日本エアシステムニュース


平成10年12月15日
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日本エアシステム オリジナル車椅子
エアポートトランスファーの導入について


 日本エアシステムでは、高齢者やお体の不自由なお客様に、より快適な空の旅をご提供するため、空港にJASオリジナルの新型車椅子AT(エイティー:Airport Transfer)を配備いたします。
 この車椅子は、介護製品の開発に技術的・メンタル面で定評のあるメーカー(株)Handi Network Internationalの春山満社長が、自ら身体障害者である経験をもとに考案し、JASと共同で開発いたしました。クッションの材質や形状にこだわり、座り心地を大幅に改善したほか、機内への乗り込みを考慮し、車輪の幅が簡単に伸縮できるよう工夫されています。さらに、病院で使用されているような痛々しくまた冷たい金属感の従来型の車椅子に替えて、明るいカラーリングとデザインを採用致しました。車椅子は年間約25,000人の方にご利用いただいておりますが、この新型車椅子の配備を機に、間近に迫った高齢化社会に向けて「介助が必要な高齢者とその家族に、忘れていた旅を思い出していただくこと」ができるよう、より一層サービスを充実させていきます。
 当社では、女性に優しい「フローラルルーム」、お子さま連れに優しい「天使のお出かけサービス」、お年寄りのお客様でだけでも安心してご搭乗いただける「楽らくVIP」等「人にやさしい」サービスの充実に努めてまいりました。また、今年7月15日より「GOOD SPEED ALWAYS〜いつもあなたにいい旅を」を基本コンセプトとして、各種サービスの向上に努めており、今回のAT導入もその一環です。
 なお、ATの概要は下記のとおりです。



 1.配備空港・台数
 東京・千歳・大阪(伊丹)・福岡空港 各10台(東京のみ20台)
 2.配備時期
 平成10年12月18日(金)
 3.ATの特徴
(1)ワンタッチで車輪幅が伸縮可能な世界初の車軸機構(特許申請中)を採用し広いロビー内での安定走行と機内での小回り自在性を可能とした機能的構造(従来はその都度車輪着脱方式)
(2)人体構造学的に研究し開発され、従来の車椅子に比べて痛くない、ずれない安定感のあるシート(モールド構造によるフィット感と乗り心地の向上)
(3)痛々しい病院内のイメージと冷たい金属感を払拭し、きっと楽しい旅を予感させる高級感あふれるデザインと明るくトレンディーなカラーリング(南欧風のカラー)
(4)可動収納式のアームレスト
 4.今後の導入計画
 来年度(平成11年度)中に、全空港に配備予定
 5.出発待合室に優先席を新設
 AT導入に併せて、出発待合室に、お子様連れ、妊婦、ビップチャイルド(お子様一人旅)、負傷者等のお客様の優先席の新設を予定しております。

以上

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