ページのトップです。

ページ内移動用のリンクです。

ここからヘッダ内共通リンクです。

JAL | JAPAN AIRLINES

ここから本文です。

定例記者会見 (2012年4月24日)

2012年4月24日、定例記者会見を実施いたしました。
会見での社長挨拶の概要を掲載させていただきます。


日本航空 社長
植木 義晴

本日の話題に入ります前に、まずは私から皆さまにお詫びを申し上げたいと思います。
2011年度の航空事故発生件数は目標であるゼロ件で推移をしていたところでございますが、2011年度のまさに最終日3月31日に、JAL082便が羽田空港にて着陸復行をいたしました際に、機体後方下部を滑走路面に接触するというトラブルが発生いたしました。本事例は当局より「航空事故」と認定をされました。
お客さまならびに関係者の皆さまに大変なご迷惑とご心配をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

現在も運輸安全委員会によります調査が継続されていますが、引き続き調査に全面的に協力するとともに、会社といたしましても原因を究明し、再発防止に努めてまいりたいと思っております。

また、至近に発生した不具合事例をまとめ、他部門の事例も自らのことと考え、改めてJALグループの存立基盤である「安全」に対する強い思いを再認識するため、4月11日から27日までの期間で「特別安全キャンペーン」を実施しているところでございます。

次に本日、私からは3点、1点目は「787の就航につきまして」、2点目は「日中国交正常化40周年につきまして」、そして最後に「至近の需要動向について」、ご報告させていただきます。

まず1点目、787の就航についてです。
3月25日、弊社もようやく待ちに待った787を手にすることができました。787初号機受領の際には、私もシアトルのボーイング社にまいりまして、アメリカから日本へのデリバリー便に搭乗いたしました。
実際に搭乗してみますと、787は、ボーイング社が示すスペックどおりの機体性能を持っていることが感じられ、特に機内の湿度・気圧がこれまでの航空機よりも高いということで、非常に快適なフライトでありました。ぜひ、皆さまにもその快適性をご体感いただきたいと思っております。
4月22日には、念願であった成田=ボストン線の運航を開始いたしました。成田発の初便はほぼ満席で、多くのお客さまにご搭乗いただきましたが、787が誇る快適な湿度・気圧、高い天井、大きな窓のほかにも、弊社独自の仕様である幅の広い座席、シチュエーションごとに変化するLEDの照明、航空業界では初となる「SKY MANGA」(スカイマンガ)をはじめとする多彩なエンターテイメントなど、お客さまの快適性を追求したサービスにご満足いただけたようでございます。
また、ボストン線就航記念のAIR MISDO(エアミスド)、ボストンクラムチャウダーなどの特別機内食にも高い評価をいただきました。
今回、787を導入し、その初号機を成田=ボストン線に運航させるという我々の判断は、間違っていなかったと考えております。
既存路線への787の投入につきましても、成田=デリー線は5月1日から、成田=モスクワ線と羽田=北京線は5月7日からと決定いたしました。
引き続き、787の特性をフルに生かした路線便数計画、サービス戦略を確実に実行に移してまいりたいと考えております。

次に日中国交正常化40周年への弊社の対応について、お話させていただきます。
日本航空は、1974年(昭和49年)に日本の航空会社として最初に日中間の定期便を開設しています。以来、38年に渡り日本と中国の経済・文化の懸け橋として、航空運送事業を通じて両国の友好交流のお手伝いをしてまいりました。現在は、中国の6都市、北京、上海、大連、天津、広州、香港に就航しているところです。
日中国交正常化40周年を迎え、両国間の経済・文化交流が一層促進されることが予想される本年、弊社にとっても中国線は、最重要路線であることに変わりありません。日中友好の懸け橋として、お客さまへの更なるサービス向上に努めてまいります。
具体的には、中国線限定特別メニューでの機内食の提供や、機内サービス品の一部仕様変更、40周年記念の特別旅行商品の設定などについて現在検討をしているところであり、決定次第発表をさせていただきます。

最後に、至近の需要動向について、ご説明させていただきます。
先日、ゴールデンウィーク期間中(4月27日から5月6日まで)の予約状況を発表させていただきましたが、国際線については、円高の影響もあって日本発の需要が大変好調であり、予約数が前年比 +24.0%、予約率79.4%と、たくさんのご予約をいただいております。
また国内線も、観光を主体としたお客さまの動きが活発になっており、予約数が前年比 +17.2%、予約率も60.8%となっております。
ゴールデンウィーク期間以降も夏季繁忙期に向けて、国内線・国際線とも前年を上回るご予約をいただいております。
また貨物郵便についても、堅調に推移しています。
確実な収益をあげることのできる筋肉質な体質の構築に向けて、更なる努力を積み重ねていくことが重要だと思っております。
最後になりますが、2011年度の収支につきましては、多くのお客さまが弊社便をご利用くださり、第4四半期の収入が堅調であったこと、またJALグループ社員が第3四半期までの好業績に浮かれることなく、更なるコスト削減に努力してくれたことから、通年の連結業績予想としてお示ししている営業利益1,800億円は大幅に超えるものと現在推測をしております。

私からは以上です。ありがとうございました。

Copyright © Japan Airlines. All rights reserved.

ページの終わりです。

ページのトップへ戻ります。