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プレスリリース


 2000年03月31日
 第00024 号

日航月報(2000年3月)


1.JALトピックス

2.2月輸送概況

 (付表:国際線、国内線輸送実績)

3.2月運航概況

4.旅客・貨物輸送実績推移

5.月次日誌(2月29日〜3月30日)

1.JALトピックス

1.JAL New Styleオーストラリア 2000」キャンペーンを発表 【3月1日】

20004月より、オーストラリア政府観光局のご協力のもと、新しいキャンペーン「JAL New Style オーストラリア 2000」を展開いたします。当社は、1999-2000年度中期計画「健全で強いJALグループ」への再生ビジョンで打ち出したCS(カスタマー・サティスファクション)の考え方を徹底、マーケットに密着した顧客ニーズ対応と商品作りの一環として、今までにあまり知られていないオーストラリアの新しい魅力を求めるお客様のニーズに的確にお応えする商品をご提供してまいります。

具体的にはシドニー、ゴールドコースト、ケアンズの3地区にスポットライトを当て、新しい情報やライフスタイルをご提案いたします。

@シドニー

昼も夜も賑やかな大都会でありながら、人も街も緑も海もほどよく溶け込んで、訪れる人を暖かく迎え入れる街。今、現地で話題の地域を紹介します。オーストラリアン・キュイジーヌのレストランや、自然派化粧品を扱う店等の紹介に加え、新しい過ごし方をご提案いたします。

Aゴールドコースト

太陽あふれるアーバン・リゾート。42キロもの長い海岸線に真っ白な砂。たくさんのショップやレストラン、カジノ、テーマパークがあり昼も夜も活気にあふれる街。今、話題のビーチ沿いの街の、エステやナイト・クラブ等もご紹介いたします。

Bケアンズ

世界遺産を2つも擁するトロピカルゾーン。ダイバーには有名なグレートバリアリーフ内の離島に加え、熱帯雨林を安全に楽しめる遊び方等をご紹介いたします。

今回のキャンペーンでは、当社便をご利用いただくキャンペーン対象のツアー(旅行パンフレットにキャンペーンロゴを表示)にご参加のお客様全員に以下のプレゼントを差し上げます。

@上記情報を満載した「JAL New オーストラリア スタイル ブック」

A海外や日本から使えるプリペイドテレフォンカード

B上記3地区の指定ホテルでお食事の方に、JALのオリジナルカクテル

尚、当キャンペーンのイメージ・キャラクターとしてミュージシャンであり俳優でもある藤井フミヤ氏(37歳)を、キャンペーン・ガールとして小林由佳さん(18歳)をそれぞれ起用し、当キャンペーンを一層盛り上げてまいります。

 

2.5月の「往復特売り」を発表 【3月1日】

20005月における国内線運賃の設定について届出を行いました。

T.届出日     200031日(水)

U.対象運賃    「往復特売り」(特定便割引)

V.設定期間    200058 2000531

W.設定概要

@東京=福岡線

設定期間

設定便数

大人普通運賃

往復特売り*

割引率

5/8-5/31

13便(24便中)

31,000

18,000

42%

 

 

A東京=札幌線

設定期間

設定便数

大人普通運賃

往復特売り*

割引率

5/8-5/31

17便(26便中)**

28,000

13,000円〜16,000

43%

54%

*「往復特売り」は往復のご利用便が共に往復特売り設定便の場合のみご利用いただける運賃で、上記表中の運賃は片道の運賃です。

** 曜日・日付により運航便数・設定便数が変わります。

3.20002002年度中期計画を発表 【3月14日】

1999316日、「『健全で強いJALグループ』への再生ビジョン・1999-2001年度中期計画」を策定しました。これは、JALグループの抜本的な改革の出発を告げるものと位置付けられ、グループ経営の全体ビジョンを取りまとめたものです。

