HOME>プレスリリース
|
1999年01月28日 第99007 号 ![]() 日航月報(1999年1月)![]() |
![]() |
1.JALトピックス 2.12月輸送概況 (付表:国際線、国内線輸送実績) 3.12月運航概況 4.旅客・貨物輸送実績推移 5.月次日誌(12月23日〜1月27日) 1. JALトピックス1. 3月の「特売り」拡充を発表 【12月28日】3月の運賃の変更に関し、届出を行いました。 [概要] T.届出日 1998年12月28日(月)U.設定期間 1999年3月1日〜1999年3月31日(通常期)V.内容 (1) 対象運賃 「特売りきっぷ」(2) 対象便 東京=福岡線、東京=札幌線に新たに9便を対象に「特売り」を設定致します。(その他の路線については、変更はありません) (3) 主な変更点@「ス−パ−特売り」の設定は中止し、当該対象便を「特売りきっぷ」の対象としました。 A新たに JL523便を「特売りきっぷ」の対象に追加しました。「特売り」設定便一覧表 *太字部分が、今回の追加便です。 ・東京=福岡線
・東京=札幌線
*ダイヤは3月のものです。 2. 1998年度年末年始期間(12/25〜1/4)輸送実績を発表 【1月5日】国内線(上下線) 676,464人 前年比 96.3%国際線(日本発着) 389,276人 前年比 103.4%
3. アメリカン航空とのコードシェア提携について最終合意したことを発表 【1月12日】日本航空とアメリカン航空は、この度、コードシェア (*)に関する提携契約を締結し、本日(米国時間 1月11日)米国運輸省にコードシェアの認可申請を行いました。今後、日本国運輸省にも認可申請を行った上、両国の政府認可を条件に、1999年5月10日(月)から太平洋線、それに接続する日米国内区間路線及びアジア路線の計30路線・週間192往復(**)を対象にコードシェアを開始致します。今回の合意では、コードシェアの対象路線につきまして以下の通り段階的に拡大し、 99年度中には157路線となることを目指し、世界最大級の路線網が構築されます(第二段階以降については変更の可能性があります)。
* コードシェア:自社便の座席の一部を相手航空会社に提供して運航する共同運航と、相手航空会社便の座席の一部の提供を受けて運航する共同運送の総称です。** 路線・便数:日本航空/アメリカン航空両社が運航する重複路線(成田=シカゴ、成田=ニューヨーク、成田=ダラス)は、それぞれ1路線として数えています。4. ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が包括的な提携に合意したことを発表 【1月13日】日本航空 (以下JAL)とブリティッシュ・エアウェイズ(以下BA)は、この度、マイレージサービス(以下FFP)及びコードシェアを含む包括的な提携関係の構築について基本合意に至り、本日、ロンドンにおいて両社で覚書に調印いたしました。基本合意の内容は以下の通りです。(1)FFPについて JAL とBAは、1999年4月1日を目標として、FFPでの提携関係を構築します。これにより JALのFFPであるJMB[JALマイレージバンク]会員の皆様(98年12月現在会員数約460万人)が、BA便をご利用の際にも搭乗マイルが実績として加算されることとなり、併せてBAの広範なネットワークが特典対象となります。また、 BAのFFPである「エグゼクティブ・クラブ」会員の皆様(98年12月現在会員数約300万人)も同様に、JAL便をご利用の際にも搭乗マイルが実績として加算され、併せてJALのネットワークが特典対象となります。(2)コードシェアの計画について JAL とBAは、政府認可を条件に、JALが毎日運航(週7便)する関西=ロンドン(ヒースロー空港)線でのコードシェア(*)を1999年度夏期ダイヤ中に開始する予定です。*コードシェア:自社便の座席の一部を相手航空会社に提供して運航する共同運航と、相手会社便の座席の一部の提供を受けて運航する共同運送の総称。 ( 今回予定しているコードシェアは、JAL便にBA便名を付す共同運航です。)(3)今後の両社の関係について JAL とBAは、今後両社のお客様へのサービス向上のために、包括的且つ強固で長期的な提携関係を目指すこととしております。両社は、今回合意したFFP提携、コードシェア提携に止まらず、両社の今後の提携関係を空港業務での協力関係等、様々な分野に拡大していくことで合意しています。
