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1999年01月20日 第99004 号 ![]() JAL、1999年度の路線便数・機材計画を策定需要規模・路線環境に応じた柔軟な計画を実施!![]() |
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日本航空はこの度、 99年度の路線便数計画及び機材計画を策定いたしました。航空業界を取り巻く環境は、急激かつ大きな変化を遂げつつあります。国際線においては、新たな日米航空協定の適用により、太平洋路線での競争環境が一層厳しくなりました。また、企業提携によるグループ再編が一層促進され、日本の航空会社にもその波が及んできています。一方国内線では新規航空会社の参入が果たされ、運賃やサービス面での競争に拍車がかかるなど、需給調整規制の廃止や運賃の完全自由化、それに続く成田空港 II期完成を前にして、各航空会社は先の見えない大競争時代に突入しています。このような環境の中で、 99年度も日本航空は安全運航を基盤に、国際線においては、需要に応じて適宜路便の組み替えを実施するとともに、海外の航空会社との提携により、さらに広範なネットワークの構築を目指していきます。また、国内線においては需要規模と路線環境に応じた柔軟な路線便数機材計画を実施し、お客様の利便性の一層の向上を図ります。今後とも日本航空をお選び下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。尚、関係当局の認可の状況等により、若干の変更の可能性がありますが、現時点での路線便数計画及び機材計画は以下の通りです。 「 99年度の路線便数計画と機材計画の概要」1. 国際旅客 太平洋線について、大阪=シカゴ線の開設や、東京=ダラス・東京=ラスベガス線などの増便を実施します。アメリカン航空とのコードシェアについては、 99年5月の30路線(JAL路線:15、AA路線:15)を皮切りに段階的に実施し、99年度中には約150路線以上にまで拡大して、個人旅客需要に応えていきます。また、ブリティッシュ・エアウェイズやキャセイパシフィック航空とのコードシェア便についても、関係国政府認可を条件として、99年夏期ダイヤ中に開始する予定です。その他にも、環太平洋リゾート戦略の更なる推進と団体旅客需要に応えるため、名古屋=グアム線の開設等を行います。(1) 米大陸線@大阪=シカゴ線開設 A東京=ダラス線増便 99年3月15日より週3便で開設後、段階的に増便し、8月以降 はデイリー化します。B東京−ラスベガス−ロサンゼルス−東京線増便 99年4月以降1便増便し、週4便化します。 C東京=ニューヨーク=サンパウロ線開設 日本とブラジル当局間の合意を受け、 99年11月以降週3便で開設予定です。D東京=ロサンゼルス=サンパウロ線 99年4月以降週3便のうち、帰路のみ1便を名古屋経由化します。また4月以降、ヴァリ グ・ブラジル航空とのコードシェア便を運休します。E東京= (ロサンゼルス)=サンパウロ線C/S運休99年4月以降、ヴァリグ・ブラジル航空とのコードシェア便を運休します。 F名古屋= (ロサンゼルス)=サンパウロ線C/S運休99年4月以降、ヴァリグ・ブラジル航空とのコードシェア便を運休します。 Gアメリカン航空とのコードシェア便開設 99年5月10日以降、太平洋間、双方国内線の一部を皮切りに段階的拡大を行い、 99年度末までに157路線に展開する予定です。
(2) 欧州線@東京=ロンドン線増便 A東京−ロンドン−パリ−東京線再開 99年度冬期に再開させ、週1便で運航します。B名古屋=パリ線 C/S運休 99年4月以降、エールフランスとの週3便のコードシェア便を運休します。
(3) アジア線@東京=ホンコン線増便 A大阪=ホンコン線増便 関係国政府認可を条件として、 99年4月以降キャセイパシフィック航空とのコードシェア便により 大阪午後発を7便で再開し、週14便化します。B名古屋=ホンコン線コードシェア便化 関係国政府認可を条件として、 99年4月以降キャセイパシフィック航空とのコードシェア便化します。C大阪−デンパサール−ジャカルタ−大阪線開設 99年4月以降、同路線をJAAより移管して、JAL便にて開設します。
(4) 中国線@東京=大連線減便 A東京=青島線減便 99年4月以降1便減便し、週2便化します。B大阪=天津線運休 99年8-10月の間、運休します。
(5) グアム線@名古屋=グアム線開設
注 1: 「コードシェア便」とは自社便の座席の一部を、相手航空会社に提供して運航する共同運航便と相手会社便から座席の一 部を提供してもらって運航する共同運送便の総称です。注 2: JALの場合、夏期とは4-10月、冬期とは11-3月を指します。
2.国内旅客 関西空港の陸上ルート飛行経路開放により、発着枠の時間値拡大が行われることを利用して、 4月以降、関空=羽田線・沖縄線・札幌線(6〜9月)の各路線を増便いたします。また福岡=名古屋線の増便を段階的に実施し、旅客利便の向上によるビジネス需要の獲得を図ります。更に名古屋=鹿児島線を増便(2便化)するほか、福島=札幌線については通年運航を実施いたします。加えて、 JEX/JTAの生産資源を最大限活用することにより、グループ全体での生産性向上を図ります。具体的には、JEXのB737事業規模の拡大に合わせ、伊丹を中心としたローカル線のJEX移管をすすめていきます。またJTAが新たに導入するB737-400(10月)を利用した福岡=沖縄・函館・名古屋の各路線のウェットリース運航の拡大や、機材稼働向上を利用しての関空=沖縄線のウエットリース増便(0.5便)、関空=松山線のウエットリース運航の開始等を実施する予定です。
3.国際貨物 98 年度末に導入する中古貨物機1機を加えて、8機稼働体制とします。米州線では、アトランタ線を99年4月以降自社機材にて運航再開します(週5便)。また、シンガポール航空とのコードシェア便で東京=シンガポール線を増便する予定です。
4.機材計画 99 年度末で国際線78機(対前年+3機)、国内線48機(対前年+2機)、貨物専用機8機(対前年+1機)、合計で対前年比6機増の134機稼動体制を計画しています。新規導入 : 退役 : B747/4機、DC10/1機 合計5機の退役を計画しています。なお、稼働機数の増分については、上記に加えて、整備引当機材の減により 1機、日本アジア航空からの路線移管により1機の計2機を計画しています。以上
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