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1999年07月19日 第99043 号 ![]() 日航財団、アジア・オセアニアから短期留学生を招待!〜 第26回「スカラシッププログラム」 アジアの未来について語り合う 〜![]() |
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(財)日航財団(理事長:山地 進)は、1999年7月19日から8月25日迄の間、アジア、オセアニアの11の国・地域から大学生36名を「スカラシッププログラム」短期留学生として、日本に招きます。第 26回を迎える「スカラシッププログラム」は、本年の36名を加え、参加者は合計1,057名となります。このプログラムは、アジア、オセアニアの様々な国の大学生に、日本への理解を深めて頂くことを目的として、日本航空が1975年に開始しましたが、1990年の日航財団設立を機にプログラムの運営を財団に移管し、現在に至っています。短期留学生と日本の大学生との人的・知的国際交流をとおして、相互理解を深める目的のこのプログラムは、日本の大学生からも高い評価を得ております。今年の主なプログラムは下記の通りです。 ( 1)ジャルアカデミー(株)(以下、ジャルアカデミー)での日本理解講座受講。( 各地の大学生と寝食を共にし、シンポジウム「アジアフォーラム in京都」のテーマについての「事前学習」セミナーに参加。( 3)公開シンポジウム「アジアフォーラムin京都」への参加。( 4)「ホームステイ」・「地方都市交流」等を通して日本を実体験し、相互理解を深める。日本航空は、このプログラムを通じアジア、オセアニアの次代を担う各国の若者が共に生活し、語り合う場を活用しながら、日本への理解のみならず、相互の信頼関係・ネットワークを築き、 21世紀の良好な国際関係構築の一助になればと願っています。以上 添付―1.「スカラシッププログラム」について 2.第 26回「スカラシッププログラム」概要お問い合わせ先 (財)日航財団 「スカラシッププログラム」担当:関口 〒140-0002 品川区東品川2-4-11 JALビル 03−5460−3900 「スカラシッププログラム」について 添付−1 1.発足に至る経緯 1970 年代初め、高度成長期の日本の行動に対する批判がアジア各地で高まり、日本製品排斥運動や日本批判の嵐が吹き荒れていた。その中で田中角栄元首相が1974年に弊社特別便でアセアン諸国を訪問した際、タイやインドネシアで学生を中心とする反日デモに遭遇した。これを知った当時の弊社社長(朝田静夫)は、弊社が乗り入れているこの地域の若者に実際の日本の姿を見てもらえば相互理解を促進することができると考え、日本とアジアの友好のために「JALスカラシップ・プログラム」を1975年に発足させた。その後二度にわたるオイルショックなど、厳しい経営状況の時期もあったが、毎年継続実施し、1999年には26回目を迎える。2.発足後現在までの実施年と対象国および参加者数 1975 年より毎年一回実施し(但し1976年のみ春・夏2回実施)、1999年で26回目となる。初年は香港・フィリピン・シンガポール・マレーシア・インドネシアから招聘したが、その後順次対象とする国・地域を拡大するとともに、 1992年からはアジア・オセアニアに絞ることとした。これまでの総参加者数は1,057名になる。1999 年までの国・地域別参加者の述べ人数および期間
3.卒業生の組織化 スカラシッププログラムの卒業生の多くは、それぞれの国の各界の第一線で活躍しており、 第 26回「スカラシッププログラム」概要 添付−21.期間: 1999年7月19日(月)〜8月25日(水) 38日間2.招待人数及び参加国・地域 ::11の国・地域から合計36名中国(北京、上海、香港)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 韓国(ソウル、プサン)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4名オーストラリア、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、ベトナム・・・・・・・各 3名ニュージーランド・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2名3.プログラムの主な内容 第 シンポジウム「アジアフォーラム in京都」のテーマは「アジアの共生を考える-世界の中のアジア、アジアの中の日本−」です。基調講演には松本健一 麗沢大学教授、記念講演として1977年JALスカラシッププログラム卒業生がマレーシアから参加します。アジアの一員としての連帯感を意識し、アジアの中の日本、世界の中のアジアを共に考え、21世紀に向けて「共生」の意義を考えていきます。4.各プログラムについて ( @期間: A内容:東京地区の日本航空社員寮に宿泊し、ジャルアカデミーによる日本語会話、日本理解講座受講。 ( 2)立命館大学、熊本県立大学、慶應義塾大学班に分かれ、「相互理解」と「国際交流」を目的として、各地の大学生と寝食を共にし、シンポジウム「アジアフォーラムin京都」のテーマについての「事前学習」セミナーに参加。@期間: 8月5日〜16日A内容: ( 3)シンポジウム「アジアフォーラムin京都」への参加。@日時: A共催:日航財団、立命館大学、京都府、環日本海アカデミック・フォーラム B内容: a.学生討論会( 18日)JAL スカラーは京都、熊本、東京での「事前学習」のまとめを各班の代表が発表し、全体討議をして、提言をまとめる
b .公開シンポジウム(19日)基調講演:松本健一 記念講演: Ahmad Hisham Kamaruddin 氏( 1977年JALスカラシッププログラム卒業生)総合コーディネーター:小島朋之 慶応義塾大学教授シンポジウムコーディネーター:堀田牧太郎 立命館大学教授モデレーター:奥川櫻豊彦 立命館大学教授高埜健 野村亨 慶應義塾大学教授テーマ:「アジアの共生を考える−世界の中のアジア、アジアの中−」 (4) 「ホームステイ」体験内容:首都圏では日本航空または関連会社の社員宅、京都府、熊本県、大分県及び石川県の各都市では 日航財団は、このプログラムを通して、アジア・オセアニアの次代を担う各国の若者が共に生活し、語り合う場を提供し、日本理解、相互理解のみならず、国境を越えた友情のネットワークを築き、「航空文明社会」における「地球人の育成」を推進することを願っています。
以 上
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