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プレスリリース


 1997年10月31日
 第97056 号

日航月報(1997年10月)


 

 

1.JALトピックス

2.9月輸送概況

 (付表:国際線、国内線輸送実績)

3.9月運航概況

4.旅客・貨物輸送実績推移

5.1997年度上期輸送概況

6.1997年度上期運航概況

7.月次日誌(9月26日〜10月30日)

 

−1−

1.JALトピックス

1.ファーストクラスシートJALスカイスリーパー導入を発表 10月9日】

国際線競争力強化の一環で、米大陸/欧州線のB747-400型機のファーストクラスシートのリクライニングについて、フルフラットに変更することを決定し「JALスカイスリーパー」と名付けこれを導入する事といたしました。

ファーストクラスについてシートリクライニング角度を従来の60°からフルフラットに変更すると共に、シート後方に隣席/後席からのプライバシーを守るためのパーティションを設けます。更には、シートピッチを従来より22インチ(56cm)広げ83インチ(2.1m)と致しました。また、お休みいただく際の枕についても、より感触のよい大型のものに変更を行うと共に、掛け布団も、従来の毛布から羽毛を用いたものに変更いたします。

尚、新ファーストクラス「JALスカイスリーパー」の装備された機体は11月上旬の成田=ニューヨーク線から順次投入され、年内には成田発着の米大陸/欧州路線、来年3月には関西発着の米大陸/欧州路線への投入が完了する予定です。

 

2.ベトナム航空との関空=ホーチミンシティ線コードシェア便の増便を発表 1013日】

ベトナム航空との間で関西=ホーチミンシティ(ベトナム)線において実施しているコードシェア便*運航による協力関係について、以下の通り拡大することで合意し、1026日から実施致しました。

)対象便の拡大:両社の運航便(それぞれ週4往復)の内、それぞれの関空発3片道、ホーチミンシティ発1片道のみを対象にコードシェアしておりましたが、今後、全便を対象にコードシェア便として運航致します。

)対象座席の拡大:コードシェア便の対象座席(相手会社に提供する座席)を、これまでのエコノミークラスのみから、エコノミークラス及びエグゼクティブクラスに拡大します。

)客室乗務員の相互乗務の開始:双方の客室乗務員を相手会社の便に搭乗させ、コードシェア便に搭乗する日本人(又はベトナム人)へのサービス向上に努めます。

*コードシェア便:自社便の座席の一部を、相手会社に提供して運航する共同運航便と相手会社便の座席の一部の提供を受けて運航する共同運送便の総称。

 

3.年末年始以降の営業割引運賃の追加設定を発表 1021日】

日本航空は、1226日以降の営業割引運賃の追加設定について運輸省に届け出ました。

[概要]

T.届出日 :19971020日(月)

U.設定期間:19971226日〜1998331

V.内容

(1)年末年始シルバ-割引運賃(昨年も設定)

@設定期間・便:1226日〜1月1日の東京・大阪・名古屋発便を除く全便

1月2日〜1月5日の東京・大阪・名古屋着便を除く全便

(但し、東京=大阪線には設定致しません。)

 

 

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A割引率 :ピーク期 大人普通運賃の35%割引

Bご利用条件 :65歳以上、前日までの予約・発券。発券後予約変更不可。

(2)受験生割引運賃(昨年も設定)

@設定期間・便:116日〜315日の全便

A割引率 :通常期・オフ期 大人普通運賃の35%割引

(3)特売りきっぷ

@設定期間・便:昨年度のピ-ク期は、「早朝きっぷ」のみを設定していましたが、今年度は、「特売りきっぷ」として対象便を拡大して設定いたします。

対象便、運賃額等については、別紙をご参照下さい。

W.その他

各運賃とも適用されるお席には限りがございます。

 

4.「JALバービーすてきなスチュワーデス」の発売を発表 1029日】

125日より、12月の機内特別販売品として「JALバービーすてきなスチュワーデス」を、国内線23路線の機内にて限定販売します。

この「JALバービーすてきなスチュワーデス」は、制服をはじめとしてエプロンやスカーフ等の小物に至るまで、全てが本物のスチュワーデスと同じデザインであることはもちろん、機内サービスには欠かせない車輪付きのカートからポット、食器等様々な付属品も豊富にバービーサイズで付いています。また、パッケージ内側の台紙が機内をデザインした飛び出すイラストになっているため、機内風景そのままの臨場感が楽しめる本格的なセットになっています。

JALバービーすてきなスチュワーデス」内容

販売期間

1997125日〜1231

価格

1セット 5000円(消費税込み)

セットの内容

人形、ジャケット、ブラウス・スカート、ベスト、エプロン、ストッキング、

へアーリボン、スカーフ、くつ、バッグ、パスポート、車輪付きカート、

週刊誌2冊、新聞2部、トレー2ヶ、おかし類各4ヶ、機内食各2ヶ、

オレンジジュース、カップメン、コップ2ヶ、ポット、ナイフ2ヶ、

フォーク2ヶ、スプーン2ヶ、機内アナウンスのお手本

*箱の内側の台紙は、機内をデザインした飛び出すイラストになっています

販売路線

羽田=札幌、羽田=女満別、羽田=帯広、羽田=鹿児島、羽田=長崎、羽田=熊本、

羽田=大分、羽田=福岡、羽田=宮崎、羽田=沖縄、大阪=沖縄、大阪=札幌、

大阪=函館、名古屋=札幌、名古屋=帯広、名古屋=沖縄、成田=札幌、成田=福岡

福島=沖縄、福岡=札幌、福岡=函館、福岡=沖縄、沖縄=札幌 (全23路線)

