1. |
発生日時 |
2005年5月15日 朝 (日本時間) |
2. |
発生場所 |
成田国際空港進入時および着陸時 |
3. |
便名・区間 |
JL726便 ジャカルタ−成田 |
4. |
使用航空機 |
B777-200型機 (JA703J) |
5. |
搭乗者数 |
乗客288名 運航乗務員2名 客室乗務員10名 総搭乗者数300名 |
6. |
事例概要
当該便において、備品収納用ハーフカート(2台)を後方調理室内にて未収納、ならびに機内食トレイ(約70名様分)を回収できない状態で着陸するという事態が発生しました。
成田へ着陸態勢に入った際、機長が客室乗務員よりエコノミークラスのサービスが終了していないという報告を受けたため、着陸準備が間に合わないと判断し、着陸のやり直しを実施しました。
その後、再度着陸態勢に入るまでの段階において、機内食トレイを一部回収するとともに着陸前の安全確認を実施しましたが、着陸までに時間がなかったことから、客室乗務員の判断でお客さまへ未回収のトレイを座席下に置いて頂くようご案内し、客室乗務員が後方調理室の乗務員用座席にシートベルトをした上で着席し、2台の備品収納用ハーフカートにストッパーを掛け固定し、手で保持したまま着陸いたしました。 |
7. |
再発防止のための対策
(1) |
当該便全客室乗務員を当面乗務から外し、再教育プログラムを実施いたします。 |
(2) |
全運航乗務員、全客室乗務員へ事例周知を実施するとともに、運航乗務員と客室乗務員間のコミュニケーションを綿密に行い機内の情報を的確に把握した上でより一層の安全運航の確保を図るよう注意喚起を行いました。 |
(3) |
当面の間、本事例が発生した当該路線に管理職客室乗務員を追加で乗務させ、安全および業務実施状況の確認を行います。 |
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