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地球温暖化−地球温暖化を食い止めるために私たちができること

航空機は化石燃料(ジェット燃料や航空ガソリン)を燃やして飛ぶため、地球温暖化の原因であるCO2(二酸化炭素)を排出します。私たちは、CO2排出量をすこしでも減らすため、さまざまな工夫をしています。


飛行機はどのくらい燃料を使って飛ぶのですか?
たとえば、ボーイング777-200で羽田から札幌まで飛ぶ場合、約19700リットルの燃料を使います。これは、ドラム缶で約100本、満タンの自動車330台分の燃料に当たります。ちなみに、日本の全産業・私たちの生活の中から排出するCO2のうち、自家用車・貨物自動車・バスなどの運輸部門が占める割合は約2割。航空輸送は、そのうちの約4%ですから日本の全体量の約0.8%となります。
パイロットが飛行機を操縦するためには、たくさんの訓練が必要です。以前は、実際の飛行機を使って訓練を行っていましたが、たくさんの燃料を使うことになるため、現在では訓練の大部分にシミュレーター(模擬飛行装置)を活用しています。その結果、訓練のための燃料使用と環境負荷を大幅に減らすことができています。

CO2の排出量が少ない飛行機はないのですか?
CO2をまったく出さない飛行機はありませんが、技術の進歩で、燃料効率はこの数十年で飛躍的に改善されています。たとえば、新型のボーイング777は、旧型の747に比べて最大で37%もCO2の排出量を減らせます。JALグループでは今後、ボーイング777をはじめ787、737-800など燃費効率がよく、CO2排出量の少ない最新型の航空機を増やしていきます。
また、同じ飛行機、エンジンでも、整備の仕方によってCO2の排出を少なくすることができます。エンジンは、使用していくうちに、空気の圧縮機(コンプレッサー)の羽(ブレード)に、小さなごみやちりが付着します。これにより圧縮率が落ち、結果的に燃料効率が低下してしまいます。そこで、JALグループでは、エンジン内部を定期的に水洗いし、エンジンの効率を回復させています。現在JALグループが保有する7割の飛行機のエンジンを6カ月毎に洗浄することで、年間5万トンを越えるCO2排出の削減に繋がっています。また、洗浄した後の排水をきちんと回収して処理するために、専用の器材を開発し、環境負荷を増やさないように努めています。

ボーイング787

ボーイング737-800


燃料をムダ使いしない飛び方は?
飛行機の飛び方は、離陸した後に上昇し、一定の高さに達すると水平に飛び(巡航)、また降下して着陸する、という動作の繰り返しです。私たちは、離陸、上昇、巡航、降下、着陸のそれぞれの段階で、燃料消費を減らす工夫、「エコフライト活動」を推進しています。たとえば巡航の際に強い向かい風に遭遇したら、高度を変えて燃料を節約します。また、飛行機は通常、天候や気流の変化、管制からの指示などにより、目的地まで直線コースで飛ぶことはありません。いろいろな制約のなかで、最適な経路を選んで燃料を節約するよう心がけています。
このように、最適な高度、経路、速度を選んで飛行することの他に、最適なタイミングでの機器操作、着陸時の逆噴射使用の削減、地上走行時の片側のエンジン停止など、安全性を損なわない範囲で、環境負荷の少ない運航に努めています。また、JALグループでは、他社に先駆けてテイラードアライバルなどの環境に優しい新運航方式を積極的に採用しています。


止まっているときの飛行機はCO2を出さないのですか?

飛行機はAPUという補助動力装置を搭載し、空港でエンジンを止めているときでも、機内の電気や冷暖房をまかなうために作動させています。しかし、これも航空燃料を使うためCO2を排出します。一方、GPUと呼ばれる地上動力装置から駐機中の飛行機に電気を供給すると、排気ガスや騒音を大幅に減らすことができます。私たちは、APUを使う機会を減らし、できるかぎりGPUを使うようにしています。
また、JALグループでは、国内では春から秋に掛けて、海外ではその国の気候に合わせて、APUによる冷房時間を減らしてCO2排出を少なくすることを目指し、お客さまにご協力お願いしながら、客室窓の日よけを下ろす取り組みを実施しています。


できるだけ機体を軽くする方法は?

JALグループでは、飛行機に搭載する機用品や燃料、飲料水などについても、幅広く軽量化の取り組みを行っています。例えば、機内サービスでは軽量食器を採用したり、スプーンやフォークを1本あたり2g軽くしたほか、エコノミークラスにアジアで初めてペットボトルワインを導入しました。お手荷物や貨物を収納するコンテナとして、ガラス繊維系新素材「ツインテックス」を採用し、1台あたり26kgの軽量化を実現しています。また、燃料の搭載量は、1,000ポンド単位から100ポンド単位での計算に変更し、適正化を図っています。さらに、客室乗務員は、自主的なエコ活動として、手荷物の軽量化を推進しています。
もしもお願いできるのであれば、お客さまにもお手荷物の軽量化にご配慮をお願いします。お客さまの「空のエコ」へのご協力をよろしくお願いします。

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