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プレスリリース


 1998年01月28日
 第98005 号

日航月報(1998年1月)


1.JALトピックス

2.12月輸送概況

 (付表:国際線、国内線輸送実績)

3.12月運航概況

4.旅客・貨物輸送実績推移

5.月次日誌(12月26日〜1月28日)

 

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1.JALトピックス

1.1997年度 年末年始期間(12/261/5)輸送実績を発表 【1月6日】

国内線(上下線)  707,446人    前年比  102.0

国際線(日本発着) 381,916人    前年比   96.1

 

2.[中国河北省大地震」現地への救援支援を発表 【1月14日】

111日に発生した標記大地震に対し、被災地(中国・河北省北部)への、医療援助団体AMDA(THE ASSOCIATION OF MEDICAL DOCTORS OF ASIA:アジア医師連絡協議会)による救援活動を支援させて頂きました。

[支援の内容]

1).救援活動のために現地へ向かうAMDAスタッフの方々への航空券提供

被災地へ派遣される医師、看護婦、調査員の方々(各1名)へ、航空券(区間:関西=北京、1月16・17日出発)を無償提供しました。

2).援助物資の輸送援助

医療機器、毛布、簡易カイロ等、援助物資(約500キロ)の航空輸送を、無償で行いました。

3).機内搭載毛布(膝かけ)1200枚の提供

弊社が国際線機内に搭載している膝かけ1200枚を、援助物資として無償提供し、AMDAの援助物資と共に現地へ送りました。

 

3.1998年度の路線便数・機材計画を発表 【1月20日】

98年度の路線便数計画と機材計画の概要」

T).国際旅客

成田=ロサンゼルス線をはじめとする米大陸路線、ホノルル線及び欧州線、関西、名古屋等から中国新地点への開設等により路線の増強を行います。

(1)米大陸線 @成田=ニューヨーク線増便、A成田=ロサンゼルス線増便

B名古屋=ロサンゼルス線開設

(2)ハワイ線 @仙台=ホノルル線増便、A広島=ホノルル線開設

(3)欧州線 @関西=ロンドン線増便、A名古屋=ロンドン線開設

B名古屋=パリ線増便、C関西=フランクフルト線減便

D関西=ミラノ=ローマ線減便

(4)アジア線 @成田=ホンコン線減便、A名古屋=マニラ線減便

B名古屋=シンガポール線減便

(5)中国線 中国線については現在最終的な計画策定中であり、地点・便数等未確定な部分もありますが、現時点では既存北京線・上海線・大連線の増便や、関西、名古屋等から天津・瀋陽・青島・武漢・厦門等を検討中です。

(6)グアム線 @成田=グアム線減便

 

 

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U).国内旅客

C滑走路供用開始に伴う98年度羽田発着枠増の機会を捉え、高需要既存路線の便数拡大を計画します。また、新規路線として福島=札幌線を週4便で開設する予定です。

一方、利用率の低い路線については、機材の小型化を行って供給規模の適正化を図り、改善が見込めない場合は、減便、運休を行なっていきます。現時点で運休が決定している路線は、現在11便運航している関西=鹿児島線を984月から、従来季節運航で985月〜10月の間運航予定であった仙台=帯広線をそれぞれ運休します。

また、B737の効率的な運航体制を構築するために、JALエクスプレス社が7月から運航を開始する予定です。

V).国際貨物

従来より行っているサザンエアトランスポート社の運航委託便についてB747貨物機を1機増の2機とし、貨物機9機体制とします。また、984月よりコターミナル運航の成田発アトランタ経由便を1便増便し週4便化、成田発シカゴ経由便を1便増便し週6便化する他、他社との提携の拡大、旅客便貨物室の有効活用による輸送力増強を図ります。

W).機材計画

98年度末で国際線76(対前年+2機)、国内線46(対前年+1機)、貨物専用機9(対前年+1機;運航委託による機材)、対前年比4機増(内自社機3)の合計131機稼動体制を計画しています。

