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プレスリリース


 2000年07月19日
 第00049 号

日航財団、25周年記念「スカラシッププログラム」を開催!


〜 オピニオンリーダーとしてスカラシップ卒業生が特別参加 〜

(財)日航財団(理事長:近藤晃)は、2000720日から820日迄の間、アジア、オセアニアの11の国・地域から大学生26名を「スカラシッププログラム」短期招待学生(スカラー)として、日本に招きます。

25周年を迎える「スカラシッププログラム」参加者は、本年26名のスカラーを加え、累計で 1,083名となりした。このプログラムは、アジア、オセアニアの様々な国の大学生に日本への理解を深めていただくことを目的として、日本航空が1975年に開始しましたが、1990年の日航財団設立を機にプログラムの運営を財団に移管し、現在に至っています。

本年は、「スカラシッププログラム」25周年を記念して特別プログラムを開催いたします。

まず、日本理解の第一歩として「日本理解講座」(722日〜84日)を受講(JAL ACADEMY)します。そして世界こどもハイクコンテストに入賞したヨーロッパとアジア・オセアニアの中学生も参加する「AIR FESTA 2000 in広島」(Asia & International Relations87日〜11日)に参加し、国境を越え、世代を超えた国際交流を図ることを目的に、広島市立大学で同世代の学生と今年のテーマについて「学生セッション」(88日〜9日)を行います。最後に、プログラムのハイライトとなる公開シンポジウム「アジアフォーラムin東京」(816日〜17日)においてその成果を発表します。

公開シンポジウム「アジアフォーラムin東京」のテーマは、「21世紀の地球人に求められるもの−経験、学修、そして対話−」です。基調講演者は明石康氏(前国連事務次長)、総合コーディネーターは昨年に続き、立命館アジア太平洋大学の堀田牧太郎教授です。2日目のパネルディスカッションではスカラシップ卒業生とスカラー達の活発な討論を通して、これからのアジアについて、更には世界の共生についてどのように考えていくのか、その成果が期待されます。

日本航空は、このプログラムを通じアジア、オセアニアの次代を担う各国の若者が共に生活し、語り合う場を活用しながら、日本への理解のみならず、相互の信頼関係・ネットワークを築き、21世紀の良好な国際関係構築の一助になればと願っています。

添付: 1.「JALスカラシッププログラム」の経緯と実績

2.25周年記念「スカラシッププログラム」の概要

お問い合わせ先:

(財)日航財団「スカラシッププログラム」担当:関口

140-0002 品川区東品川2-4-11 JAL ビル

TEL NBR03-5460-3900

FAX NBR03-5460-5997

E-MAIL akiko.sekiguchi@jal.co.jp

添付:1.「JALスカラシッププログラム」の経緯と実績

1.発足に至る経緯

1970年代初め、高度成長期の日本の行動に対する批判がアジア各地で高まり、日本製品排斥運動や日本批判の嵐が吹き荒れていた。その中で田中角栄元首相が1974年にJAL特別便でアセアン諸国を訪問した際、タイやインドネシアで学生を中心とする反日デモに遭遇した。これを知った当時のJAL社長(朝田静夫)は、JALが乗り入れているこの地域の若者に実際の日本の姿を見てもらえば相互理解を促進することができると考え、日本とアジアの友好のために「JALスカラシッププログラム」を1975年に発足させた。その後2度にわたるオイルショックなど、厳しい経営状況の時期もあったが、毎年継続実施し、2000年には25周年を迎える。

2.発足後現在までの実施年度と対象国および参加者数

1975年より毎年1回実施し(但し、1976年のみ春・夏2回実施)、2000年で27回目となる。初年度は香港・インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポールから30名を招待した。その後順次対象とする国・地域を拡大していったが、1992年度からアジア・オセアニアに絞ることとした。これまでの総参加者数は1,083名になる。

 

2000年までの国・地域別参加者の述べ人数および期間

 

期間

累計

香港

'75 '97

106

98年からは中国へ計上)

フィリピン

'75

120

 

シンガポール

'75

120

 

マレーシア

'75

119

 

インドネシア

'75

120

 

タイ

'76

116

 

米国(ロサンゼルス、ハワイ、グアム、サイパン)

'77 '91

63

92年より中止)

ブラジル

'80 '90

24

91年より中止)

韓国

'81

79

 

オーストラリア

'83

48

 

ニュージーランド

'83

33

 

中国

'85

74

 

台湾

'91

36

 

ベトナム

'92

25

 

総計

 

1,083

 

 

 

3.卒業生の組織化

JALスカラシップの卒業生の多くは、それぞれの国の各界の第一線で活躍しており、90年にはマレーシアで大臣が誕生した。ほとんどの国では、国単位の同窓会を組織しているが、93年から全卒業生を対象とした国際的な組織作りを開始した。

 

添付:2.25周年記念「スカラシッププログラム」概要

 

 

1.期間:2000720日(木)〜820日(日)  31日間

2.招待人数及び参加国・地域:11の国・地域から合計26

中国(北京、上海、香港)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6

韓国(ソウル、プサン)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

オーストラリア、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、台湾、

タイ、ベトナム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・各2

ニュージーランド・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

3.プログラムの主な内容

1)日本理解講座受講

@期間:722日〜84

A内容:JALアカデミーによるスカラーのための日本語会話入門講座、特別講座

(2)AIR FESTA 2000 in広島」に参加し、国境を越え、世代を超えた国際交流を図ります。

@期間:87日〜11

A内容:広島市立大学での学生セッション、瀬戸田町でのAIR FESTAに参加

(3)公開シンポジウム「アジアフォーラムin東京」への参加。

@日時:816日〜17

A主催:日航財団

B内容:

a.公開シンポジウム(16日)

基調講演:明石康(前国際連合事務次長)

総合コーディネーター:堀田牧太郎(立命館アジア太平洋大学教授)

テーマ:「21世紀の地球人に求められるもの」

b.パネルディスカッション(1617日)

スカラシップ卒業生との パネルディスカッション

(4)「ホームステイ」体験

首都圏では日本航空または関連会社の社員宅、石川県では地元のボランティアのご家庭に23日のホームステイをし、日本人の日常生活を体験する。

 

 

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