5. JALの機装工場が「ISO14001」取得を発表 【1月19日】日本航空の機装工場は、 1月18日に、国際環境管理・監査規格である「ISO14001」の認証を取得いたしました。これは、国内の航空会社としては初めての取得となります。航空会社では、航空機が成層圏において直接二酸化炭素を排出しており、また、整備作業をはじめ社内の様々な業務において、エネルギーや資源を消費し、廃棄物などを出しています。そのため日本航空では、 1990年より「地球環境委員会」を設置し、以来、環境問題には積極的に対応してまいりました。そのような中で、企業活動の全ての面において「環境マネージメントシステム」を構築し、環境保護活動を一層推進すべく、まずは実験段階として、1995年に機装工場を社内パイロット事業所に指定し、「ISO14001」の認証取得を目標にした取り組みを開始いたしました。
6. 1999年度の路線便数・機材計画を発表 【1月20日】99 年度の路線便数計画及び機材計画を策定いたしました。尚、関係当局の認可の状況等により、若干の変更の可能性がありますが、現時点での路線便数計画及び機材計画は以下の通りです。 [ 99年度の路線便数計画と機材計画の概要]T.国際旅客 太平洋線について、大阪=シカゴ線の開設や、東京=ダラス・東京=ラスベガス線などの増便を実施します。アメリカン航空とのコードシェアについては、 99年5月の30路線(JAL路線:15、AA路線:15)を皮切りに段階的に実施し、99年度中には約150路線以上にまで拡大して、個人旅客需要に応えていきます。また、ブリティッシュ・エアウェイズやキャセイパシフィック航空とのコードシェア便についても、関係国政府認可を条件として、99年夏期ダイヤ中に開始する予定です。その他にも、環太平洋リゾート戦略の更なる推進と団体旅客需要に応えるため、名古屋=グアム線の開設等を行います。(1) 米大陸線@大阪=シカゴ線開設 99年5月以降週5便で開設予定です。A東京=ダラス線増便 99年3月15日より週3便で開設後、段階的に増便し、8月以降はデイリー化します。B東京−ラスベガス−ロサンゼルス−東京線増便 99年4月以降1便増便し、週4便化します。 C東京=ニューヨーク=サンパウロ線開設 日本とブラジル当局間の合意を受け、 99年11月以降週3便で開設予定です。D東京=ロサンゼルス=サンパウロ線 99年4月以降週3便のうち、帰路のみ1便を名古屋経由化します。 また 4月以降、ヴァリグ・ブラジル航空とのコードシェア便を運休します。E東京= (ロサンゼルス)=サンパウロ線C/S運休99年4月以降、ヴァリグ・ブラジル航空とのコードシェア便を運休します。 F名古屋= (ロサンゼルス)=サンパウロ線C/S運休99年4月以降、ヴァリグ・ブラジル航空とのコードシェア便を運休します。 Gアメリカン航空とのコードシェア便開設 99年5月10日以降、太平洋間、双方国内線の一部を皮切りに段階的拡大を行い、 99年度末までに157路線に展開する予定です。 (2) 欧州線@東京=ロンドン線増便 99年度夏期の間、1便増便し週10便化します。A東京−ロンドン−パリ−東京線再開 99年度冬期に再開させ、週1便で運航します。 B名古屋=パリ線 C/S運休 99年4月以降、エールフランスとの週3便のコードシェア便を運休します。(3) アジア線@東京=ホンコン線増便 99年4月以降1便増便し週21便化します。A大阪=ホンコン線増便 関係国政府認可を条件として、99年4月以降キャセイパシフィック航空とのコードシェア便により大阪午後発を7便で再開し、週14便化します。 B名古屋=ホンコン線コードシェア便化 関係国政府認可を条件として、99年4月以降キャセイパシフィック航空とのコードシェア便化します。 C大阪−デンパサール−ジャカルタ−大阪線開設 99年4月以降、同路線をJAAより移管して、JAL便にて開設します。 (4) 中国線@東京=大連線減便 99年4月以降1便減便し、週3便化します。A東京=青島線減便 99年4月以降1便減便し、週2便化します。B大阪=天津線運休 99年8-10月の間、運休します。(5) グアム線@名古屋=グアム線開設 99年4月以降デイリーにて開設します。注 1:「コードシェア便」とは自社便の座席の一部を、相手航空会社に提供して運航する共同運航便と相手会社便から座席の一部を提供してもらって運航する共同運送便の総称です。注 2:JALの場合、夏期とは4-10月、冬期とは11-3月を指します。
