JAL | JAPAN AIRLINES

HOME>プレスリリース

プレスリリース


 2000年09月08日
 第00017 号

JALグループ、2000年度下期の路線便数・機材計画を策定


〜JALエクスプレス、JALウェイズへの移管を着実に推進〜

JALグループは、このたび、2000年度下期(200011月〜20013月)の路線便数・機材計画を策定致しました。

2000年に入り、国内においては2月の航空法改正に伴って、路線の参入・撤退ならびに運賃設定における規制が撤廃され、7月には羽田空港増枠による増便が実現しました。また、海外においても、企業提携によるグループ化に加え、欧米において大規模な吸収・合併の動きが表面化しており、航空業界は内外において、かつてない変化の時代を迎えております。

JALグループは、このような環境の変化に対応できる強靭な体質を作るべく、2000年度下期に、国内線において、JALエクスプレスへのB737型機全機(8機)の移管を達成し、ジェイ エアに50人乗り低騒音ジェット機、CRJ-2002機導入致します。国際線においても、10月からJALウェイズに福岡=ホノルル線とサイパン線を移管するなど、「2000-2002年度中期計画」で定めた、グループ航空会社一体となった路線運営を着実に実行いたします。

また、同時に、需要動向や季節変動に柔軟に対応した増便や他社提携を行い、環境変化に伴うビジネスチャンスを確実に捉えてまいります。国内線においては、需要動向に応じて便数・使用機材の適正化を図り、国際線においては、旺盛な需要が期待できる成田=ホーチミンシティ線の開設やハワイ・パリ・マニラ各路線の増便を実施するとともに、アメリカン航空やアリタリア航空など、他社が運航するコードシェア便を活用し、更なるネットワーク拡大に努めます。一方、貨物においても、12月に貨物機10号機を導入し、10月からシンガポール航空とのコードシェアで関西=シンガポール線を開設するなど、好調な貨物需要に応える体制を整えます。

JALグループは、今後とも安全とお客様の利便性向上を第一に、競争力ある体制を目指してまいりますので、皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

尚、当計画は関係当局の認可取得を条件に実施されます。

 

2000年度下期の路線便数・機材計画の概要」

1.国内旅客

伊丹発着路線(伊丹=沖縄線、伊丹=札幌線など)や羽田=函館線の機材大型化など、需要

動向に柔軟に対応した増減便や機材変更を行い、収益性向上を目指します。加えて、2001

3月までにB737型機のJALエクスプレスへの機材移管(6機目〜8機目)を完了するほか、日本

トランスオーシャン航空機材・乗員による運航を拡大するなど、グループ会社の生産資源を

有効活用し、グループ全体での生産性向上を図ります。

 

2.国際旅客

(便数の増減はすべて2000113日に発表した「2000年度の路線便数・機材計画」との対比によるものです)

(1)太平洋線

@関西=シカゴ線

11月以降、1便減便し、週4便化します。(99年下期と同様)

A成田・名古屋=バンクーバー線

カナディアン航空との提携解消に伴い、11月以降、運休します。

B成田=ホノルル線

11月、2月は1便、1月は2便増便し、それぞれ週25便、26便化します。

C関西=ホノルル線

11月以降、2便増便し、11月、3月は週16便、12月〜2月は19便化します。

D福岡=ホノルル線

10月以降、JALウェイズへの路線移管を行います。

Eシカゴ=トロント・モントリオール・オタワ線

10月以降、アメリカン航空とのコードシェア(アメリカン航空運航便)により

各週7便で開設いたします。

Fニューヨーク=モントリオール線

10月以降、アメリカン航空とのコードシェア(アメリカン航空運航便)により

7便で開設いたします。

(2)欧州線

@成田=ロンドン線

11月以降、1便減便し、週8便化します。

A成田=パリ線

11月以降、1便増便し、週8便化します。

B関西=パリ線

11月以降、1便増便し、週4便化します。(99年下期と同様)

C成田=チューリッヒ線

11月以降、JAL運航便を1便減便し、スイス航空とのコードシェア便を1便

増便することにより、JAL運航便、スイス航空運航便をあわせて、毎日

運航を維持いたします。

D関西=チューリッヒ線

11月以降、スイス航空運航便でのコードシェア(週5便)を運休いたします。

Eチューリッヒ=ウィーン線

11月以降、スイス航空とのコードシェア(スイス航空運航便 機材:A321)に

より週7便で開設いたします。

F成田=イタリア線

11月以降、成田=ミラノ直行、成田=ローマ直行に変更いたします。日本と

ローマの間の直行便は当社では始めてです。また、同時に、アリタリア航空

とのコードシェアを両社の全便に拡大し、JAL運航便、アリタリア航空運航便を

あわせて、イタリア線を毎日運航(週11便)いたします。

200098日付け JAL NEWS 00061 参照)

G関西=ミラノ線

11月以降、アリタリア運航便でのコードシェア(週3便)で開設いたします。

(3)東南アジア線

@成田=マニラ線

11月以降、2便増便し、週13便化します。

A名古屋=マニラ線

11月以降、1便増便し、週4便化します。

B福岡=バンコク線

11月以降、タイ航空運航便でのコードシェアを1便増便し、週5便化します。

C成田=ホーチミンシティ線

11月以降、週2便で開設いたします。

D関西=ホーチミンシティ線

11月以降、JAL運航便を週2便減便し、ベトナム航空運航便でのコードシェア

を週1便増便することにより、関西発週6便、ホーチミンシティ発週5便といた

します。

(4)中国線、韓国線

@名古屋=天津線

11月以降、2便減便し、週2便化します。

(5)グアム・サイパン・オセアニア線

@成田=サイパン線

10月以降、JALウェイズに路線移管いたします。

A関西=サイパン線

10月以降、JALウェイズに路線移管いたします。

B関西-クライストチャーチ-オークランド線

11月以降、ニュージーランド航空運航便でのコードシェアを1便増便し、週3便

化します。

3.貨物

旺盛な貨物需要に対応すべく、12月に貨物機10号機(B747-200F型機)を導入し、成田=

ランクフルト線や成田=サンフランシスコ線・成田=ロサンゼルス線などを増便いたします。

また、10月より、シンガポール航空との貨物便コードシェア(シンガポール航空運航便

材:B747-400F型機)により、関西=シンガポール線を週1便、新規に開設いたします。

4.機材

2000年度下期の機材計画は、2000年度当初の計画どおりで、旅客機から改造した貨物機1

機を導入するほか、ジェイ エアによるCRJ-200型機 2機の受領などを予定しております。な

お、2000年度末におけるJALグループ全体の稼動機材数につきましても、当初計画どおり、

157機(JALJALウェイズ・JALエクスプレス合計で134機、日本アジア航空7機、日本トラン

スオーシャン航空11機、ジェイ エア5機)となります。

 

 

 

 

以上

 

Copyright © Japan Airlines. All rights reserved.