日本航空システムは、本日、平成15年3月期の日本航空(JAL)連結中間決算(平成14年4月1日〜9月30日)及び日本エアシステム(JAS)連結中間決算(平成14年4月1日〜9月30日)を取りまとめました。またJALグループの平成15年3月期の業績見通しについて、取りまとめました。
概略は以下の通りです。
1.JAL連結中間決算
(単位:億円) |
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14年度
中間期 |
13年度
中間期 |
前年比 |
営業収益 |
8,581 |
8,712 |
98.5% |
(内、国際旅客)
(内、国内旅客)
(内、国際貨物)
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(3,435)
(1,672)
(733)
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(3,545)
(1,687)
(648)
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96.9%
99.1%
113.2% |
営業費用 |
8,296 |
8,323 |
99.7% |
(内、燃油費) |
(817) |
(928) |
88.6% |
営業利益 |
285 |
389 |
73.3% |
経常利益 |
375 |
238 |
157.4% |
税金等調整前中間純利益 |
349 |
217 |
160.5% |
中間純利益 |
336 |
163 |
205.4% |
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- 国際旅客は景気低迷、米国テロ事件の影響などで減収となりました。国内旅客は単価下落により減収となりました。国際貨物は日本発マーケットの堅調な推移により、大幅増収となりました。
- 燃油費や販売手数料等の減少により費用はやや減少しました。燃油費の単価は想定25米ドル(シンガポールケロシン、米ドル/バレル)に対し、市況は27.5米ドルでした。前年との比較では搭載量(98%)、単価(30.0米ドル→27.5米ドル)ともに下回り、約100億円減少しました。
- 営業外収益には約252億円の機材関連報奨額が含まれております。
- 平均の米ドル円為替レートは前年同期122.8円に対して、124.5円でした。為替による営業収支(航空セグメント)への影響額は約▲9億円でした。
2.JAS連結中間決算
(単位:億円) |
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14年度
中間期 |
13年度
中間期 |
前年比 |
営業収益 |
2,074 |
2,220 |
93.4% |
(内、国際旅客)
(内、国内旅客)
|
(85)
(1,630)
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(109)
(1,711)
|
78.2%
95.3% |
営業費用 |
2,010 |
2,083 |
96.5% |
(内、燃油費) |
(301) |
(314) |
95.8% |
営業利益 |
64 |
137 |
46.8% |
経常利益 |
63 |
94 |
67.9% |
税金等調整前中間純利益 |
50 |
92 |
54.6% |
中間純利益 |
34 |
48 |
69.9% |
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- 国際旅客は効率的な事業運営を目指し、関空発着路線を運休し、すべての路線を成田に集約しましたが、ワールドカップ期間を中心に、景気低迷、米国テロ事件の影響などで減収となりました。国内旅客は景気後退が顕在化する中で、積極的に需要喚起策を行いましたが単価下落により減収となりました。
- 米国テロによる保安関係費用等の増加がありましたが、グループあげてのコスト削減努力が効を奏し、前期比3.5%減と費用はやや減少しました。
- 営業外収益には約41億円の機材関連報奨額が含まれています。
3.JALグループの平成15年3月期の業績予想
(単位:億円) |
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連結売上高 |
連結営業利益 |
連結経常利益 |
連結当期純利益 |
通期 |
20,900 |
170 |
240 |
240 |
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- 米ドル円為替レートを122円、航空燃油費につきましてはシンガポール・ケロシンの市場価格を1バレルあたり30.5米ドルと想定しております。
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