもたちが招待されています。20回目となる今春、全国6地区から29名の小学6年生が招待されました。社員の発案からスタートしたこのプログラムは、その費用を社員募金で賄い、JALグループ各社の社員ボランティアによって支えられています。会社は活動全般の運営とサポート、および航空券を提供しています。
子どもたちの交流を主眼に
従来はテーマパーク訪問など、子どもたちに楽しんでもらうことを目的としていました。しかし、単に楽しい3日間を過ごすだけでなく、将来につながるプログラムに発展させたいと考え、2004年からは各施設の子どもたちが混成で小グループをつくり、協力しながら都内観光をする企画としています。この企画のねらいは、子ども同士の交友関係づくりにあります。社員ボランティアは子どもたちと行動をともにしながら、この交流をサポートします。
『ふれ愛の翼2007』(2007年3月25〜27日実施)のテーマは、「遠くにいても心通い合う友だちを見つけよう」。ゲームやクイズ、行動記録の作成を通して子ども同士の交流を図れるようにしました。
ふれ愛の翼2007の主なイベント
1日目
ウェルカムパーティー
全国各地から集まった子どもたちが班ごとに分かれ、宿泊施設でゲームやクイズをしながら交流を深めました。また、パーティーの後半では、落語や紙きりなどの伝統芸能を楽しみました。


2日目
東京アドベンチャートリップ
スタッフからもらったカードのヒントをもとに次の行き先を探す東京巡り。6つのグループに分かれ、都内2カ所の観光地を回りました。
思い出アルバム作り
グループ行動のときに撮影した写真や見学先でもらってきたパンフレットなどを利用して「思い出アルバム」を作りました。


最終日
航空教室・整備工場見学
羽田にある整備工場見学コースに参加しました。
招待施設と年間を通じて交流
児童を招待するにあたり、従来は日本航空の就航地点で、複数の施設から子どもたちを選抜していましたが、現在では一地区一施設を支店があらかじめ選び、その施設の6年生を全員招待しています。普段一緒に生活をしている子どもたちがそろって招待されるため、安心して参加でき、友だち同士で思い出を共有できます。また、招待地区の選定にあたっては、その地域のJALグループ社員が年間を通して訪問し、施設との信頼関係が築けることを基本的な条件とし、さらに遠隔地を優先しています。広島や長崎地区では、支店の社員や過去に「ふれ愛の翼」にかかわった社員がクリスマスイベントに参加するなど、施設とJALグループとの新しい関係が全国各地で生まれています。
児童養護施設について深く知る
私たちは、このプログラムを運営するにあたり、招待児童や児童養護施設に対して理解を深めなければならないと考えています。2005年からは「ふれ愛の翼」の実施に先立ち、ボランティアメンバーを対象とした事前研修を実施しています。例年、この研修には児童養護施設のスタッフを招き、子どもたちの生活環境や接し方のポイントについてお話いただいています。近年、子どもたちが児童養護施設に入所する理由として虐待が増えています。研修参加者はこの講義を受けることでそのような社会問題の背景と大きさに気付き、関心をもつ契機となっています。
子供たちを安心して迎えることができるように
「ふれ愛の翼」では、毎年1月、事務局を担当する専門のスタッフが2名、グループ会社の中から選ばれます。そして約3カ月間、本社広報部に派遣され、プログラムの目的、意義を理解し、子どもたちにとって安全で無理のない企画を立案していきます。
また、子どもたちの健康面をサポートするため、事務局では事前に施設と連絡をとり、子どもたちの健康状況についてあらかじめ情報を収集し、担当ボランティアに伝えます。さらにプログラムの期間中は看護師を配置し、健康上の相談に乗ってもらうこととしています。
時代の要請にこたえて変化を続ける
「ふれ愛の翼」は、時代の要請にこたえて毎年内容を見直す必要があります。単に楽しい時間を提供するというだけではなく、このプログラムを必要としている人にとって人生の役に立ち、同時に社員ボランティア自身も成長できるものをつくり続けたいと考えています。
「ふれ愛の翼」1年間の流れ
7月  招待施設との打ち合わせを開始
12月  JALグループ各社へボランティアを募集
1月  ふれ愛の翼事務局設置
3月  ボランティア事前研修
3月末 子どもたちをご招待

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「ふれ愛の翼」から多くのことを学んでいます
社内報を見て「ふれ愛の翼」を知り、ボランティアスタッフとして参加しました。このイベントではさまざまな職場から集まってきたグループ社員が、子どもたちと一つのチームを作って3日間行動を共にします。ゲームやクイズを通してみんなでチャレンジする喜びが共有できたときに、とてもやりがいを感じます。また、子どもたちの行動や考え方の違いに気づく場面もあり、ボランティアも多くのことを学んでいます。

諏訪里果
 北海道エアシステム 客室乗務員

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このイベントを通じて変化を見せる子どもたちがいます
「飛行機に乗ったことがない」「東京に行ったことがない」という子どもたちに、さまざまな体験をさせてあげたいと思い、ここ数年、JALの広島支店からの招待をお受けしています。
普段の学園生活では味わえないイベントに参加したり、県外のほかの施設の子どもたちと交流することで、子どもたちの見識が広がったようです。今までもこのプログラムに参加して、積極的に話をするようになったり、目の輝きが変わった子どもたちがたくさんいました。「6年生になれば自分も参加できる」と、低学年の子どもたちも参加を楽しみにしています。

広島新生学園 園長
上栗哲男

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関連情報はこちらにも掲載しています。
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