ページのトップです。
ここからヘッダ内共通リンクです。
ここから本文です。
2013年5月30日、定例記者会見を実施いたしました。
会見での社長挨拶の概要を掲載させていただきます。
-----------------
本日はお忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます。
まず、会見に先立ち、ボーイング787型機の運航については、多くのお客さま、関係の皆さまにたいへんご心配をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。この度万全の準備を整えた上で、国交省からの認可もいただき、6月1日の羽田=シンガポール便より、営業運航を再開いたします。
ボーイング787型機を含むすべての飛行機をお客さまに安心してご利用いただけるよう、グループ会社全社員一丸となって一便一便の安全運航を堅持してまいります。
私からは3点、1点目は『JAL東北応援プロジェクトについて』、2点目は『社会貢献に関するご報告について』、3点目は『国際線ボーイング767-300型機への新座席導入について』をご報告させていただきます。
1点目は、JAL東北応援プロジェクトについてです。
4月30日の決算会見においてご報告させていただきました社会貢献に関する具体的な取り組みとして、JALの新しい東北応援プロジェクトについてご紹介させていただきます。その前に、東日本大震災によって被災された東北地方の復興に関する当社のこれまでの取り組みについて、ごく一部ですがご紹介させていただきますので、ページ最下部をご覧ください。
JALグループは、多くの皆さまのご理解、ご協力とご支援により再出発をさせていただきました。今後もこの感謝の気持ちを忘れることなく、本業である航空輸送事業を通じてさまざまな形で社会のお役に立ちたいという思いから、今年度より企業の社会的責任であるJALグループCSRの基本方針を刷新し、JALグループらしいCSR活動を通じて、社会の進歩発展に貢献し、社会との持続的な発展の実現を目指しております。
今般、社会への感謝の気持ちの実践として、改めて被災地の今の思いに応えるべく、6月1日より新たな東北応援プロジェクト「行こう!東北へ」を立ち上げます。具体的には、「より多くのお客さまを東北へお連れする」、「社員自らが東北を訪れる」、「東北への関心をもっと高める」ことで観光振興・産業振興に貢献してまいります。また、被災された子どもたちを中心に、笑顔を届ける活動に取り組んでまいります。
プロジェクトの詳細につきましては、順次このような会見の場、もしくはJALホームページでご案内いたします。JALグループは、今後も復興に取り組む東北地方の経済活性化に寄与できるよう、社員一同努力してまいります。
2点目は、東北応援プロジェクト以外の社会貢献である、当社の地域経済活性化の取り組みについてです。
我が国の地方航空ネットワークを維持するにあたって、地域航空会社が機材を更新する際の初期課題がかねてより問題となっており、国土交通省の交通政策審議会において議論されていると認識しております。
具体的には、地域航空会社が使用する小型機は今後、順次機材の更新時期を迎えますが、現行機材の製造中止により代替機材への更新を行う必要がある中で、乗員の養成や整備体制の構築等の初期課題が生じます。地域航空会社がより円滑で効率的な機材更新を進めるという観点で、地方航空ネットワークの維持のために当社としてもどのようなご協力ができるのか、検討を始めたところでございます。今後とも、交通政策審議会の動きを注視していきながら、検討を深めてまいりたいと考えており、詳細は別途、ご説明させていただきます。
最後に、国際線の新座席導入について発表させていただきます。
現在ロンドン線、ニューヨーク線に就航しております、国際線ボーイング777-300ER型機「SKY SUITE 777(スリーセブン)」については、エコノミークラスからファーストクラスまで、全てのクラスのお客さまから大変ご好評いただいております。特にエコノミークラスについては、ロンドン線、ニューヨーク線ともに、就航以来の平均搭乗率は90%を超えており、今後、7月16日にはパリ線に、その後11月にロサンゼルス線、来年1月にシカゴ線への導入を予定しております。
「座席を新しくしてほしい」というご要望は、東南アジア線やホノルル線をご利用のお客さまからも多数いただいており、そのような路線で多く運航しております国際線ボーイング767-300ER型機についても、座席仕様を一新する準備を進めてまいりました。
この度、新座席の仕様が決定し、同型機の新座席改修に関する計画もまとまりましたので、本日発表させていただきます。プレスリリース「JAL、国際線ビジネスクラス座席のフラット化を推進」をご覧ください。
当社は2014年度中に、欧米線、ホノルル線、長距離東南アジア線のビジネスクラス座席のフラット化を推進し、お客さまの快適性の向上に努めてまいります。今後も、お客さまに「常に新鮮な感動を」との思いを込めて、"Welcome!! New Sky "をアクションスローガンに、次々と「新しい空」をお届けしてまいります。
私からは以上です。ありがとうございました。
日本航空 社長
植木 義晴
多くのJALグループ便が就航する仙台空港が津波で泥だらけとなってしまったところ、「なんとか仙台空港にJALグループの飛行機を再び」という社員の強い想いにより、全国各地から社員が集まって清掃を実施いたしました。
こうした社員の想いがようやく実り、仙台空港復興後の初便として、JALエクスプレスのボーイング737-800型機が到着した際には、多くの関係者が涙したのを忘れることができません。
JALグループでは、津波による被害から何とか立ち直られた各地への支援を継続して実施しております。たとえば、塩害などでお米を作ることができなくなってしまった農地に、「東北コットンプロジェクト」と称して、参加企業70社などと協力してコットンを栽培し、商品化する運動をしております。ここで栽培された「東北コットン」を使ったオリジナル商品を、JALマイレージバンク特典やJALショッピングにて皆さまにご提供させていただいております。
ページの終わりです。