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1999年09月29日 第99055 号 ![]() 日航月報(1999年9月)![]() |
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1.JALトピックス 2.8月輸送概況 (付表:国際線、国内線輸送実績) 3.8月運航概況 4.旅客・貨物輸送実績推移 5.月次日誌(8月27日〜9月27日)
1. JALトピックス1. アメリカン航空とのコードシェア拡大を発表 【9月1日】日本航空とアメリカン航空は、 9月よりコードシェア対象路線の追加・変更を行うこととなりました。これにより、両社のコードシェア対象路線は72路線(*)、週間便数は1,100片道(**)へと拡大します。また、弊社のアメリカネットワークは33都市から36都市へと拡大し、ダラスからは米国内15都市へ接続可能となるなど、米国における利便性がより一層向上いたします。(*)、(**)99年9月8日時点での就航路線・便数。 【 1999年9月1日からの新たなコードシェア開始路線】
2. 「トルコ西部大地震」救援物資輸送のチャーター便運航を発表 【9月2日】9 月4日(土)にトルコ西部大地震の被災地イスタンブールに向けて救援物資輸送のチャーター便(ボーイング747型貨物専用機)を運航しました。当便は、 JICA(国際協力事業団)によりチャーターされ、トルコ西部大地震のご被災者向けにJICA備蓄救援物資ならびに関係業界からJICAに託された救援物資を輸送いたしました。【チャーター便の概要】 T .便名:JL7419/04SEP 成田−アンカレジ−パリ−イスタンブール成田発 9/4 22:30 イスタンブール着 9/5 13:55U .機材:ボーイング747-200F(貨物専用機) JA8180 1機V .救援物資搭載量:80トン強W .救援物資内容:@ JICA備蓄救援物資発電機 /スリーピングマット/簡易水槽/ポリタンク/毛布 など 計約30トンA関係業界からの寄贈物資 乾パン /粉ミルク/缶詰/レトルト白飯/シリアル/ベビーフード/パスタ/小麦粉/ミネラルウオーター など 計約50トン
3. サッカー日本代表の「サポーティングカンパニー」として協賛することを発表 【9月6日】日本航空は、この度「サポーティングカンパニー」としてサッカー日本代表チームへの協賛を行うことと致しました。 サポーティングカンパニーとは、それぞれの企業がその本業を通じて日本代表チームをサポートするものであり、弊社の場合は日本代表チームが空路で移動する際のお手伝いをすることになります。これはひとえに、弊社の安全運航の実績やサービス品質向上への努力を、日本サッカー協会に認めていただいた結果であると理解しております。 −2− 4. 99年度下期路線便数・機材計画を発表 【9月16日】このたび、 1999年度下期(注1)の路線便数・機材計画を策定いたしました。航空業界をとりまく環境が急激かつ大きく変化するなか、当社は、安全運航を不動の基盤とし、需要規模、路線環境に応じた柔軟な路線、便数、機材設定を基本とする、 1999年度路線便数・機材計画を策定し、実行に移して参りました。各事業における基本的な方針は以下のとおりです。 (注1)日本航空では、 11月〜3月が下期となります。国際旅客: ラスベガス、サンパウロ、ハワイなどの太平洋線およびマニラ、バンコク、ソウルなどの東南アジア線を増便する一方、中国線の一部を運休するなど、需要低迷路線のリストラと高需要路線の増強を進めます。また、欧州においては、コードシェアを利用してスペイン線、イタリア線の強化を行い、欧州ネットワークの充実を図ります。 国内旅客: 需要動向を重視した路線運営を行い、福岡 =函館線、関西=松山線の運休や、B737型機の羽田発着路線への投入などによる機材の適正化を実施いたします。 国際貨物: 市場動向、需要動向を踏まえ、ソウル線の運航を開始するとともに、クアラルンプール 寄港便を増便いたします。 T .国際旅客(1)太平洋線 @東京 =ラスベガス線11 月より1便増便し、週5便化いたします。但し、増便する1便については、復路をサンフランシスコ経由といたします。 A東京 =ニューヨーク=サンパウロ線ブラジル線につき、 11月より従来のロサンゼルス経由に加え、ニューヨーク経由にて4便運航し、東京=サンパウロ線を週5便化致します。 B大阪 =シカゴ線11 月より1便減便し、週4便化いたします。C大阪 =ホノルル線12 月より2月まで3便増便し、週17便化いたします。D東京 =バンクーバー線11 月よりカナディアン航空とのコードシェア便を復路について2便化し、JAL運航便と合わせてデイリー運航いたします。 E東京 -コナ-ホノルル-東京線10 月よりジャルウェイズに路線移管の上、コードシェアといたします。
