日本エアシステムニュース 平成12年4月28日 |
平成12年度路線便数計画(概要)について |
日本エアシステムでは、羽田発着枠増等に対応した「平成12年度路線便数計画(概要)」を策定いたしました。詳細については、下記のとおりです。 |
記 |
平成12年度 路線便数計画(概要) | |
1.路線便数計画 | |
<国内線について> | |
平成12年度は、路線ネットワークの充実の観点に留意しつつ、需要動向、同業他社や他交通機関との競合状況に応じた増便、運休、減便を柔軟かつ機動的に計画することで、事業全体の収支改善を図ることとしています。 また、JASグループ全体としても必要な路線ネットワークの維持・充実を行い、利用者の利便向上に努めるとともに営業競争力の強化を図ります。 |
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(1)羽田増便路線 |
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7月に増加する羽田発着枠に伴う増便は以下の点を中心に計画します。 | |
1) | 少便数路線の増便 少便数のため、利便性を欠き需要が開拓されていない路線を増便することで、当該地域と首都圏との経済的、人的な繋がりの強化に寄与します。 ・南紀白浜線(3便化) ・北九州線(3便化) |
2) | 地方空港でのナイトステイ実施による利便性の向上 地方から東京への日帰りが容易となるような増便や運航時間帯の変更を行い、地方在住の方々の利便の向上を図ります。 ・高知線(3便化) 高知発 8時台 東京発 18時台 ・宮崎線(3便化) 宮崎発 8時台 東京発 18時台 ・小松線(4便化) 小松発 8時 東京発 20時 |
3) | 増便による競争力強化 他社より便数が少ないため競争力が劣っている路線の増便を行うことで営業力の強化を図ります。 ・鹿児島線(4便化) ・広島線(4便化) |
4) | 東京〜大阪間の利便性の向上 東京〜伊丹線、関西線をそれぞれ1便増便し、伊丹線:6便化、関西線:2便+週1便とします。 |
(2)その他路線 |
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1) | 季節運航便として高需要期に地方間を結ぶ路線を運航し、ネットワークの充実を図ります。 仙台〜女満別/釧路、新潟〜旭川/女満別線 等 |
2) | B777を東京〜熊本線へ新たに投入し、サービスの向上に努めます。 |
3) | 名古屋〜高知、福岡〜高知線を関連会社の日本エアコミューターに移管することでグループの収益性の改善を図ります。 |
4) | 需要が低迷している関西〜旭川、新潟線等を運休します。 |
<国際線について> |
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国際線においては、一時期の経済不況から回復しつつあるアジア圏の中でも需要が見込め、収益性の高い既存のソウル・中国路線を中心とした日帰り路線の拡充を中心に計画します。 | |
(1) | 夏期ダイヤ(3月26日から)より、関西〜ソウル線の開設(週6便)および冬期運休していた成田〜西安線(週2便)、関西〜西安線(週3便)を再開します。また、関西 〜広州線を週1便増便し週5便とします。 |
(2) | 現行の日本航空とのコードシェア(成田〜ソウル線)に加え、KLMオランダ航 空と成田〜アムステルダム線で週1便コードシェアを行います。また、他の航空会社とのコードシェアについても積極的に検討を行います。 |
2.事業規模(座席キロ推移) |
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以上の路線便数計画により、 国内線計 対前年比101.3%を計画します。 国際線計 対前年比91.3%を計画します。 合 計 対前年比100.8%を計画します。 |
以 上 |