日本航空 社長
植木 義晴
まず私から、先日発生しました、「顧客情報システムへの不正アクセスによる個人情報漏えいの可能性」についてお詫びと調査の中間報告をさせていただきます。
弊社の顧客情報システムへの不正アクセスにより、JALマイレージバンク会員のお客さまの個人情報が漏えいした可能性があることが判明をいたしました。漏えいの可能性のあるお客さま情報の件数は、最大75万件にのぼると想定しております。当社は、大切なお客さまの情報をお預かりしておりますが、このような事態となり、大変申し訳なく思っております。多くのお客さまや関係の皆さまにご迷惑やご心配をおかけしますことを、深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。
現在までに判明していることについてご報告させていただきます。
システムのスローレスポンスが発生をいたしました9月19日と22日について詳細な調査を実施し、75万件のうち、この2日間では最大約2万1千件分のお客さまの情報が外部サーバーへ送信されていることが判明しています。ただし、個々のお客さまの特定はできておりません。
一方、顧客情報システムからこの2日間にデータ抽出されたお客さまの詳細情報が、不正アクセスされたパソコン内に保存されていることを確認いたしました。しかしながら、そのうち、どのお客さまの情報が外部サーバーに送信されたのかが現時点では判明はいたしておりません。
まだ調査中ではございますが、情報漏えいの可能性のあるお客さまに対して、これから個別にご連絡をさせていただきます。引き続き、原因を含めて調査を進めてまいります。また新しい事実が判明次第、ご報告をさせていただきます。多くのお客さまや関係の皆さまにご心配をおかけし、申し訳ございません。
当面の対応としては顧客情報システムにアクセスできるすべてのパソコンに対して、外部への接続ができないような処置を講じております。また会員情報を抜き出したと思われるコマンドを特定し、そのコマンドでは会員情報が参照できないような処置を実施しており、同様のトラブルを回避できる体制を確立しております。
今後の調査結果を踏まえ、再発防止に向けて全力で取り組んでいく所存です。
私からは以上でございます。