(2)欧州線 @東京 =ロンドン線11 月より1便減便し、週8便化いたします。A東京 =ミラノ線11 月より1便増便し、イタリア線を週6便化いたします。(尚、内1便についてはアリタリア航空とのコードシェアといたします。 )B大阪 =パリ線11 月よりJAL運航便を1便増便し、週4便化いたします。この結果、エールフランスとのコードシェア便と合わせて往路デイリー化、復路週 6便化いたします。C大阪 =チューリヒ 線11 月よりスイス航空とのコードシェア便を1便減便し、週5便化いたします。(スイス航空運航便) D東京 =ジュネーブ線チューリヒ =ジュネーブ間をスイス航空とコードシェアを実施し、週7便運航いたします。(8月から実施中) E東京 =マドリード線11 月よりアムステルダム=マドリード間のコードシェア提携企業をKLMオランダ航空からイベリア航空に変更いたします。 F東京 =バルセロナ線11 月よりアムステルダム=バルセロナ間をイベリア航空とのコードシェアにて開設し、アムステルダム経由にて週 7便運航いたします。G東京 =イスタンブール線9 月以降パリ=イスタンブール間のエールフランスとのコードシェア(週5便)を運休いたします。この結果、同路線はトルコ航空とのコードシェアによる直行便による週 2便運航となります。
(3)東南アジア線 @東京 =マニラ線11 月より1便増便し、週13便化いたします。A東京 =バンコク線11 月より2便増便し、週14便化いたします。この結果、東京・バンコク双方から午前発、午後発のデイリー 2便化となります。
(4)中国線・韓国線 @大阪 11 月より運休いたします。A大阪 =ソウル線11 月より2便増便し、週9便化いたします。B東京 =ソウル線11 月より週3便日本エアシステムとのコードシェアを実施いたします。( JAL運航便)
U.国内旅客(文中の便数は 1日あたりの便数を表します)(1)運休・減便 需要動向を重視し、 11月から福岡=函館線、関西=松山線を運休いたします。また、需要の季節特性に対応し、羽田 =札幌線、関西=札幌線を1便ずつ減便いたします。(2)増便・機材大型化 旺盛な需要に対応すべく、 11月から羽田=沖縄線を1便増便いたします。また、札幌=沖縄線を11月以降(*)、B737型機からB767型機へと大型化し、観光需要への対応を行います。*:当該路線は 10月(上期)からB767で運航します。(3)機材小型化 需給環境の悪化が予想される路線および便につきましては、機材の適正化を実施いたします。 まず、羽田発着路線に当社としては初めて B737型機を投入し、11月以降の羽田=宮崎線、羽田=沖縄線、12月以降の羽田=札幌線の1日1便につき、B767型機からの小型化を実施いたします。また、名古屋 =札幌、名古屋=福岡、関西=福岡、福岡=沖縄の各路線において、11月以降、一部の便のB737型機への小型化を行います。更に、羽田 =福岡、羽田=松山、羽田=大分、羽田=熊本、羽田=秋田、羽田=小松の各路線で、需給環境に対応した機材小型化を実施いたします。(4)(株)ジャルエクスプレス( JEX)への路線移管当下期中に JEX社への路線移管の更なる拡大を行う予定です。
V.国際貨物 (1)東南アジア線、韓国線 @東京 =クアラルンプール線11 月より 東京-シンガポール-バンコク-東京便のうち、1便をクアラルンプール寄港とし、週 4便化いたします。A東京 =ソウル線11 月より週3便にて運航いたします。
5. 国内線2路線のJEX(JALエクスプレス)への移管を発表 【9月17日】2000 年1月11日(火)より、大阪(伊丹)=仙台線および札幌=仙台線の2路線をJALグループの関連航空会社であるJEX((株)JALエクスプレス、本店:東京都品川区、大阪本社:大阪府池田市、社長:吉田敏夫)に移管いたします。各路線の運航便数(両路線とも1日2往復)、使用機材(ボーイング737型機)に変更はありません。
