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1998年01月20日 第98001 号 ![]() JAL、1998年度の路線便数・機材計画を策定![]() |
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日本航空はこの度、 98年度の路線便数計画及び機材計画を策定致しました。航空業界を取り巻く環境は昨今、急激な変化を遂げており、特に今年度は国内線において新規参入航空会社の運航が見込まれ、また、来年には需給調整規制の撤廃が予定されており、大きな変革時期を迎えています。一方国際線においても、企業提携によるグループ再編等に代表されるように、従来成田空港平行滑走路完成後と予想していた世界規模のボーダレスな大競争時代に、今まさに突入しています。 このような環境の中で 98年度日本航空は、安全運航の堅持を大前提に、国内線においては、需要動向等に対応した路線便数・機材の設定を柔軟に行い、より多くのお客様にご利用いただきたいと考えています。また、国際線においては、太平洋線・欧州線・中国線の増強を核とし、更なるネットワーク拡充を進めて最大限の競争力強化を図り、「より便利な日本航空」を目指します。今後も飛行機をご利用の際には、是非とも日本航空をお選び下さいますよう、お願い申し上げます。尚、日米航空協議の結果等により変更の可能性がありますが、現時点での路線便数計画及び機材計画は以下の内容を予定しております。 今後、関係当局の認可を受けて当計画を実施して参ります。「 98年度の路線便数計画と機材計画の概要」1. 国際旅客 成田=ロサンゼルス線をはじめとする米大陸路線、ホノルル線及び欧州線、関西、名古屋等から中国新地点への開設等により路線の増強を行います。 (1) 米大陸線@成田=ニューヨーク線増便 A成田=ロサンゼルス線増便 98年4月以降2便増便し週12便化します。B名古屋=ロサンゼルス線開設 98年4月以降週3便で開設します。
(2) ハワイ線@仙台=ホノルル線増便 A広島=ホノルル線開設 98年出来る限り早い時期に週1〜2便で開設します。時期については米国認可取得のタイミングによります。(3) 欧州線@関西=ロンドン線増便 A名古屋=ロンドン線開設 98年4月以降週2便で開設します。B名古屋=パリ線増便 98年6月以降エールフランスと行っているコードシェア便を1便増便し週3便化します。C関西=フランクフルト線減便 98年4月以降1便減便し週3便化します。D関西=ミラノ=ローマ線減便 98年4月以降1便減便し週1便化します。(4) アジア線@成田=ホンコン線減便 A名古屋=マニラ線減便 98年4月以降3便減便し週3便化します。B名古屋=シンガポール線減便 98年4月以降1便減便し週4便化します。(5) 中国線中国線については現在最終的な計画策定中であり、地点・便数等未確定な部分もありますが、現時点では既存北京線・上海線・大連線の増便や、関西、名古屋等から天津・瀋陽・青島・武漢・厦門等を検討中です。 (6) グアム線@成田=グアム線減便 注: 「コードシェア便」とは自社便の座席の一部を、相手航空会社に提供して運航する共同運航便と相手会社便の座席の一部の提供を受けて運航する共同運送便の総称。 2.国内旅客 新 C滑走路供用開始に伴う98年度羽田発着枠増の機会を捉え、高需要既存路線の便数拡大を計画します。また、新規路線として福島=札幌線を週4便で開設する予定です。一方、利用率の低い路線については、機材の小型化を行って供給規模の適正化を図り、改善が見込めない場合は、減便、運休を行なっていきます。現時点で運休が決定している路線は、現在 1日1便運航している関西=鹿児島線を98年4月から、従来季節運航で98年5月〜10月の間運航予定であった仙台=帯広線をそれぞれ運休します。また、 B737の効率的な運航体制を構築するために、JALエクスプレス社が7月から運航を開始する予定です。3.国際貨物 従来より行っているサザンエアトランスポート社の運航委託便について B747貨物機を1機増の2機とし、貨物機9機体制とします。また、98年4月よりコターミナル運航の成田発アトランタ経由便を1便増便し週4便化、成田発シカゴ経由便を1便増便し週6便化する他、他社との提携の拡大、旅客便貨物室の有効活用による輸送力増強を図ります。4.機材計画 98 年度末で国際線76機(対前年+2機)、国内線46機(対前年+1機)、貨物専用機9機(対前年+1機;運航委託による機材)、対前年比4機増(内自社機3機)の合計131機稼動体制を計画しています。新規導入 : 退役 : B747/2機、DC10/1機 合計3機の退役を計画しています。尚、増機 6機の内、98年度末において3機を整備等に引き当てる予定です。以 上
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