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プレスリリース


 2000年03月24日
 第00019 号

JAL,「資金センター」の本格運用を開始!


〜 航空業界初!! 総合財務戦略システム『J-Banks』を導入〜

日本航空は、20004月よりグループ資金を一元管理する「資金センター」を本格稼動させます。これは、前回中期計画に引き続き、2000-2002年度中期計画『「健全で強いJALグループ」連結経営ビジョンの実現へ』(JALNEWS 00015 2000.3.14)で打ち出した連結経営システム確立への具体的取り組みの一環として、連結ベースでの資金効率を高めるために設立されたものです。

当社は、19994月より、グループの経理・資金業務の集中化を目的に「経理センター」を稼動させました。「資金センター」はこれに続くものであり、これによりグループ財務戦略強化の態勢が整います。運営については、JAL金融系子会社のジャルファイナンス株式会社(東京都品川区 社長 杉浦昭義)が担当し、2000年度内に当社連結子会社約80社の参加を予定しています。

「資金センター」の運用には、『J-Banks』と呼ばれるグループ会社の支払並びにグループ会社間の資金融通を一元管理するための新しいシステム(インハウスバンク・システム)を導入いたしました。これは、三和銀行グループと当社の情報システム系子会社であるジャルインフォテック株式会社(東京都港区 社長 三浦貫生)が約1年がかりで共同開発したもので、連結有利子負債の圧縮と金融収支改善並びに支払手数料の削減を可能とする国内航空業界初の総合財務戦略システムです。

@ グループ会社間の資金融通(プーリング)

A 支払代行

B グループ会社間の相殺決済(ネッティング)

C グループ資金の調達・運用

また、このシステムはマルチバンク対応型で、システム開発を行った三和銀行の他、日本興業銀行、第一勧業銀行、東京三菱銀行、住友銀行等合わせて11銀行の参加・協力を得て完成させました。

これにより中期計画上の連結有利子負債の圧縮目標額である約3,500億円のうち約500億円相当が圧縮でき、金融収支についても年間6億円程度改善できるものと見込んでいます。

JALグループでは、中期計画に則り、グループ連結経営の推進、並びにeビジネス戦略・IT戦略を着実に実行に移すこと(「e-JAL」化)で、グループ収支・キャッシュフローの最大化を図ってまいります。今後とも、皆様のご理解とご支援をお願いします。

別紙:JAL資金センター全体概念図

 

 

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