2003年1月24日
第02040号

JALグループ、2003年度の路線便数・機材計画を決定!
〜質・量ともに世界のトップクラスの航空会社グループを目指して〜


 JALグループはこの度、2003年度の路線便数計画及び機材計画を決定しました。

 JALグループは2002年10月のJAL、JAS経営統合以来、「質・量ともに世界のトップクラスの航空会社グループ」を目指し、その統合効果を全てのステークホルダーへ還元するよう取り組んできました。2003年度は2004年4月の事業別再編につなぐ1年となりますが、JALグループは事業の基盤である安全運航を維持しつつ、更なる収入の極大化とコストの低減化を図って参ります。また、グループ全体の機材など生産資源を最大限有効に活用し、効率的な事業運営を更に推し進めます。

 供給前年比は以下の通りとなります。

  国内線 国際線 国内線+国際線 貨物
供給対前年比 102% 101% 101% 103%
国内線、国際線は有効座席キロベース、貨物は有効トンキロベース
運航機材等、実行時に変更がある場合は変わる可能性があります。

 国内線、国際線、貨物それぞれの路線便数計画及び機材計画の概要は以下のとおりです。なお、当計画は関係官庁の許認可取得を受けて実施致します。
 

【国内線】
 国内線は「日本最大の航空ネットワーク」(*)をさらに拡大します。路線特性を踏まえた上で、グループ全体の機材など生産資源を最大限に有効活用します。お客様に分かりやすいネットワークを作るため、主たる幹線はJAL便に統一し、地方路線はJAS便を中心として拡大を行います。これまで、JAL、JASで重複していた発着時刻をお客様のご利用し易いスケジュールに調整し、羽田=札幌線は1日21往復、羽田=福岡線は1日20往復、羽田=伊丹線は1日15往復と、日本最大級の輸送力を提供致します。
*・・2003年1月当社調べ

  1. グループ全体の航空機を路線規模に応じて投入します。高需要路線ではB747を中心とした大型機を集中的に投入し、安定的な座席供給を確保します。また、JAL、JASで重複していた路線では競争力のある便数を維持しつつ、どちらか一方が運営することとし、機材運用の効率化を図ります。
  2. 幹線ではこれまでJAL、JASで重複していた発着時刻を整理し、極力ご利用し易く分かりやすい出発時刻を目指します。羽田=札幌線、羽田=福岡線では朝夕30分間隔、昼間帯は1時間間隔のダイヤとし、お客様の利便性向上を図ります。
  3. 航空機の稼動を向上させることで、新路線の開設や地方路線の拡充を行う等、ネットワークの充実を図ります。
新規開設路線
路線 運航 機材 便数 開設時期
羽田=山形 JAS MD 1日1往復 2003.4
伊丹=女満別 JAS MD 1日1往復 2003.4
札幌=新潟 JAS MD 1日1往復 2003.4
福岡=新潟 JAS MD 1日1往復 2003.4

主な変更路線
路線 2003.3 2003.4
運航会社 便数
(往復/日)
運航会社 便数
(往復/日)
羽田=札幌 JAL、JAS 24 JAL* 21
羽田=伊丹 JAL、JAS 14 JAL* 15
羽田=関西 JAL、JAS 7 JAL* 7
羽田=福岡 JAL、JAS 23 JAL* 20
羽田=沖縄 JAL、JAS、JTA 13 JAL、JTA 11
羽田=旭川 JAS 4 JAS 5
羽田=函館 JAL 3 JAL 4
羽田=秋田 JAL 3 JAS 4
羽田=小松 JAL、JAS 6 JAL 6
羽田=広島 JAL、JAS 9 JAS 9
羽田=高知 JAL、JAS 4 JAS 4
羽田=松山 JAL 3 JAL 4
羽田=大分 JAL、JAS 6 JAS 6
羽田=長崎 JAL、JAS 7 JAS 6
羽田=熊本 JAL、JAS 8 JAS 7
羽田=宮崎 JAL、JAS 3 JAS 4
羽田=鹿児島 JAL、JAS 8 JAS 7
*一部の便をJAS機材・乗員で運航します。