6. 12月の「特定便割引」を発表 【9月21日】1999 年12月の割引運賃の設定について届出を行いました。今回届出た運賃の概要は以下の通りです。1.届出日 1999年9月21日(火)2.対象運賃 「特売りきっぷ」「ス−パ−特売り」(特定便割引) 3.設定期間 1999年12月1日 〜 1999年12月22日−4− 7. 株主通信「Community@JAL」創刊を発表 【9月22日】来たる 10月1日に株主通信「Community@JAL(コミュニティー・ジャル)」を創刊し、株主の皆様に発送いたします。当社は、「株主重視」を 1999-2001年度中期計画における「経営の基本姿勢」のひとつに位置づけており、本年4月には株主との窓口となる株主業務室を独立した部に改編するなどの対応を行なって参りました。今回の「Community@JAL」の創刊は、こうした株主重視の考え方に基き、「いま現在の日本航空」の姿をタイムリーかつ的確に株主の皆様にお伝えすることを目的に行う重要な施策です。当社は、従来、法定の営業報告書以外に「日本航空この1年」および「中間報告書」の両冊子により年2回情報提供を行なっておりましたが、今後は両者を含める形で年4回株主通信「 Community@JAL」を発行して参ります。また、一般の方にも「Community@JAL」をご覧いただけるように当社ホームページ(http://www.jal.co.jp/)へも掲載いたします。[概要] 1.発行時期:年 但し、今回は創刊号のため 10月(通常の 8月発行分)に発行2.発送先 :全株主(発行部数 約24万部)3.主な内容: (1)営業トピックス:当社営業活動全般の様々な特記事項や話題の紹介 (2)経営トピックス:経営方針、将来ビジョン等、株主に伝えたい「経営の考え」を紹介 (3)特集 :営業、経営のトピックスの中から特に伝えたいものを詳細に紹介 (創刊号ではアメリカン航空とのコードシェアをとりあげる予定) (4)財務ハイライト:四半期毎の累計収入概況および旅客・貨物輸送実績と簡単な解説 (中間期および期末は決算データを掲載)
2.8月輸送概況 旅 客 《国際線》 8月の国際線輸送旅客数は123万1,719人、前年比112.9%、座席利用率79.6%となりました。 路線別には、全路線にわたり好調でしたが、グアム・サイパン線(126.9%)、東南アジア線(120.6%)、韓国線(110.9%)、オセアニア線(110.6%)が二桁の伸びを示し好調でした。
《国内線》 8月の国内線輸送旅客数は213万5,234人、前年比103.2%、座席利用率75.4%となりました。 幹線では、今年度から増便となった羽田=関西線を始めとし、特にビジネス路線 (東京=大阪線、東京=福岡線、大阪=福岡線)が対前年比で大きく伸びました。地方路線でも羽田・大阪・名古屋発着路線は好調で、中でも名古屋=福岡線、名古屋=鹿児島線は引き続き増便効果により大きな伸びを示しました。−5− 貨 物 《国際線》 8月の国際貨物輸送実績は総計5万2,095トンで、前年比109.5%と前年実績を上回る結果となりました。 日本発需要につきましては、太平洋線は、南米経済不振の影響が大きいマイアミ向け、自動車関連の不調なシカゴ向けを除いて好調に推移し、前年を上回りました。欧州線は低迷していたドイツ向け需要が回復傾向にあり、韓国、香港、バンコク向けを中心に引き続き好調な東南アジア線とともに前年を上回りました。一方、日本着需要につきましては、太平洋線は西海岸発の生鮮貨物は好調に推移しましたが、一般貨物の荷動きが弱含みであったため前年を下回りました。欧州線は、全体で前年を上回る実績となりました。特にオランダ線が高需要期に入り、球根を中心に堅調に推移しました。東南アジア線は、中国、香港発米州宛玩具、電子部品、及びアセアン発米州、日本宛パソコンが好調に推移し、前年を大きく上回りました。 郵便については、昨年の実績を上回る結果となりました。
《国内線》 8月の国内貨物輸送実績は総計2万4,836トンで、前年比106.1%と前年実績を上回る結果となりました。 札幌発については、海産物が不漁、また野菜が7月の豪雨と8月の高温により作柄・収量ともに不良であったため前年実績を下回りました。東京発は久しぶりに一般貨物が昨年実績を上回り宅配貨物も好調に推移しましたが、大阪発はトラック輸送との競合により前年実績を下回り、また福岡発も野菜に害虫被害が発生する等して落ち込みました。沖縄発は青切みかんを始め、花卉、鮮魚、野菜等、主な航空品目が順調に出荷されました。 郵便については、昨年の実績を上回る結果となりました。
月次決算レート 1999年 6月 124円 7月 121円 8月 119円
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