CSR 機内窓の日よけを下ろす環境取り組みに
ついて(2009年のご報告)

機内窓の日よけを下ろす環境取り組みについて(2009年のご報告)

JALグループは、2009年7月、夏季の環境取り組みとして、お客さまご協力のもと、国内線の一部の便において、駐機中に陽のあたる側の窓の日よけを下ろし、機内の温度上昇を抑える取り組みを、トライアルとして実施いたしました。ご協力、誠にありがとうございました。この程、トライアルの結果と今後の活動方針をまとめましたので、ご報告いたします。

【オーバーナイトステイ便でのトライアル】

■トライアル内容 :
2009年7月14日(火)〜24日(金)の11日間、羽田、関西、伊丹、福岡、新千歳、那覇、鹿児島の7空港におけるJAL、JTA、JEX、JAC便のオーバーナイトステイ便合計約1,100便について、前夜の機内清掃後、翌朝陽のあたる側の窓の日よけを下ろし、ご搭乗の際もそのままの状態とさせていただきました。

■環境効果 :
有効なデータの得られた約650便合計で、搭載補助エンジンによる空調時間をのべ88時間、地上空調装置による空調時間をのべ 222時間短縮することができ、結果約55トンのCO2排出量の削減につながりました。

■評価 :

1.1便あたりの空調使用の平均削減時間は、大型機で約35分、小型機で約21分という結果となり、特に大型機でこの取り組みの効果が大きいことが確認できました。

2.このようなCO2削減効果は確認できた一方で、前夜から日よけを下げていても機内温度が35℃を超える事例もあり、夏季に空調にたよらず、窓の日よけだけで快適な機内温度を長時間維持することは困難であると考えられます。また一方で、地域によっては春から秋にかけて日よけの効果が長期間継続されることが推測できます。

3.日よけを下ろしたままお休みになるお客さまも多数おいでになり、この取り組みが多くのお客さまにとってより快適な機内環境のご提供につながることもわかりました。

【エコ・ジェットにおける日中帯トライアル】

■トライアル内容 :
2009年7月21日(火)〜24日(金)の4日間、JALエコジェット日中帯便18便について、到着後、陽のあたる側の窓の日よけを下ろし、ご搭乗の際もそのままの状態とさせていただきました。また、このうち7便で、趣旨にご賛同いただけるお客さまに、窓の日よけを下ろした状態でお降りいただくようお願いしました。

■環境効果 :
対象便合計で地上空調装置による空調時間をのべ10時間短縮することができ、その結果、約725kgのCO2排出量の削減につながりました。

■評価 :

1.1便あたりの空調使用の平均削減時間は、約23分となりました。

2.お客さまにご協力をお願いした便では、陽のあたる窓側のお客さまの約9割の方々が、日よけを下ろしてご降機くださいました。
また、その便では、社員が日よけを下ろした便と比較して平均10分程度、空調時間を短縮することができており、お客さまにご協力いただいたことで、より早く日よけを下ろすことができ、それが機内温度の上昇を抑えることにつながったと言えます。

3.日中帯便は、オーバーナイトステイ便と違い、到着時に空調が効いた状態にあり、またステイ時間が短いことから、日よけによる温度上昇抑制効果が現れやすいと考えられます。

4.課題として、空港や到着スポット、時刻により、陽のあたる側が変わるため、お客さまへのご案内を含めて工夫する必要があることがわかりました。

【今後の取り組みについて】

JALグループは、小さな工夫を重ねて環境負荷を減らし、「空のエコ」を推進してまいります。
お客さまには、引き続きこの取り組みへのご協力をよろしくお願いいたします。