(伊丹発着便)
路線 2003.3 2003.4
運航会社 便数
(往復/日)
運航会社 便数
(往復/日)
伊丹=札幌 JAL、JAS、J-AIR 7 JAL 5(注1)
伊丹=福岡 JAL、JAS 4 JAL 4
伊丹=沖縄 JAL、JAS 2 JAL 3
伊丹=山形 JAS 2 J-AIR 3(注2)
伊丹=仙台 JAS、JEX 5 JEX 5
伊丹=松本 JAS 1 JAC 1
伊丹=松山 JAS、JAC 4 JEX、JAC 4
伊丹=大分 JEX 1 JEX 2
伊丹=長崎 JAS、JEX 3 JAS 3
伊丹=熊本 JAS、JEX 4 JAS 4
伊丹=宮崎 JAS、JEX 3 JAS 3
伊丹=鹿児島 JAS、JEX、JAC 6 JAS、JAC 6
注1・・・6月よりJAL、J-AIR運航により6往復/日となります。
注2・・・6月より4往復/日となります。


(その他発着便)
札幌=仙台 JEX 2 JEX 4
名古屋=札幌 JAL、JAS 6 JAL 7
名古屋=福岡 JAL 4 JAL 5
名古屋=鹿児島 JEX 2 JAS 3
福岡=札幌 JAL、JAS 3 JAS** 3
福岡=仙台 JAS 4 JAS 3
福岡=沖縄 JAL、JTA 4 JAL、JTA 5
**一部の便をJAL機材・乗員で運航します。
 

【国際線】
 国際線は特に中国線にて積極的な路線展開を図り、旺盛な需要に対応します。
また、JAS中国線のJALコードシェア運航を継続します。

主な変更点(JAL,JAS,JAA,JALウェイズ)

  1. 欧州線
    路線   主な変更点 時期
    東京=ロンドン 増便 1便増便し、週13便とします。 5月以降
    東京=ミラノ 減便 1便減便し、週4便とします。 4月以降
  2. 東南アジア線
    路線   主な変更点 時期
    福岡=沖縄=香港 経路変更 週2便を福岡=香港に経路変更します。 4月以降
    名古屋=マニラ 時間変更 名古屋発を午後発から午前発に変更します。
    マニラ発を午前発から午後発に変更します。
    4月以降
    東京=ハノイ 増便 1便増便し、週3便とします。 4月以降
  3. 中国線
    路線   主な変更点 時期
    東京=上海   JAL・JASあわせて週21便を継続します。  
    名古屋=北京 増便 2便増便し、週5便とします。 4月以降
    福岡=上海 増便 2便増便し、週7便(デイリー)とします。 4月以降
    東京=青島 減便 1便減便し、週3便とします。 4月以降
    名古屋=天津 増便 1便増便し、週2便とします。 4月以降
    大阪=広州 運航再開 週2便で再開します(8〜10月は週3便とします)。 4月以降
    東京=昆明 運休 週2便を運休します。(大阪発着に変更) 4月以降
    大阪=昆明 運航再開 週2便で再開します。 4月以降
  4. 韓国線
    路線   主な変更点 時期
    東京=ソウル 減便 JAS運航便14便を運休し、JAL週21便を継続します。 3月30日より
    名古屋=釜山 増便 1便増便し、週4便とします。 4月以降
  5. グアム線(JALウェイズ)
    路線   主な変更点 時期
    名古屋=グアム 時間変更 名古屋発を午前発から午後発に変更します。 4月以降
  6. 台湾線(JAA)
    路線   主な変更点 時期
    東京=台北 増便 1便増便し、週24便とします。 4月以降
    大阪=台北 減便
    機材変更
    機材大型化の上7便減便し、週14便とします。 4月以降
    台北=香港 減便
    機材変更
    機材大型化の上1便減便し、週6便とします。 4月以降

【貨物】
 貨物便は中国線の更なる拡大を図り、4月より東京=アモイ線を週1便にて開設します。また、東京=パリ線週1便をアムステルダムに途中寄港させることにより、アムステルダム線を週2便から週3便へと変更します。

【機材計画】
 2003年度は、16機の退役と14機の導入を計画し、2002年度末対比2機減のグループ279機体制となります。

退役 B747 1機、 MD11 3機、 DC10 5機、 A300 3機、
JS31 1機、 YS11 3機
導入 B777 6機(B777-200ER 3機を含む)、
B767  4機(B767-300ER 4機)、 CRJ200 2機、
Dash-8 Q400 2機

 JALグループは2003年度、総力をあげ「質・量ともに世界のトップクラスの航空会社グループ」を目指していきます。日本の空はぜひJALグループにお任せください!



以  上