[広報ニュース] 2004年11月5日[04004]
平成16年度中間決算
日本アジア航空(社長 市川 護)は、平成16年度中間決算を取り纏めました。

【概 要】
今年度上期の当社の旅客需要については、日本発が昨年のSARSの影響から脱しきれない一方、台湾発需要は好調に推移する結果となりました。昨年SARSにより特に大きな打撃を受けた日本発観光需要は、9月にはいっても02年度対比78%に止まり、回復傾向にあるとはいえ、未だ本来の状態には戻っていません。一方台湾発需要は、非常に好調に推移し、この上期は02年度対比で147%となりました。従来より当社の旅客構成は、日本発と台湾発がほぼ同数でしたが、この上期は台湾発旅客が60%を越え、旅客収入を支えました。結果、上期の旅客収入は前年度対比193%(02年度対比99%)の約190億円となりました。
また、当社の貨物需要は、旅客とは反対に日本発が好調でした。日本発は半導体・液晶製造装置、一般混載ともに需要が旺盛で、当社実績は約16,000トン前年対比135%となりました。台湾発は一般混載は堅調で当社はシェアを伸ばしましたが、総需要の約4割当社需要の約5割を占める生鮮貨物が鰻マグロともに低迷しました。これにより全体で約17,000トン前年対比93%に留まりました。貨物収入全体では、前年対比131%の約52億円となりました。 この2科目に付帯事業収入などを加えた営業収入全体では、前年度比164%(02年度対比95%)の約279億円となりました。
営業費用については、燃油費の大幅な値上がりもあり、前年度比135%(02年度対比101%)の約268億円となりました。
この結果、営業利益は約10億円、経常利益は約11億円となりました。
平成16年度及び15年度中間決算比較
(単位:百万円)
科目 前年度 本年度 差異





営業損益の部 営業収益合計
 航空運送収益
17,039
17,039
27,902
27,902
10,862
10,862
営業費用合計
 航空運送費
 一般管理費等
19,885
15,091
4,794
26,856
20,682
6,173
6,970
5,591
1,378
営業利益または損失(−) -2,846 1,046 3,892
営業外損益の部 営業外収益 105 121 15
営業外費用 228 18 -209
経常利益または損失(−) -2,969 1,148 4,117
特別損益の部 特別利益
特別損失
90
282
65
232
-25
-50
税引前中間純利益または損失(−) -3,161 981 4,142
(注)決算値は百万円未満切捨て表示
平成16年度上半期営業実績
  平成15年度
(上期)
平成16年度
(上期)
比率・差
(%,P)
 有償飛行時間(時間) 6,169 9,029 146.4
 有償旅客数(人) 324,117 726,878 224.3
 有償旅客キロ(千) 641,928 1,320,936 205.8
 有効座席キロ(千) 1,252,022 1,832,504 146.4
 座席利用率(%) 51.3 72.1 20.8P
 有償屯キロ(千) 129,808 202,694 156.1
 有効屯キロ(千) 215,030 295,024 137.2
 重量利用率(%) 60.4 68.7 8.3P
 有償貨物屯キロ(千) 68,981 79,261 114.9
(注1)本表には、自社機並びに賃借機等のすべての実績を含む。 (注2)座席利用率・重量利用率の比率欄には、差(P)を表示した。
以 上
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