 

 

5.平成10年3月期中間決算を発表 1030日】

売上高    633,124百万円     前年比   5.5

経常利益    21,481百万円     前年比  322.4

 

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2.9月輸送概況

 

旅 客

《国際線》

9月の国際線輸送旅客数は98万8,432人、前年比99.4%、座席利用率77.0%となりました。

路線別にみると、韓国線(112.7%)、太平洋線(108.3%)、オセアニア線(106.7%)が好調でしたが、香港線の不調により東南アジア線(83.3%)が不調に終わりました。

 

《国内線》

9月の国内線輸送旅客数は171万0,764人、前年比107.6%、座席利用率65.7%となりました。

路線別では、新幹線競合路線の羽田=伊丹線、羽田=関空線が引き続き好調を持続しています。地方路線では、羽田=鹿児島線、羽田=福島線等が好調な反面、早朝便の売れ行きが不調の羽田=大分線、羽田=熊本線が伸び悩みました。

 

 

貨 物

《国際線》

9月の国際貨物輸送実績は総計4万9,807トンで、前年比108.4%と前年実績を上回る結果となりました。

日本発需要は前年を上回り引き続き好調に推移しました。欧州宛半導体、コンピューター、自動車関連貨物及び香港、韓国宛の機械、電子機器用供給部品の出荷が好調を牽引しました。一方日本着需要は、太平洋線はイチゴ、ウニなど西海岸発の生鮮の落ち込み、欧州線もイタリア発が落ち込むなどで前年割れとなりました。東南アジア線につきましても、通貨下落に伴う海外からの供給部品の費用増加により製造業が生産調整を行い、その影響で需要が低迷、ほぼ前年並みの実績に終わりました。

郵便については、昨年の実績を上回る結果となりました。

 

 

−4−

《国内線》

9月の国内貨物輸送実績は総計2万4,832トンで、前年比101.8%と前年実績を上回る結果となりました。

総需要が伸び悩みほぼ前年並みとなりましたが、国内景気の低迷で総需要が伸び悩む中、東京・福岡発は新規開拓の成果もあり、着実に実績を伸ばしました。

不調路線の早期回復が望まれます。

郵便については、昨年の実績を下回る結果となりました。

 

 

月次決算レート

1997年 7月 114円

      8月 116円

      9月 118円

5.1997年度上期輸送概況

 

旅 客

《国際線》

97年度上期の国際線輸送旅客数は567万6,447人、前年比99.5%、座席利用率72.8%となりました。

香港線需要の不調やホノルル線の伸びの停滞等、観光需要は不調でしたが、一方、ビジネス需要は、昨年秋に始めた新商品「SEASONS」が引き続きお客様のご好評を博し、JALマイレージバンク拡大展開を含むFFP施策が実を結び好調でした。当期は、「SEASONS」の対象機材を増やしてビジネス需要における当社選好性の向上を図るほかに、リゾッチャキャンペーン、ディズニーキャンペーンやJALユーロエクスプレスを継続展開し観光需要の喚起に努めました。また従来、当社とカンタス航空両社がそれぞれ運航していた東京=ケアンズ=ブリスベーン線を両社の共同運送便とし、当該路線の運航形態の効率化とともに直行便化を実施しました。

 

 

《国内線》

97年度上期の国内線輸送旅客数は1,034万3,250人、前年比110.7%、座席利用率64.9%となりました。

利用旅客数は競争力の向上により2桁増を達成し、利用率も約5%上昇しました。路線別では、羽田=伊丹線、羽田=関空線、羽田=福岡線等のビジネス路線を中心に好調だった他、九州の増便路線(鹿児島、大分、熊本)や新設路線(帯広、女満別、高知)も旅客数増に寄与しました。

 

 

 

貨 物

《国際線》

97年度上期の国際貨物輸送実績は総計28万2,591トンで、前年比112.3%と前年実績を上回る結果となりました。

輸出は昨年度下期からの好調を持続し、半導体、コンピュータ、自動車関連貨物がその中心でした。一方輸入に関しましては、需要が堅調な欧州線、昨年度の半導体不況から脱出した東南アジア線は好調でしたが、円安による生鮮の低迷及び供給増による競争激化のみられた太平洋線は、前年実績を下回りました。

郵便については、昨年の実績を上回る結果となりました。

 

 

《国内線》

97年度上期の国内貨物輸送実績は総計14万4,627トンで、前年比102.8%と前年実績を上回る結果となりました。

上期の滑り出しは順調でしたが、第2四半期に入り国内景気低迷による総需要の冷え込みに加え、政府の沖縄振興策に基づく沖縄線の値下げ、ジェット特別料金値下げなどのマイナス材料が影響し、実績は2.8%増にとどまりました。

郵便については、昨年の実績を下回る結果となりました。

 

 

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