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定例記者会見 (2012年12月20日)


2012年12月20日、定例記者会見を実施いたしました。
会見での社長挨拶の概要を掲載させていただきます。

日本航空 社長 植木義晴

本日は年末のお忙しい中、お集まりいただき、誠にありがとうございます。本年最後の定例会見となりますが、よろしくお願いいたします。

本日の話題に入ります前に、まずは私から皆さまにお詫びを申し上げたいと思います。
2012年度の航空事故発生件数は、目標であるゼロ件で推移していたところですが、11月26日のJAL877便において成田空港から上海浦東空港への巡航中、揺れによりお客さまお一人が右足甲を骨折されたため、本事例が当局より「航空事故」と認定されました。お客さまならびに関係者の皆さまに大変なご迷惑とご心配をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。現在も運輸安全委員会による調査が継続されていますが、引き続き調査に全面的に協力するとともに、原因を究明し再発防止に努めてまいります。

本日、私からは2点、1点目は『本年のふり返りと来年の抱負について』、2点目は『国内線ファーストクラスでのJAL CAFÉ LINESグラン クリュ カフェのご提供について』、ご報告させていただきます。

まず、1点目の本年のふり返りと来年の抱負についてお話をさせていただきます。
本年2月に社長に就任し、まもなく11ヵ月が過ぎようとしています。社長就任の話をいただいた時には、「本当に私に社長が務まるのか」という思いでしたが、稲盛名誉会長から頂戴した二つの宝、すなわちJALフィロソフィと部門別採算をより深化、実践することにより、この会社を「お客さまから愛され、一番に選ばれるエアライングループにする」と決意し、まい進してまいりました。現在も、この志にいささかの揺らぎもなく、安全運航を大前提に、「いかなるリスクにも耐えうる強固な会社を作り上げていく」という気持ちに変わりはありません。

3月には、ボーイング787を受領することができました。この機体には、新生JALとしての全社員の希望が込められており、受領した際にはまさに感無量の思いでした。787の導入により、4月22日には成田-ボストン線、また、12月2日には成田-サンディエゴ線の就航を開始することができました。さらに、来年2月25日には、成田-ヘルシンキ線の新規就航が予定されています。引き続き、この787の特性を十分に生かし、日本と世界を結ぶ利便性の高いネットワークを構築してまいりたいと思います。

9月19日、私ども日本航空は、東京証券取引所市場第一部に上場をさせていただきました。皆さまのご理解、ご協力とご支援の賜物であり、改めまして心から御礼申し上げます。この株式上場は、これまでの会見でも申し上げてまいりましたとおり、弊社にとって民間企業としての再出発のスタートラインに立たせていただいたに過ぎないと理解しております。これからも、お客さまに最高のサービスをご提供し、また企業価値を高めることで社会の進歩発展に貢献できるよう、引き続き努力してまいります。

さて、来年は再建の真価が問われる1年となりますが、2点抱負としてお話をさせていただきます。

1つ目の抱負は、安全運航の堅持を大前提に、顧客満足No.1に向けた取り組みを本格化していくことです。日本の伝統・文化を大切にしながらも、革新的な発想で新しい商品・サービスを提供し続け、お客さまに本当に喜んでいただけるよう努めてまいります。

2つ目の抱負は、JALグループ中期経営計画で策定した、各年度の営業利益率10%以上、2016年度までの自己資本比率50%以上という財務目標を達成すべく、来年もしっかりと実績を出していくということです。
弊社は一度破綻して、多くの皆さまにご迷惑をおかけしました。信頼を回復するためには、最低でも5年はしっかりとした業績を出し続けなければならないと思っています。しっかりとした経営基盤を作り、皆さまへの恩返しをさせていただくためにも、引き続き各部門が収益の最大化、費用の最小化に取り組み、油断することなく、より筋肉質な経営体質となるように努力し続けたいと思います。

2点目は、国内線ファーストクラスでの究極のコーヒー “グラン クリュ カフェ”のご提供についてです。
このたび、2013年1月から2月の期間限定で、国際線ファーストクラスでご提供しておりますJAL CAFÉ LINES“グラン クリュ カフェ”を、国内線ファーストクラスでもご提供させていただくことといたしました。このコーヒーは、JALコーヒーディレクター川島良彰(かわしま・よしあき)氏が厳選した究極のコーヒーであり、お客さまから大変ご好評をいただいております。 国内線ファーストクラスをご利用のお客さまにも、国際線でしか味わえなかった特別な味わいをお試しいただければと思います。

最後になりますが、新座席を装着したボーイング777-300ER型機、「SKY SUITE 777(スカイスイートスリーセブン)」と、デザインを一新したJALグループの新制服を本日お披露目させていただきます。新座席のエコノミークラスについては、現行座席よりも足元スペースが最大約10cm拡大されています。また、新しいJALグループの制服には、どんな時でも“お客さまにやさしい気持ちで接することができる制服にしたい”というすべての社員の想いが込められています。新制服着用にあたり、お客さまに、心から喜び、感動して空の旅をお楽しみいただけるよう、これまで以上に、JALグループ社員一丸となって、おもてなしの心をこめた最高のサービスを提供してまいりますので、ぜひご期待ください。

私からは以上です。ありがとうございました。
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