本日はお忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます。
私からは2点、1点目は『新体制のスタートについて』、2点目は『ボーイング787型機の状況について』、ご報告させていただきます。
1点目は、新体制のスタートについてです。
本日開催いたしました臨時取締役会において、
2013年4月1日以降の新役員体制が決定いたしました。
これまで、3年間にわたり新生JALを率いてまいりました取締役名誉会長の稲盛が、取締役を退任し、今後は随時当社に関わるアドバイスをしていただくこととなりました。当社は、破綻により、多くの皆さまにご迷惑をおかけしました。その信頼を回復し、皆さまにご恩返しをするためには、まだまだたくさんやるべきことがあると思っております。今後は、会長の大西と私が先頭に立ち、安全運航を大前提に、これまで名誉会長の稲盛が植えつけてくれた「フィロソフィ」と「部門別採算」の2つの柱を継承し、謙虚に努力を続けてまいります。
2点目は、ボーイング787型機の状況についてです。
本年1月16日から同型機による運航見合わせが続いており、お客さま、関係の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、心よりお詫び申し上げます。ボーイング787型機のバッテリー不具合については、当社および他社事例で想定し得るすべての原因に対して再発防止策を講じた上に、さらに多重の対策が講じられていると理解しております。原因調査において、日本の関係当局、787型機を運航している本邦他社とも密に連携しながら、ボーイング社、米国関係当局に協力をしてまいりましたが、引き続き、この体制で対応してまいります。今後の運航再開については、ボーイング社のテストフライトを含む各種試験、その後の米国連邦航空局、そして本邦航空局のご判断が出たのち、当社として決定してまいります。
私からは以上です。ありがとうございました。