U.国内旅客 関西空港の陸上ルート飛行経路開放により、発着枠の時間値拡大が行われることを利用して、 4月以降、関空=羽田線・沖縄線・札幌線(6〜9月)の各路線を増便いたします。また福岡=名古屋線の増便を段階的に実施し、旅客利便の向上によるビジネス需要の獲得を図ります。更に名古屋=鹿児島線を増便(2便化)するほか、福島=札幌線については通年運航を実施いたします。加えて、 JEX/JTAの生産資源を最大限活用することにより、グループ全体での生産性向上を図ります。具体的には、JEXのB737事業規模の拡大に合わせ、伊丹を中心としたローカル線のJEX移管をすすめていきます。またJTAが新たに導入するB737-400(10月)を利用した福岡=沖縄・函館・名古屋の各路線のウェットリース運航の拡大や、機材稼働向上を利用しての関空=沖縄線のウエットリース増便(0.5便)、関空=松山線のウエットリース運航の開始等を実施する予定です。
V.国際貨物 98 年度末に導入する中古貨物機1機を加えて、8機稼働体制とします。米州線では、アトランタ線を99年4月以降自社機材にて運航再開します(週5便)。また、シンガポール航空とのコードシェア便で東京=シンガポール線を増便する予定です。
W.機材計画 99 年度末で国際線78機(対前年+3機)、国内線48機(対前年+2機)、貨物専用機8機(対前年+1機)、合計で対前年比6機増の134機稼動体制を計画しています。新規導入 : B747-400/4機、B777-300/2機、B767-300/1機、B737-400/2機の合計 9機の導入を計画しています。退役 :B747/4機、DC10/1機 合計5機の退役を計画しています。なお、稼働機数の増分については、上記に加えて、整備引当機材の減により 1機、日本アジア航空からの路線移管により1機の計2機を計画しています。
7. 1999年度4月以降の国内線運賃を発表 【1月26日】1999 年4月 1日以降の国内線運賃の概要を策定しました。運賃の幅については、現在運輸省に認可申請中ですが、認可が得られることを前提として、以下の概要で運賃の報告・届出を行なう予定です。T.設定期間 1999年4月1日〜1999年6月30日U.主な内容 @普通運賃 (*1) 1999年度より、国が管理する第2種A空港の着陸料が引き下げられる予定です。また、地方公共団体が管理する第2種B・3種空港でも同様の対応が行われる見通しです。これに対応し、当社は、当該空港発着の全ての路線で、大人普通運賃の値下げを実施いたします。(*1)既に公的負担の軽減に伴う運賃の値下げが実施されている沖縄路線を除きます。 A事前購入割引 「前売り」につきましては、従来と同じく最大 50%の割引率を継続し、引き続き全路線・全便にわたり設定する予定です。B特売りきっぷ 前日まで予約が可能な「特売り」につきましても、全便数の約 4割に設定する予定です。
−5− 2.12月輸送概況
旅 客 《国際線》 12 月の国際線輸送旅客数は93万5,265人、前年比101.8%、座席利用率67.3%となりました。路線別には、日本地区団体需要を中心に好調に推移している韓国線(134.4%)、及び昨年が台風の影響で不振であったグアム・サイパン線(119.8%)が大幅に前年を上回りましたが、不振の続く東南アジア線(92.9%)、太平洋線(97.2%)が前年割れに終わりました。
《国内線》 12 月の国内線輸送旅客数は148万1,264人、前年比100.3%、座席利用率54.3%となりました。幹線では、羽田=伊丹線、伊丹 =福岡線が依然好調に推移しています。また、地方路線では羽田発着を中心に堅調な伸びを示し、特に羽田=函館線、羽田=広島線、羽田=松山線等では昨年の実績を大きく上回りました。
−6− 貨 物 《国際線》 12 月の国際貨物輸送実績は総計4万6,829トンで、前年比99.8%と前年実績を下回る結果となりました。日本発需要は、半導体需要が旺盛な欧州線が引き続き好調に推移したものの、自動車関連貨物が不振な太平洋線、及び東南アジア線が前年実績を下回りました。日本着需要につきましては、低迷が続く米州線は、復調の兆しがあったものの相変わらず前年割れとなりました。一方、コンピューター関係貨物の出荷が好調であった欧州線は前年並の実績を確保しました。また、米州向け需要が旺盛であった東南アジア線も前年を上回りました。 郵便については、昨年の実績を下回る結果となりました。
《国内線》 12 月の国内貨物輸送実績は総計3万2,313トンで、前年比98.6%と前年実績を下回る結果となりました。増便のあった羽田=沖縄線、貨物スペースの大きな B777-300が投入された関西=札幌線、伊丹=札幌線において物量は昨年実績を大きく上回りました。天候不良で低迷が続いていた福岡発野菜が回復、また札幌発年末需要も堅調に推移しましたが、景気の低迷を反映して東京発一般混載が低調であったこと、また沖縄発切花、野菜が昨秋の台風の塩害の影響から脱しきれなかったことから、物量は全体で昨年実績を僅かに下回りました。郵便については、昨年の実績を下回る結果となりました。
月次決算レート 1998年10月 134円 11月 116円 12月 121円
|