CSR 第5回アフリカ開発会議(TICAD V)への協力

アフリカ開発会議(TICAD)とは

日本が主導してアフリカ各国の首脳に呼びかけ、アフリカの経済発展を促進し、貧困や紛争といった課題を克服するための取り組みを協議する、世界最大級の首脳会議です。
1993年以来5年ごとに開催し、今年で20周年となる第5回アフリカ開発会議 (TICAD V)が、2013年6月1日〜3日、横浜にて開催されます。
JALグループは、ホスト国エアラインとして、欧州を経由して来日されるアフリカ各国の首脳のご移動や空港でのお出迎え等に協力させて頂いています。

TICAD V名誉大使 MISIAさん インタビュー

アフリカについて、そしてTICAD Vについて、より多くの方に関心を持っていただくためにさまざまな活動をされている、TICAD V名誉大使のMISIAさんに、お話を伺いました。

JAL以前からアフリカに強い関心を持たれ、さまざまな取り組みをなさっていますが、そうした中でTICAD V名誉大使への任命をどう受け止めていらっしゃいますか?

MISIAこれまでの活動の中で出会ったアフリカを、より多くの方に伝えさせていただける機会をいただき有り難く、そして光栄に思いました。
共に生きていく仲間としての繋がりが、今まで以上に良い形で結ばれていきますよう、願っています。

JAL名誉大使として、どのような活動をされていますか?

MISIAアフリカのこと、TICADのことを多くの方に知っていただけるよう音楽を中心に伝えさせていただくことが多いです。
今年1月にセネガルを訪れた際、セネガルでは人間国宝であるサバール奏者、ドゥードゥー・ンジャイ・ローズさんをフィチャーし、「MAWARE MAWARE」という楽曲をリアレンジしました。
駆け抜ける風のような、大地を打つ雨のような、太陽のような、ドゥードゥーさんが奏でるサバールの音とリズムに感動し、心が震えました。
彼が演奏するサバールという太鼓には七つの杭があるのですが、これは七つの海と七つの大陸を意味し、つまりこのサバールは世界のことを表しているのだと、だからこの太鼓の音には力があるのだとドゥードゥーさんから聴き、なるほどと納得しました。
この楽曲「MAWARE MAWARE (feat. Doudou N'Diaye Rose)」は、TICAD Vのテーマソングとなりました。地球がまわる、子ども達が手を取り合いまわり踊る姿、そして幸せがまわっていくようにという願いを込めた歌です。ぜひこの音楽から、アフリカを感じてもらいたいです。
今よりももっと幸せが回っていきますよう願います。

Rhythmedia inc.

JAL今年アフリカ・セネガルを訪問された際のことを教えてください。

MISIA1月にセネガルを訪問した際は、日本の支援で建てられた給水塔のある村を訪れました。村では、給水塔ができたことで、衛生の改善につながっただけではなく、水くみという作業から解放された女性が、識字教室に通ったり、畑仕事をして収入を稼いだり、また子どもが学校に通えるようになったとの話を伺いました。
水の問題解決が、教育や、女性の地位向上など、あらゆる問題の解決につながっています。2015年までに達成すべきと国際社会が定めた8つの目標、「ミレニアム開発目標」の達成の重要性を改めて実感した瞬間でもありました。
またセネガルは、非常に日本のことを知ってくださっている印象を受けました。
そして、お米が主食であることや、お魚を大変食べられること、「テランガ」というおもてなしの心を大切にする気持ちなど、とても日本に近い精神があるのではないかと思いました。

Rhythmedia inc.

JALアフリカの状況は変化していると感じますか?

MISIA同じ国を何度も訪れているわけではないので、比較はできませんが、都市で高層ビルが林立している景色も目にしますし、FIFAが南アフリカで2010年に開催されたことなど、国ごとに状況は変化している印象を受けます。しかし、格差が拡大していると感じることもあります。
発展の一方でまだ残されている課題も多くあり、環境破壊によってこれまで自給自足で暮らしていた人の生活が成り立たなくなり、都市のスラム街に流入する話も聞きました。
豊かさの一方で、課題が残されている、そんなことをいつも感じます。

JALTICAD Vに期待することはなんでしょうか?

MISIA今回のTICAD5のテーマは「共に成長し合うパートナーシップ」。
ぜひ、"共に生きていくパートナー"としての繋がりが、貧困で苦しんでいる子ども達、それぞれの国の国民一人一人の幸せにつながる形で結ばれていって欲しいです。そのことが、日本の幸せにもつながると私は思っています。
そしてTICADを通じて、たくさんの方にアフリカのことを知っていただき、関心を持っていただきたいです。

Rhythmedia inc.

JALアフリカの課題解決のために、私たちにできることは何だと思われますか?

MISIA課題が何かまず知り、そして学び続けていくことが大切だと思います。
また、国と国の繋がりも大切ですが、企業や、一個人としての繋がりを大切にすることも、大変大きな力になると思います。
2008年よりマラウイで蚊帳の配布プロジェクトを行っているのですが、そのプロジェクトでは毎年横浜のチョコレートショップ「バニラシュガー」さんにご協力いただき、サポートのためのチョコレートを販売していただいています。
1個当たり価格の10%をご寄付いただいているのですが、皆さんのたべるチョコレートの先に、マラウイの子どもたちがマラリアの脅威にさらされていることを、継続的に紹介しています。
そして、その寄付で得ることの出来た同じ数だけの蚊帳を、住友化学さんに寄付をしていただいており、購入する場所はマラウイの工場にするなど、「課題を知り、学び続け、繋がりを大切にしていく」ことを意識しています。

JAL最後に、MISIAさんが感じるアフリカの魅力を教えてください。

MISIAまずは音楽ですね。もちろん国ごとに楽器も違いますし音楽も違います。色彩豊かな衣装、広大な大地、自然、受け継がれて来た知恵の数々。。。
そして何と言っても人やコミュニティの素晴らしさです。私たちの生活と比べてしまうと、物質的には豊とは言えないかもしれません。けれど、心豊かに暮らしている方々、家族を、コミュニティを大切にしている方々にたくさんお会いします。
争いが起きないのだと教えてくれたのはアフリカです。アフリカの人たちが家族やコミュニティを大切にする姿勢に、本当の幸せは何か、教えられます。

mudef

JALありがとうございました。
JALも、エアラインとして、TICAD Vの成功に少しでもお役に立てればと思っています。

お知らせ

JALグループ機内誌SKYWARD 6月号で、TICAD Vをご紹介しています。
また、6月中、MISIA さんによるTICAD Vのテーマソング「MAWARE MAWARE (feat. Doudou N'Diaye Rose)」を、機内オーディオ番組 「J ポップ・トゥデイ」でお聴きいただけます。

JALは、音楽を通じてさまざまな世界規模の社会課題に取り組むMISIAさんとのコラボレーションを通じて、生物多様性の大切さをお伝えする活動などを行っています。

BIODIVERSITY JAL×MISIA 生物多様性を守り、持続可能な社会へ