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プレスリリース


 1999年10月22日
 第99058 号

JALグループ、リージョナルジェットを導入!


〜J-AIRが次期主力機種に50人乗りジェット機を選定 〜

日本航空は、「1999-2001年度中期計画」(1999316日第99021)に於いて取りまとめた、「JALグループ経営の全体構想」の一環として、株式会社ジェイエア(本社:広島市、社長:池田重隆、以下 J-AIR)のJALグループ国内線戦略における位置づけを明確にし、ボーイング737型機よりも小規模の機材に適合する路線を担う航空会社へと発展させることにより、JALグループとしてあらゆる需要規模の路線に対応できる体制を整えることと致しました。

上記のJALグループ運営方針に沿って、J-AIRは、このたび、現在使用しているジェットストリーム・スーパー31型プロペラ機(19人乗り)の後継機として、カナダ ボンバルディア社製のリージョナルジェット、CRJ-200型機(50人乗り/GE社製エンジン装備)を導入することを決定しました。

J-AIRは、この低騒音リージョナルジェットの新造機を、200011月および20013月に各1機受領し、20014月から現行のジェットストリーム・スーパー31型機に加えて運航を開始する予定です。なお、CRJ-200型機につきましては、J-AIRの新たな使命の中で、優れた居住性、騒音特性、高速性、航続能力を持ったリージョナルジェットに適合する路線に投入していくことと致します。

新しい機種を加え、ますます充実、発展していくJALグループの国内線にどうぞご期待ください。

 

以上

別紙 【添付1 CRJ-200型機およびジェットストリーム型機の概要

   【添付2 株式会社ジェイ・エアの会社概要

【添付1】

 

1.CRJ-200型機とジェットストリーム・スーパー31型機の概要

 

ジェットストリーム・スーパー31

CRJ-200

座席数

19

50

全長

14.4m

26.77m

全幅

15.9m

21.21m

最大離陸重量

7,350kg

21,000kg

航続距離

1,300km

3,045km

巡航速度

489km/h

859km/h

 

2.CRJ-200型機の画像

【添付2 19991022

 

 

() ジェイ エア 会社概要

 

 

1.概要

 

(1)商号     株式会社 ジェイ エア

(2)事業内容  都市間コミューター航空輸送

(3)本社     広島市西区観音新町4丁目102号 広島西飛行場内

(4)資本金    2億円

(5)出資者    日本航空(100%出資)

(6)設立     平成888

(7)営業開始  平成8111

(8)代表者    代表取締役社長  :池田 重隆

          代表取締役副社長:水谷 覚

(9)社員数    60名

 

2.沿革

 

(1)「J−AIR」の誕生

 日本航空グループのジャルフライトアカデミー()JAFA)は、広島・大分・松山相互間を運航するコミューター航空「西瀬戸エアリンク」の事業を引き継ぎ、平成341日に「J-AIR」の名称で運航を開始した。JAFAは、日本航空()の乗員養成訓練を行っていたが、小型機の知識・経験を持つことからコミューター事業の展開を図ったものである。

(2) 「J−AIR」の成長

 当初、広島=大分/松山の2路線で営業を開始し、11月には広島=小松/長崎の2路線を新たに開設した。平成510月には広島空港の移転に伴い、現空港は全国初のコミューター専用飛行場として生まれ変わった。この後J-AIRは、機材数の増と共に路線拡大を図っている。

(3)「株式会社J−AIR」の発足

 前述のような事業成長によって、JAFA内ではコミューター事業と訓練事業がほぼ同規模となったが、

コミューター事業に本格的に乗り出すためにこれを分離することとし、平成888日に「株式会

社ジェイ エア」を広島西飛行場内に設立し、同年11月にJAFAから営業譲渡を受け事業を開

始した。

 

 

 

 

3.事業体制

(1)路線

1.広島西−新潟

2.広島西−小松

3.広島西−南紀白浜

4.広島西−鳥取

5.広島西−出雲

6.広島西−高知

7.高知−名古屋

8.高知−福岡

9.高知−宮崎

10.新潟−花巻

11.新潟−名古屋

12.小松−出雲

           合計12路線

(2)機材

 英国製ジェットストリーム・スーパー31(19人乗)5機を使用している。同機材は全長14.4m、全幅15.9m、最大離陸重量7350kg、航続距離1300km、巡航速度489km/時、与圧装置も装備されており長距離や高高度の飛行も可能で、山越え路線・長距離路線にも適している。

(3)運航

 自社の運航乗務員により運航している。

(4)整備

 日常の運航整備のみを広島西で行い、E整備(200時間毎の定期整備)や重整備は長崎のジャルフライトアカデミー()に委託している。

(5)運航管理・空港旅客サービス

 広島西の運航管理を自社で行っている以外は、原則として日本航空()に業務委託している。

(6)販売

 予約・発券・宣伝販促、その他の営業活動は、日本航空()と総販売代理店契約を結んでおり、同社及び同社の支店がこれに当たっている。

 

 

 

以上

 

 

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