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プレスリリース


 1998年04月07日
 第98019 号

JAL貨物事業、ISO9001認証取得


グローバルスタンダードを追求、成田貨物支店輸出業務で認証取得!

1998年04月07日

昨夕(午後7)、日本航空は、成田貨物支店の輸出業務を対象に、品質管理や品質保証システムに関する国際標準規格である「ISO9001」(注)を、日本の定期航空会社としては初めて認証取得しました。

この国際標準規格は、各業務の工程ごとに責任と権限を明確化するもので、全ての産業・事業分野に適用可能です。既に欧米では製造業のみならず運輸、医療、保険等あらゆる分野に普及しており、航空業界も「ISO9000シリーズ」の認証取得が、高品質を目指す世界の航空会社の趨勢となりつつあります。

この様な状況を踏まえ、JAL貨物事業部門では、当社の標榜する「グローバルスタンダード」の品質面での具現化として、「お客様ニーズの先取り」「安全・確実・迅速な貨物輸送サービスの提供」の品質方針を掲げ、以下の5項目を目的として「ISO9001」の認証取得に取り組んできました。

1.運送サービス品質の維持・管理方式を見直し、より国際的・客観的な評価手法を取り入れる

2.社員の経験度合によるノウハウの個人差を是正し、均一な生産品質を維持する

3.製造業をはじめとした荷主やフォワーダーの多くが認証取得を進めており、それらのお客様のニーズに応える

4.他社の地上取扱い業務受託等に際し、有効な品質保証手段を確立する

5.国際競争面でも、認証取得が営業戦略上必要不可欠となる世界の趨勢に対応する

この度は第一段階として、当社の基地空港で、日本発輸出貨物の大宗を取扱っている成田貨物支店輸出業務を認証取得の対象としました。今後は、認証取得後の品質管理への効果や、お客様からの評価を検証しながら、第二段階として成田貨物支店の輸入・上屋業務等での認証取得を目指すと共に、そのノウハウを駆使して国内外各支店でのサービス品質管理、安全管理、委託業務管理等に役立てていきます。

充実したネットワークと木目細かいサービスで世界最高の品質を追求するJAL貨物事業に今後もご期待ください。

以上

() ISO9000シリーズは、1987年にISO(国際標準化機構)により制定されたもので、製品の品質を保証するだけでなく、製品の設計、製造及び付帯サービスに至る全てのプロセスにおいて、品質保証システムが正しく機能していることを保証する内容となっています。また、このISO9000シリーズは以下の5つの規格からなり、今回成田貨物支店輸出業務が取得したISO9001は、シリーズの中でも最も審査対象が広範囲となっています。

@ISO9000ISO90019004の規格をどの様に使い分けるかの解説的内容

AISO9001:設計/開発から製造、付帯サービスまでの全てを対象

BISO9002:製造及び据え付け段階を対象

CISO9003:最終検査・保管包装のみを対象

DISO9004:供給者が品質管理を行う時の手引き

 

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