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環境報告書
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〜環境と社会との共生をめざして〜
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目次
「環境基本理念」および「環境行動指針」
JALグループ・環境樹
JALグループは、世界の空から、地球環境を考えています。
ご挨拶
I. JALグループと環境行動計画
├ 1. グループ内組織および推進体制
├ 2. JALグループと環境との関わり
├ 3. ISO 14001の取得
├ 4. 環境監査
├ 5. 2003年度重点項目活動実績
├ 6. 2003年度環境会計
├ 7. 地球環境活動 中・長期計画
└ 8. 2004年度重点項目活動計画
II. 環境保全活動
├ 1. 地球温暖化防止
├ 2. 廃棄物の削減とリサイクル
├ 3. 騒音対策
├ 4. グリーン購入・調達
├ 5. 化学物質の把握と管理
├ 6. 大気汚染防止・水質汚濁防止等への取り組み
└ 7. オゾン層保護への取り組み
III. 環境コミュニケーション
├ 1. お客様への環境情報発信
├ 2. グループ内の環境情報伝達と啓発
├ 3. 社外団体での活動
└ 4. 新聞での環境取り組み紹介
IV. 環境社会活動
├ 1. 環境セミナー等の開催
├ 2. 大気観測
├ 3. シベリア森林火災通報
└ 4. その他の活動
JALグループ 概要
用語集
略語集
環境年表
今後のCSR活動に向けて
├ 1. CSRへの取り組み
├ 2. コンプライアンスへの取り組み
└ 3. JALグループの社会活動
「2004年版環境報告書」発行に際して
2003年版環境報告書に対して寄せられたご意見
日本航空インターナショナルは、国土交通省の支援の下に、気象庁気象研究所、および日航財団と共同で、温室効果ガスの定常観測を行っています。1993年4月に開始されたこの観測は、現在も月2回のペースで続けられており、2004年3月末までに延べ238回の観測が実施されました。
大気観測図
▲大気観測機材B747型機
目的
地球温暖化メカニズム解明の一助とするため、オーストラリアと日本を結ぶ定期便(ボーイング747型機)に「自動大気採取装置」を取り付け、上空の空気中に含まれている温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化炭素など)の濃度を定期的に観測し、その濃度の地域的分布と時間的変化を求めます。
実施路線・高度
・ブリスベン〜成田線
・高度9,000〜13,000 メートル
気象庁気象研究所による分析結果
・
地上で発生した二酸化炭素が、大気の対流に乗って上空まで達している。
・
北半球の中緯度帯で発生する二酸化炭素濃度が、南半球に向かって移動している。
など、多くの有益な情報を得ることができました。
また、一酸化炭素は大気中に存在する他の物質と反応して、大気中のオゾン濃度を増加させる働きをもっています。その一酸化炭素の大気中における分布の解明に著しく貢献したとして、1999年に、当プロジェクトの解析担当者である気象研究所、松枝秀和主任研究官が、堀内賞を受賞しました。堀内賞は、気象学の発展のために先駆的な研究を成し遂げた研究者が日本気象学会から与えられる賞です。また、2000年には、日本航空(現日本航空インターナショナル)と日航財団が、運輸大臣表彰を受けました。
この観測結果は、温暖化メカニズム解明のために貢献できるものとして、内外から評価されています。詳細は日航財団のホームページ(
www.jal-foundation.or.jp
)をご参照下さい。
▲貨物室内に取り付けられた
自動大気採取装置
表彰一覧
受賞年
受賞名
実施団体
1995
地球環境大賞フジテレビジョン賞
日本工業新聞社
1995
日経地球環境技術賞(日航財団が受賞)
日本経済新聞社
1996
気象庁長官表彰
気象庁
1997
フライトインターナショナル社賞
フライトインターナショナル社
(航空専門誌の発行元)
1999
堀内賞
気象研究所の松枝秀和主任研究官が受賞
日本気象学会
2000
運輸大臣表彰(日航財団とともに受賞)
旧運輸省
観測ルートと観測地点
上空の二酸化炭素濃度の経年変化
●観測地点
[
拡大図
]
▲自動大気採取装置
どの緯度帯においても、二酸化炭素は着実に増加し続けています。
年に一回の季節変動が生じる理由は、夏季には地上の植物の光合成によって大気中の二酸化炭素が吸収され、冬季には植物が枯れて腐敗し二酸化炭素を放出するためです。
北半球での季節変動が顕著である理由は、南半球よりも北半球の方が陸地の割合が大きいためです。
新大気観測計画
現在観測に使用している機材が2機とも2006年頃に退役する計画となっているため、その後は後継機種により観測が継続されますが、この機会に従来の観測方式をそのまま継続するのではなく、観測区域・採取データを拡大させた新大気観測計画を立ち上げることにしました。
新大気観測計画では、「二酸化炭素自動連続測定器」を開発し、また現行の大気観測に使用されている大気採取装置「フラスコサンプリング装置」も一新いたします。
この新大気観測計画は、民間航空機による温室効果ガスのモニタリング手法に関する世界標準を目指すものです。したがって、従来の枠組みをはるかに超えた大きな計画であり、各関係省庁のご理解を得て産学官共同プロジェクトとして立ち上げることになりました。
この計画のための測器の開発および機体の改造は、文部科学省から科学技術振興調整費を得て実施いたしますが、これらの開発作業のためには、学際的な共同研究体制が必要であり、日航財団を中核機関にして、東北大学、国立環境研究所、宇宙航空研究開発機構、気象研究所、およびJALグループの(株)ジャムコが参加しています。
▲開発中の二酸化炭素自動連続測定器
計画では、2005年度末までに開発作業を終え、2006年始めには、「二酸化炭素自動連続測定器」 が5機に、また、「フラスコサンプリング装置」 が、これら5機のうちの2機に搭載される予定です。なお、「二酸化炭素自動連続測定器」 は、これらのほかに、宇宙航空研究開発機構の機体1機にも搭載される予定です。
新旧観測体制比較
項 目
現行大気観測
新大気観測
観測体制
・財団法人 日航財団
・日本航空 株式会社
・国土交通省 気象庁気象研究所月
・財団法人 日航財団
・東北大学
・独立行政法人 国立環境研究所
・独立行政法人
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
・国土交通省 気象庁 気象研究所
・株式会社 日本航空インターナショナル
・株式会社 ジャムコ
観測手法/機数
・フラスコサンプリング(12地点)/2機
・フラスコサンプリング(12地点)/2機
・CO
自動連続測定器/(5機+JAXA 1機)
観測対象物質
・CO
・CH
・CO
・CO
(連続データ)
・CH
・CO
・N
O
・H
・SF
など
東北大学の大気観測プロジェクトへの協力
日本航空ジャパンは、東北大学が1979年より実施している仙台〜福岡線の定期便機材での中高層大気サンプル採取に協力しています。2003年度も月1回の頻度で計12回実施されました。東北大学の大気観測については、同大学の下記ホームページをご参照下さい。
http://caos-a.geophys.tohoku.ac.jp/bujunkan/
▲ポンプによる大気採取作業
▲外気採取口
動画(JALTV)でご覧いただけます。
「JALグループでは定期的に航空機による大気観測を行っています。(約3:20)」
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