新規導入 :B747-4004機、B777-3003機、B7372 合計9機の導入を計画しています。

退役 :B7472機、DC101 合計3機の退役を計画しています。

尚、増機6機の内、98年度末において3機を整備等に引き当てる予定です。

 

4.札幌=福島線の申請を発表 【1月20日】

運輸省に対して当社国内57路線目となる、札幌=福島線の路線開設を申請しました。路線免許の取得を条件に511日より1031日まで週4往復の季節運航を行います。

[概要]

開設路線

札幌=福島線

運航開始時期

1998511

使用機材

B767-300(270席、内スーパーシート16)

運航便数

4往復(月・水・木・土)

 

 

5.1998年度上期の国内線運賃を発表 【1月21日】

4月1日以降の運賃について運輸省に報告・届出を行いました。

[概要]

1).届出日 1998121日(水)

2).設定期間 199841日〜1998930

(ただし、特売りきっぷは531日までの設定といたします。)

 

 

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3).内容

(1)大人普通運賃 従来のジェット特別料金の廃止にともない、ジェット特別料金相当額を普通運賃に組み込みました。

(2)-ズナリティ- 通常期 19984 1日〜 731

826日〜 930

ピ-ク期 19988 1日〜 825

(3)割引運賃 現行どおり以下の運賃を設定致しました。

・前売り 「前売り14」「前売り21」「前売り28」

・回数券 「6回回数券」「4回回数券」「ス-パ-回数券」

「マルチきっぷ」

・その他 「特売りきっぷ」「平日シルバ−割引」

「単身赴任割引」「スカイメイト」等

(4)その他 ・適用条件につきましては、97年度下期と同様です。

・ご利用いただける座席数には、限りがある場合がございます。

 

 

2.12月輸送概況

旅 客

《国際線》

12月の国際線輸送旅客数は91万8,570人、前年比93.8%、座席利用率68.5%となりました。

路線別には、欧州線(102.9%)、太平洋線(102.5%)が好調でしたが、香港線低迷により東南アジア線が81.9%と落込みが続いていることに加え、オセアニア線(92.7%)、台風の影響によりグアム・サイパン線(90.7%)、韓国経済不況により韓国線(95.8%)が前年実績を下回りました。

 

《国内線》

12月の国内線輸送旅客数は147万7,104人、前年比105.5%、座席利用率55.5%となりました。

個人旅客を主体とした羽田=伊丹線、伊丹=福岡線が好調なものの、他の路線は個人需要が前年割れとなっている路線が多く、予断をゆるさない状況となっています。一方団体需要は全般に堅調で、特に羽田=沖縄線、関西=沖縄線等の沖縄路線が高い伸びを示しました。

 

 

 

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貨 物

《国際線》

12月の国際貨物輸送実績は総計4万6,939トンで、前年比99.5%と前年実績を下回る結果となりました。

日本発需要は米州線は前年実績を下回ったものの、コンピュータ、半導体関連を中心に引き続き需要は堅調に推移しました。欧州線は前年実績を上回り好調を持続、半導体、ゲームソフト関連貨物がその中心でした。東南アジア線は、通貨不安の影響などで需要が減速したものの、かろうじて前年並を確保しました。日本着需要につきましては、太平洋線は相変わらず円安の影響で西海岸発の生鮮の落込みが大きく前年割れとなりましたが、欧州線は全体的に好調で前年実績を上回りました。東南アジア線は、通貨下落による総需要低迷で前年実績を下回りました。

郵便については、昨年の実績を上回る結果となりました。

 

《国内線》

12月の国内貨物輸送実績は総計3万2,788トンで、前年比96.1%と前年実績を下回る結果となりました。

国内景気低迷を反映して荷動きは鈍く前年実績を下回りました。また、年末恒例の那覇=羽田間の貨物臨時便を4便運航しました。那覇発3便は電照菊を約240トン、羽田発1便は一般貨物を40トン弱運送しました。定期便でも那覇発は主力の花卉を中心に生鮮貨物が好調に推移しました。

郵便については、昨年の実績を下回る結果となりました。

 

 

月次決算レート

1997年10月 121円

     11月 121円

     12月 126円

 

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