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JAL | JAPAN AIRLINES

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業績発表について (2012年8月2日)

2012年8月2日、平成25年3月期 第1四半期連結業績の概況を発表いたしました。
発表にあたっての名誉会長、社長挨拶の概要を掲載させていただきます。

日本航空 社長
植木 義晴

本日は、平成25年3月期 第1四半期のJALグループ連結業績について、ご報告をさせていただきますが、その前に、JALグループの安全に関する取り組みにつきまして、少しお話させていただきます。

言うまでもなく、安全運航はJALグループの存立基盤であり、社会的責務です。
私は、8月12日に、社長として初めて御巣鷹の尾根に慰霊登山にまいり、520の御霊に「安全運航の堅持」、これをお誓いするつもりです。JALグループでは、事故後に入社した社員が約9割を占めるようになりましたが、若い世代も、安全運航を心に誓い、日頃から羽田の安全啓発センターの見学、また御巣鷹の尾根への慰霊登山などを行ってくれています。

現在、JALグループ全職場で実施をしております夏期安全キャンペーンによる意識づけもあり、今年4月から7月までの間、JALグループにおける航空事故は0件、重大インシデントは1件という状況となっております。これは、再生に向けて安全の砦を守り抜こうというグループ社員一人一人の高い安全意識、頑張りの成果であると考えております。

私たちは、「二度と事故を起こしてはならない」、「安全のためには、いかなる妥協や言い訳も通用しない」といった強い思いをしっかりと胸に刻み、引き続き、高い安全意識を維持し、基本に忠実に作業を実施し、安全運航の堅持に努めてまいります。


では、平成25年3月期 第1四半期 連結業績を発表させていただきます。
プレスリリース「JALグループ 平成25年3月期 第1四半期 連結業績の概況」をご覧ください。

平成25年3月期 第1四半期のグループ連結売上高は2,867億円、営業費用はコスト削減が功を奏しまして、2,553億円に抑えられました。結果、営業利益314億円、経常利益が307億円、当期純利益は、269億円となりました。

平成25年3月期の連結業績予想は、5月に発表させていただきました数字から修正はなく、売上高 1兆2,200億円、営業利益 1,500億円、経常利益 1,400億円、当期純利益 1,300億円、とさせていただきます。

第1四半期においては、柔軟な需給適合を図りつつ、収益性の維持向上に努めてまいりました。国際線では、ボーイング787での新規路線開設など商品力・収益性の向上を図り、国内線では、需要が見込まれる路線の開設・増便・機材大型化により、ネットワークの拡充に努めてまいりました。貨物部門においては、国際線で欧州の景気悪化などによって総需要が低迷する中、旅客便の貨物室を最大限に活用することで収入の極大化を図りました。また、安全運航の堅持を大前提とした上で、部門別採算制度による採算意識の徹底を図り、さらなる経営の効率化に取り組みました。結果、第1四半期においても相当額の利益を確保することができ、確実に収益をあげられる経営体質になってきたと実感しております。

私からの業績概況の報告は以上です。ありがとうございました。





日本航空 名誉会長
稲盛 和夫

只今、ご説明させていただきましたとおり、今年度も順調にスタートを切ることができました。
弊社の経営破綻に伴い、ご支援いただきました多くの関係者の皆さま、そして日本航空をご愛顧いただいているすべてのお客さまに、心から感謝を申し上げます。

私が日本航空の会長に就任した当初は、連日のように「JALの再建は無理」、また「二次破綻は必至」と報道されておりました。世間の皆さまの見方も、「JALは変われない、社員の意識も変わらない」というものでした。

私は、日本航空の再生を託され、皆さまのご期待・ご支援に応えようと、懸命に努力してまいりました。

不採算路線からの撤退、人員数・人件費単価の削減、企業年金制度の改定、グループ会社数の大幅縮小など、今まで、どこもやっていないような厳しいリストラを、心を鬼にして、推し進めてまいりましたが、グループ社員のみんなも、決して「破綻」という事実から逃げようとせず、正面から向き合い、涙をのんでリストラの推進に協力してくれました。

さらに、企業としての根幹をなす企業理念の再構築、「JALフィロソフィ」の制定、部門別採算制度の導入等により、自ら組織を引っ張っていける「リーダーの育成」、「経営数字に対する意識の植え付け」、「会社としての一体感の醸成」、そして「お客さま視点の徹底」に取り組んでまいりました。その結果、全社員に仲間意識が生まれ、経営者意識も芽生え、職場に活気が出て、お客さまからお褒めのコメントをいただくことも増えてきました。

大変厳しい環境の中、苦労を惜しまず、経費削減や効率化のために、創意工夫を凝らしながら、必死に努力を続けてくれる健気な社員たちを私は誇りに思っています。

こうした社員の「たゆまぬ努力」のおかげで、弊社は、再上場という形で企業再生支援機構にご出資いただいた3,500億円にプラスアルファをつけて国庫にお返しできるところまで来ております。

弊社としては、できる限り早期に真の民間企業として再出発を果たすことが、ご支援をいただきました関係者の皆さま、さらには利用者である国民の皆さまへの責務であると考えています。

日本航空は、まだ再建途上であり、お客さまへのサービスなど、さらに改善すべき余地はたくさん残っています。

これからも決して慢心することなく、グループ全社員が努力を重ね、お客さまから愛され、そして国民の皆さまからも「支援してよかった」と言われる会社にしていきたいと思います。

私からは以上です。ありがとうございました。
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