その後1年、企業を取り巻く環境が加速度的に変化する中、旅客販売体制の強化を目指した「潟Wャル・セールス・ネットワーク」及びJALグループ航空会社全体の生産性向上を目指した中での「JALウェイズ」の設立、グループ国内事業戦略上の新たな役割を担う低騒音小型機ジェット(50席)の導入を決定する等、弊社は計画に基づき着実に改革を推進してまいりました。その一方で激変する時代の速度に遅れないよう、なお一層の改革と戦略を推し進めていく決意を新たにしました。

今般、安全運航の確保と市場に根ざしたサービスの提供を大前提に、この激変する時代を先取りし、グローバルで高品質な企業グループとして、お客様・社会から選ばれるJALグループを創っていくための改革と戦略を取りまとめた「2000-2002年度中期計画」を策定いたしました。

本中期計画において、1999年度から適用される連結決算重視の会計基準変更など、企業の評価がグループを単位として行なわれ、グループとしての総合力がますます重視される中、弊社は「再生ビジョン」を深化させ、JALグループ連結経営を推進します。その上で、今後も成長が見込まれる航空需要において、市場ニーズへの迅速な対応による最大限の収支とキャッシュフローを目指し、経済のグローバル化の進展の中で、長期的視野に立った戦略と柔軟な戦術、eビジネス・カンパニーとしての取り組みを含めた施策を織込んで策定したのがこの計画です。

 

4.シドニーオリンピックのJOCオフィシャルエアラインに決定 【3月16日】

このたび、20009月に開催される第27回オリンピック競技大会(開催地:シドニー)に参加する日本代表選手団のオフィシャルエアラインに選ばれ、財団法人日本オリンピック委員会(以下JOC)と契約いたしました。

JALはこれまでも、1992年のバルセロナ、1996年のアトランタ両オリンピックでJOCオフィシャルエアラインに、そして1998年の長野オリンピックではオフィシャルサプライヤーに選ばれるなど、「スポーツを通して平和でより良い世界をつくることに貢献する」オリンピックムーブメントの推進に企業としての支援を続けてまいりました。

今回JOCオフィシャルエアラインに選ばれたことにより、JALは日本代表選手の皆様を安全、確実、そして快適にお運びするという大切な使命を与えられました。来るべき新千年紀を迎える記念的な大会となるシドニーオリンピックにおいて、国民の皆様の熱い期待を受けた代表選手の皆様が持てる力をフルに発揮して大活躍出来ますように、私どもJALスタッフも空と地上で力を合わせ、全力でお手伝いをしてゆく所存です。

 

5.スイスエアーとのFFP提携を発表 【3月16日】

このたびスイスエアー(以下SR)とマイレージサービス(以下FFP)での提携開始について合意し、政府認可を条件に、200061日より双方でフライトマイルの積算を開始することになりました。

JALSRは、19987月にコードシェアを核とした広範な提携関係の構築について基本合意し、同年1025日からは成田=チューリッヒ、関西=チューリッヒ間でのコードシェア提携を開始しましたが、FFPに関しても早期の提携開始を目指して、199910月以来双方で具体的な協議を重ねてまいりました。

今回の合意によって、JALFFPであるJALマイレージバンク(以下JMB)には、SRとクロスエア(以下LX)が運航するスイス国内線と、欧州各地・アフリカ・中近東などをはじめ全世界に広がる国際線ネットワークが新たに加わり、欧州を起点としたフライトマイルの積算チャンスが大きく増えることになります。また、JMB会員(20002月末現在の会員数約690万人)が、JMBのマイルをSR/LXの特典航空券と交換することも可能となります。

なお、JMB会員の皆様がSR及びLX便をご利用になる場合の、積算開始便や特典航空券申し込みに関するスケジュールは以下の通りです。

@JMBフライトマイルの積算開始について

SR/LXの国際線及び国内線で、200061日以降に出発する便より積算を開始します。

A特典航空券ご利用申し込みの受付開始について

2000615日以降に出発するSR/LXの国際線及び国内線の便について、200061日より受付けを開始します。

 

