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JALグループの平成27年3月期 第2四半期 連結業績についてご報告させていただきます。プレスリリース「
JALグループ 平成27年3月期 第2四半期 連結業績」をご覧ください。
平成27年3月期 第2四半期のグループ連結売上高につきましては、国際線の増収などにより、前年対比3.7%増の6,837億円となりました。営業費用は、グループ全社で継続して費用削減に取り組む一方、円安の影響や燃油市況の上昇などにより、前年対比4.9%増の5,909億円となりました。その結果、営業利益928億円、経常利益916億円、純利益803億円となりました。
なお、営業利益率につきましては13.6%となり、中期経営計画において目標としている年度の営業利益率10%以上を上回って推移しております。自己資本比率については、同じく目標としている50%以上を上回り、51.1%となりました。引き続き「営業利益率10%以上」「自己資本比率50%以上」という数値目標を維持してまいります。
平成27年3月期の通期連結業績予想につきましては、上期の実績や燃油市況の変化などをふまえ、計画の前提を修正いたしました。国際線旅客において、海外発および日本発ビジネス需要が好調に推移していることや、燃油市況の下落・費用削減の継続などもあり、営業利益については、当初予想から180億円増加の1,580億円とさせていただきます。
配当金についてですが、当社は株主の皆さまへの還元を経営の最重要課題の一つととらえており、将来における企業の成長と経営環境の変化に対応するための投資や、強固な財務体質構築に資する内部留保を確保しつつ、株主の皆さまへの利益還元を積極的に行うこととしております。平成27年3月期の配当金予想につきましては、業績見通しがより明らかになった段階でお知らせする予定です。
円安の進行や競争環境の激化など、取り巻く環境は大きく変化を続けていますが、こうした時こそさまざまな課題に積極果敢にチャレンジし、2014年度を増収増益に向かうターニングポイントの年にしたいと考えております。まずは2014年度の目標をしっかりと達成し、来年度以降の成長へと結びつけることができるよう、引き続き努力を重ねてまいります。
最後になりますが、当社は中期経営計画の目標として、財務目標に加え、「顧客満足No.1の達成」を掲げており、サービス産業生産性協議会の「日本版顧客満足度指数(JCSI)」において、「お客さまの再利用意向率(ロイヤルティ)」、「他者推奨意向率」の2指標でのNo.1を目指しております。今般、10月21日に2014年の結果が発表され、
国際線は両指標ともNo.1となりましたが、一方で
国内線は改善基調にあるものの、道半ばという結果です。中期計画の最終年度である2016年度までの目標達成に向け、国際線は引き続きNo.1の地位を確保し、また国内線は今後の「JAL SKY NEXT」の路線拡大をいかしながら、お客さまにご評価いただけるよう、さらに努力してまいります。
私からは以上です。ありがとうございました。