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平成16年度中間決算 |
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日本アジア航空(社長 市川 護)は、平成16年度中間決算を取り纏めました。
【概 要】
今年度上期の当社の旅客需要については、日本発が昨年のSARSの影響から脱しきれない一方、台湾発需要は好調に推移する結果となりました。昨年SARSにより特に大きな打撃を受けた日本発観光需要は、9月にはいっても02年度対比78%に止まり、回復傾向にあるとはいえ、未だ本来の状態には戻っていません。一方台湾発需要は、非常に好調に推移し、この上期は02年度対比で147%となりました。従来より当社の旅客構成は、日本発と台湾発がほぼ同数でしたが、この上期は台湾発旅客が60%を越え、旅客収入を支えました。結果、上期の旅客収入は前年度対比193%(02年度対比99%)の約190億円となりました。
また、当社の貨物需要は、旅客とは反対に日本発が好調でした。日本発は半導体・液晶製造装置、一般混載ともに需要が旺盛で、当社実績は約16,000トン前年対比135%となりました。台湾発は一般混載は堅調で当社はシェアを伸ばしましたが、総需要の約4割当社需要の約5割を占める生鮮貨物が鰻マグロともに低迷しました。これにより全体で約17,000トン前年対比93%に留まりました。貨物収入全体では、前年対比131%の約52億円となりました。
この2科目に付帯事業収入などを加えた営業収入全体では、前年度比164%(02年度対比95%)の約279億円となりました。
営業費用については、燃油費の大幅な値上がりもあり、前年度比135%(02年度対比101%)の約268億円となりました。
この結果、営業利益は約10億円、経常利益は約11億円となりました。 |
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平成16年度及び15年度中間決算比較 |
(単位:百万円) |
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科目 |
前年度 |
本年度 |
差異 |
経 常 損 益 の 部 |
営業損益の部 |
営業収益合計
航空運送収益 |
17,039
17,039 |
27,902
27,902 |
10,862
10,862 |
営業費用合計
航空運送費
一般管理費等 |
19,885
15,091
4,794 |
26,856
20,682
6,173 |
6,970
5,591
1,378 |
営業利益または損失(−) |
-2,846 |
1,046 |
3,892 |
営業外損益の部 |
営業外収益 |
105 |
121 |
15 |
営業外費用 |
228 |
18 |
-209 |
経常利益または損失(−) |
-2,969 |
1,148 |
4,117 |
特別損益の部 |
特別利益
特別損失 |
90
282 |
65
232 |
-25
-50 |
税引前中間純利益または損失(−) |
-3,161 |
981 |
4,142 |
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(注)決算値は百万円未満切捨て表示 |
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平成16年度上半期営業実績 |
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平成15年度 (上期) |
平成16年度 (上期) |
比率・差 (%,P) |
有償飛行時間(時間) |
6,169 |
9,029 |
146.4 |
有償旅客数(人) |
324,117 |
726,878 |
224.3 |
有償旅客キロ(千) |
641,928 |
1,320,936 |
205.8 |
有効座席キロ(千) |
1,252,022 |
1,832,504 |
146.4 |
座席利用率(%) |
51.3 |
72.1 |
20.8P |
有償屯キロ(千) |
129,808 |
202,694 |
156.1 |
有効屯キロ(千) |
215,030 |
295,024 |
137.2 |
重量利用率(%) |
60.4 |
68.7 |
8.3P |
有償貨物屯キロ(千) |
68,981 |
79,261 |
114.9 |
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(注1)本表には、自社機並びに賃借機等のすべての実績を含む。
(注2)座席利用率・重量利用率の比率欄には、差(P)を表示した。 |
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以 上 |
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