6.「資金センター」の本格運用開始を発表 【3月24日】

20004月よりグループ資金を一元管理する「資金センター」を本格稼動させます。これは、前回中期計画に引き続き、2000-2002年度中期計画『「健全で強いJALグループ」連結経営ビジョンの実現へ』(JALNEWS 00015 2000.3.14)で打ち出した連結経営システム確立への具体的取り組みの一環として、連結ベースでの資金効率を高めるために設立されたものです。

当社は、19994月より、グループの経理・資金業務の集中化を目的に「経理センター」を稼動させました。「資金センター」はこれに続くものであり、これによりグループ財務戦略強化の態勢が整います。運営については、JAL金融系子会社のジャルファイナンス株式会社(東京都品川区 社長 杉浦昭義)が担当し、2000年度内に当社連結子会社約80社の参加を予定しています。

「資金センター」の運用には、『J-Banks』と呼ばれるグループ会社の支払並びにグループ会社間の資金融通を一元管理するための新しいシステム(インハウスバンク・システム)を導入いたしました。これは、三和銀行グループと当社の情報システム系子会社であるジャルインフォテック株式会社(東京都港区 社長 三浦貫生)が約1年がかりで共同開発したもので、連結有利子負債の圧縮と金融収支改善並びに支払手数料の削減を可能とする国内航空業界初の総合財務戦略システムです。

@ グループ会社間の資金融通(プーリング)

A 支払代行

B グループ会社間の相殺決済(ネッティング)

C グループ資金の調達・運用

また、このシステムはマルチバンク対応型で、システム開発を行った三和銀行の他、日本興業銀行、第一勧業銀行、東京三菱銀行、住友銀行等合わせて11銀行の参加・協力を得て完成させました。

これにより中期計画上の連結有利子負債の圧縮目標額である約3,500億円のうち約500億円相当が圧縮でき、金融収支についても年間6億円程度改善できるものと見込んでいます。

 

7.キューバへのチャーター便運航を発表 【3月29日】

このたびキューバ共和国政府と関西=キューバ(ハバナ)間におけるチャーター便運航について合意し、政府認可を条件として、20008月に4往復8便のチャーター便を運航することになりました。

このチャーター便は、日本とキューバを結ぶ初めての直行便であり、往路は17時間弱でハバナに到着します。従来は経由地での宿泊を含め、30時間以上かかっていた(*)ものが大幅に短縮され、キューバがとても近い国になります。なお、使用機材は8便すべてボーイング 747型ジャンボ機(エコノミークラスのみ350席)を予定しております。

チャーター実施にあたっては、キューバ政府観光省直轄の旅行業グループ「クバナカン」が8便すべての用機者となり、総代理店(株式会社 ザ・コンタクト)を通じて、日本の旅行代理店各社が旅行商品(ツアー)を販売いたします。

 (*)メキシコ経由の場合

 

【チャーター便運航スケジュール】

便出発日

経路

81 ()

85 ()

89 (水)

813(日)

関西発16:00(09:10/11:00)-ハバナ着19:50

 

便出発日

経路

85 (土)

89 (水)

813(日)

817(木)

ハバナ発22:50(02:10/04:00)-06:00

 

* バンクーバーには往路、復路ともに給油等のために技術着陸を行います。

** 関西着はハバナ出発日の翌々日となります。

 

8.6月の「特売り」「往復特売り」を発表 【3月29日】

20006月における国内線運賃の設定について届出を行いました。今回届出た運賃の概要は以下の通りです。

T.届出日     2000329日(水)

U.対象運賃    「特売り」「往復特売り」(特定便割引)

V.設定期間    200061 2000630

W.設定概要

@「特売り」

  ・羽田=伊丹線(9,000円〜12,000円)、名古屋=福岡線(全便13,000円)、伊丹=福岡線(全便11,000円)などを中心に合計24路線105便に設定致します。

