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1998年11月30日 第98067 号 ![]() 日航月報(1998年11月)![]() |
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1.JALトピックス 2.10月輸送概況 (付表:国際線、国内線輸送実績) 3.10月運航概況 4.旅客・貨物輸送実績推移 5.月次日誌(10月23日〜11月20日)
1. JALトピックス1. 平成11年3月期中間決算を発表 【10月30日】売上高 615,115百万円 前年比 △ 2.8%経常利益 29,301百万円 前年比 +36.4%
2.「 健全で強いJALグループを目指して」を発表 【10月30日】昨1997年度決算において一部関連事業の整理と再構築を決断し、それに伴う特別損失とそれまでの累積損失を、資本準備金等1,500億円の取り崩しにより一掃致しました。同時に「1998−2001年度中期計画」を定め、経営体制を一新し、98年度復配とその後の安定的な利益体制構築に取り組んできました。 しかしながら、その後、日本経済は更に深刻の度合いを深め、世界同時不況突入の可能性も現実味を帯びてきており、内外の航空業界もかつてない激動の渦に巻き込まれております。また、弊社は商法違反により社会的信頼を損なうという事態にも直面致しました。 こうした難局に当たり、新経営陣としては、透明性・公正性・戦略性・迅速性・国際性を新たな視点に、社会的信頼の回復に努めると共に、安全運航とお客様に選ばれるサービスを基盤に、収支両面に亙る効率性追求と競争力強化によって、「株主、顧客・社会、社員、企業基盤」への「四者還元」を果たすことを主眼に、弊社及びJALグループの経営課題とその対応の基本方針を添付の通り取り纏めました。 現行「1998−2001年度中期計画」については、この経営課題に対する基本方針を反映させ、改訂版として取り纏める予定です。 なお、今年度の収支については、今般中間決算に伴い発表した通り、経常利益 160億円、当期利益100億円を見通しとしており、1株当り3円配当(6分)を行なう予定であります。
3. JALのホームページにPDF版「デジタル時刻表」掲載を発表 【11月2日】11 月3日(火)より、JALのホームページにPDF*版「国内線時刻表」(日本語版)が登場しました。国内線時刻表の持つ高い一覧性とインターネットの持つ即時性とを合体させ、国内航空会社として初めて、 PDFファイルによるJAL国内線時刻表「デジタル時刻表」の発行を開始します。これにより弊社の国内線時刻表は、1)世界中どこでも、2)印刷された時刻表より早く、3)印刷物に近い形で取り出すことが可能となります。*PDF: PDF(ポータブル・ドキュメント・フォーマット)は、米国のアドビ・システムズ社が開発した,ネットワークを通じて電子文書をやり取りする形式。同社が無料で提供している「アクロバット・リーダー」というソフトウェアをパソコンにインストールするとPDFファイルの閲覧が可能となる。「デジタル時刻表」の詳細 T .発行開始1998 年11月3日より国内線時刻表11月版(1998年11月1日〜30日)と12月版(1998年12月1日〜1999年1月7日)の掲載を開始。以後毎月新号を追加します。U .内容と特長国内線時刻表全ページを、印刷された時刻表そのままの形で掲載します(一部広告頁を除く)。 1 )印刷時刻表よりも約1週間早く公開されます(12月版については例外的にほぼ同時発行)。2 )「デジタル時刻表」ページ内の「機能ボタン」から、ホームページ内の他の機能(チケットレスサービス、マイレージ照会等)へ容易にアクセスできます。V .掲載場所JALホームページ「国内線サービスページ」 (http://www.jal.co.jp/jaldom/time.html)W .閲覧の方法1) アドビ・システム社のホームページ(http://www.adobe.co.jp/product/acrobat/readstep.html)より「アクロバットリーダー VER3.0J」という無料ソフトをダウンロードします。2) JALホームページ「国内線サービス」にアクセスし、画面で直接見るか、「デジタル時刻表」全体を一度利用者のパソコンにダウンロードして見ることができます。注 )WINDOWS 3.1のパソコンでは閲覧出来ません。
4. NTTドコモと「JALモバイルメール予約サービス」開始を発表 【11月9日】1999 年1月11日(月)から、ノートパソコンや携帯情報端末を用いて、JALの国内線予約やマイル実績照会がご利用頂ける、「JALモバイルメール予約サービス」を開始致します。当サービスは、 NTT移動通信網株式会社(NTTドコモ:本社 東京都港区 立川敬二社長)とJALが共同で開発したもので、WINDOWS95/98搭載のノートパソコンやWINDOWS CE2.0、シャープ社製ザウルスなどの携帯情報端末に、JALモバイルメール予約サービスの専用ソフトをダウンロードし、NTTドコモ社の携帯電話と接続することでご利用頂けます。しかも、当サービスをご利用いただいた場合には、データ送受信時のみしか課金されないため、 1回のご予約の通信料金は20円〜30円程度ですみます。従来の携帯電話から予約センターへ電話をかける場合や、携帯電話でインターネットへ接続して予約サービスをご利用いただく場合のように、接続している間じゅう課金されていることと比較すると、かなりお得です。