  ・「特売り」はご搭乗日の前日までご予約いただける運賃で、航空券購入後の予約変更はできません。

A「往復特売り」

  ・羽田=福岡線(全24便中13便)および羽田=札幌線(全26便中17便)に設定致します。

  ・「往復特売り」は往復のご利用便が共に「往復特売り」設定便の場合のみご利用いただける運賃で、往路便ご搭乗の前日までご予約いただけます。また、航空券購入後の予約変更はできません。なお、復路便の予約および航空券購入は、通常の発売開始日以前でも可能です。

【ご利用例】

410日に、以下の旅程の航空券の一括購入が可能です。

 往路 610日搭乗分(通常の発売開始410日)の羽田→札幌 JL501を利用

 復路 612日搭乗分(    〃    412日)の札幌→羽田 JL520を利用

 

2.2月輸送概況

旅 客

《国際線》

2月の国際線輸送旅客数は1,036,200人、前年比116.3%、座席利用率71.8%となり11月以来の大幅な伸びとなりました。

路線別にみると、グアム・サイパン線(127.8%)、東南アジア線(126.1%)、韓国線(119.7%)、太平洋線(112.0%)、オセアニア線(111.6%)が二桁の伸びを示し、好調でした。

−5−

《国内線》

2月の国内線輸送旅客数は1,608,300人、前年比103.4%、座席利用率68.7%となりました。

閏年や三連休による需要喚起効果の後押しもあり、幹線・地方路線とも団体需要が大きな伸びを示しました。路線別では、幹線で東京=大阪線、大阪=福岡線、東京=福岡線を結ぶビジネス路線が引き続き好調であったほか、沖縄線も需要を伸ばしました。一方、地方路線も九州路線を除き全般に好調で、羽田=広島線、名古屋=福岡線等新幹線競合路線の伸びが目立ちました。

 

 

貨 物

《国際線》

2月の国際貨物輸送実績は総計48,045トンで、前年比115.9%と前年実績を上回る結果となりました。

日本発需要は、太平洋線は半導体関連需要が1月に引き続き西海岸・東海岸宛共に堅調に推移し搭載実績は大幅に前年を上回りました。欧州線は依然総需要は落込んでいましたが、大阪発電機パソコン関連の需要積み取りを中心に搭載実績は前年を上回りました。東南アジア線は引き続き韓国宛半導体関連需要が旺盛で搭載実績は前年を大きく上回りました。

一方日本着需要は、太平洋線は西海岸発生鮮需要や中部地区発自動車関連需要を中心に堅調に推移し搭載実績は前年を上回りました。欧州線はイギリス、オランダ発パソコン関連需要やイタリア発高級皮革製品需要、オランダ発花卉需要が好調で搭載実績は前年を大きく上回りました。東南アジア線は旧正月休みによる需要回復の遅れでホンコン、シャンハイ発需要が伸び悩みましたが、アセアン発パソコン関連需要は旧正月中も出荷が継続し、全体の搭載実績では前年を上回りました。

郵便については、昨年の実績を上回る結果となりました。

 

《国内線》

2月の国内貨物輸送実績は総計21,984トンで、前年比105.9%と前年実績を上回る結果となりました。

札幌発は羽田宛を中心とする幹線の積み取りが好調であった為搭載実績は前年値を上回りました。東京発は沖縄宛宅配需要が堅調で全体で前年を上回る搭載実績となりました。大阪発は羽田宛は前年を上回ったものの一般貨物を中心に沖縄宛、福岡宛が落ち込み全体で前年実績を下回りました。福岡発は羽田宛の積み取りが大幅に伸びて前年実績を上回りました。沖縄発は切り花やパインといった生鮮需要が好調で前年実績を大きく上回りました。

郵便については、昨年の実績を下回る結果となりました。

月次決算レート

1999年12月 105円

2000年 1月 103円

      2月 105円

 

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