5. 100機目となるB747型機の受領を発表 【11月19日】通算 100機目となるボーイング747型機(以下、747)を、1998年11月30日(現地時間)ボーイング社(本社:米国ワシントン州シアトル、フィリップ・M・コンディット会長兼最高経営責任者)エバレット工場にて受領することを決定しました(*1)。それに先立ち、11月19日(現地時間)に、受領記念式典を開催しました。(*1) 既報日航ニュース(第98053号、1998年9月30日発行)参照【 JAL 100機目ジャンボ受領記念式典】T.日時 1998年11月19日(木)(日本時間:20日)13:30-14:00 (日本時間:06:30-07:00) 記者会見 14:30-15:15 (日本時間:07:30-08:15) 記念式典・記念セレモニー U.場所 ボーイング社 エバレット工場 (米国 ワシントン州 シアトル)V.内容 (1)記者会見:日本航空 社長 兼子 勲ボーイング民間航空機 アジア太平洋地区担当 上席副社長 ラリー S. ディッケンソン氏 (2)記念式典 (3)「ジャンボと綱引き」 (4)「大合唱」
6. NTTドコモと「JAL iモード予約サービス」開始を発表 【11月19日】1999 年2月から、NTT移動通信網株式会社(NTTドコモ:本社 東京都港区 立川敬二社長)の新型携帯電話を使用して、JAL国内線予約や、発着案内、JMBマイル実績照会などのサービスを、24時間いつでも簡単に受けられる「JAL iモード予約サービス」を開始いたします。このサービスは、 NTTドコモが99年2月から発売予定の新型携帯電話に付加される新サービス:iモード(*1)を利用するもので、携帯電話単体から直接インターネットのJALホームページに接続でき、液晶画面上の案内にしたがった簡単な操作で、各種のJAL予約サービスが受けられるというものです。(*1)NTTドコモの「iモード」サービスを受けるためには、別途、付加使用料が必要となります。 ご利用に際しては、 NTTドコモへ「iモード」サービスのご利用をお申し込みになるだけで、JALのサービスをご利用になるためのお申し込みや料金は一切不要です。しかも「パケット通信網」と呼ばれる通信方式を使用するため、通信料も通常の携帯電話での通話や、インターネットでご予約される場合に比べてお安くなっています。「 JAL iモード予約サービス」の内容は次の通りです。1. 国内線−チケットレスサービス(*2,3), 予約(*2), 予約確認/取消(*2), 発着案内, 運賃案内, 空席照会2. 国際線−発着案内3. JMB −マイル実績照会4. その他−サービスID登録(*2) , JALお問い合わせ電話帳(*2) チケットレスサービス、予約、予約確認/取消をご利用いただくには、サービスID登録メニューでサービスIDの登録をしていただく必要があります(無料)。なお、JALインターネット予約サービスで既にサービスIDをご登録済みの方は、そのIDが「JAL iモード予約サービス」でもそのままご利用頂けます。国内線発着案内 /同運賃案内/同空席照会、国際線発着案内、マイル実績照会につきましては、サービスIDをご登録いただかなくても、ご利用になれます。(*3) チケットレスサービスは、毎日23:20-0:05の間はご利用になれません。
2.10月輸送概況
旅 客 《国際線》 10 月の国際線輸送旅客数は91万2,061人、前年比97.3%、座席利用率67.4%となりました。路線別には、韓国線(102.9%)、太平洋線(101.6%)、欧州線(100.2%)が好調でしたが、グアム・サイパン線(81.0%)、不調の続く中国線(90.8%)等が前年割れに終わりました。
《国内線》 10 月の国内線輸送旅客数は174万5,028人、前年比94.2%、座席利用率63.3%となりました。路線別では、供給増となっている羽田=伊丹線、伊丹=福岡線が引き続き好調を持続しており、新幹線需要からの転移と想定されます。しかしながら同様に供給増となっている羽田=福岡線については、ビジネス需要の低迷と新規参入のスカイマークの影響により、前年割れとなりました。また、3連休がなかったこと等も影響して、特に大阪や名古屋から沖縄等への観光需要の落込みが見られました。
−4− 貨 物 《国際線》 10 月の国際貨物輸送実績は総計4万8,875トンで、前年比92.5%と前年実績を下回る結果となりました。米州線については、当社路線の一部を運航委託していたサザンエアトランスポート社の運航停止により前年実績を下回りました。欧州線については、日本発は一部路線を除きほぼ前年並みに推移しましたが、欧州発は英国、イタリア発貨物の需要低迷が響き前年割れとなりました。東南アジア線は、アセアン発日本宛パソコン関連商品需要が旺盛に推移した結果、東南アジア発については前年並みの実績となりましたが、日本発については引き続き香港宛を中心に需要が低迷し、前年実績を大きく下回りました。 郵便については、昨年の実績を下回る結果となりました。
《国内線》 10 月の国内貨物輸送実績は総計2万5,214トンで、前年比98.7%と前年実績を下回る結果となりました。総需要・輸送量とも前年をわずかに下回りました。 福岡線は、東京向けの秋野菜が夏の天候不順で品薄となり輸送量が減少しましたが、札幌線は野菜・水産物を中心に好調を維持しました。 郵便については、昨年の実績を下回る結果となりました。
月次決算レート 1998年 8月 140円 9月 145円 10月 134円
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