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プレスリリース


 2001年01月17日
 第01003 JGAN号

JALグループ、2001年度の路線便数・機材計画を策定


〜ソウル線大幅増便など、需要動向に応じた柔軟な計画を実施〜

 JALグループは、このたび、2001年度の路線便数計画及び機材計画を策定いたしました。

 航空業界を取り巻く環境は、2001年3月末予定のソウル仁川空港開港を皮切りに、2002年度には成田暫定滑走路供用開始や羽田空港発着枠拡大等が控えており、ここ数年でめまぐるしく変化することが予想されております。また、燃油費の高止まりや米国景気の減速など、足下の状況も予断を許さないものとなっております。

 JALグループは、安全運航の堅持を大前提に、こうした環境の変化に充分に対応し、安定的に利益を計上できる路線便数体制の構築を目指してまいります。

 特に、2001年度においては、最近の需要の回復傾向に木目細かく対応し、お客様の利便性向上と最大限の利益確保を実現することを最重要課題として、羽田=福岡線、羽田=沖縄線の増便(各1日1便)やソウル線の大幅増便(関西線週3便増、名古屋線週4便増、広島線週1便増、小松線週1便増)を実施いたします。成田=ソウル線につきましても、2000年度下期に続き、通年で増便(週1〜3便)を継続いたします。

 好調な国際貨物についても、高需要期(9〜12月)に稼動機材数を増やして米国西海岸線とフランクフルト線で増便を行うとともに、ノースウエスト航空との貨物便コードシェア拡大に応じて貨物便経路の再編成を行い、関西空港発着米州路線および東南アジア路線を開設いたします。

 また、ジェイ エアが低騒音ジェット機CRJ200により、JALグループ国内線の新路線を開拓するほか、下表のとおり、4月以降、JALからグループ航空会社への路線移管を進め、「2000-2002年度中期計画」で定めた、グループ航空会社一体となった効率的な路線運営を着実に実行してまいります。

航空会社

路線・機材

便数

日本トランスオーシャン航空

(以下JTA)

福島=沖縄(B737)

福岡=沖縄(B737)

1便/日

4便/日のうち1便/日

ジャルエクスプレス

(以下 JEX)

名古屋=鹿児島(B737)

名古屋=福岡(B737)

2便/日(*)

5便/日(移管時期未定)

ジェイ エア

(以下J-AIR)

福島=札幌(B737からCRJ200に変更)

名古屋=山形(B737からCRJ200に変更)

1便/日

1便/日

ジャルウェイズ

名古屋=ホノルル(B747)

1便/日

     (*)名古屋=鹿児島につきましては、上記2便/日に加え、4月からJ-AIRがCRJ200で1便/日の運航を開始します(既報)

JALグループは、今後とも、安全とお客様の利便性向上を第一に、競争力ある体制を目指してまいります。21世紀のJALグループにどうぞご期待ください。

尚、当計画は関係当局の許認可取得および各空港の発着調整結果を受けて実施いたします。

 

 

 

「2001年度の路線便数・機材計画の概要」

1.国内旅客

 J-AIRは4月から、JALグループの国内線事業戦略を担う新機材である、低騒音ジェットCRJ200(2機)の運航を開始し、地方路線への積極的な展開を図ります。また、JALは需要の見込める羽田=福岡線(4月から)、羽田=沖縄線(6月から)を各1日1便増便いたします。

 一方、需要動向を勘案し、JALが季節運航(5〜9月、機材:B737)を行っていた福島=帯広線を運休するほか、一部路線で機材の小型化(B767→B737)を行います。また、JTAは4月から沖縄=鹿児島線(機材:B737)を運休いたします。

 なお、路線移管についても着実に実施し、01年度中に合計6路線11便/日をJTA、JEX、J-AIRに移管する予定です。

2.国際旅客

(便数の増減は、2000年1月13日に発表した「2000年度の路線便数・機材計画」ならびに2000年9月8日に発表した「2000年度下期の路線便数・機材計画」との対比によるものです)

 需要に応じて、機材・便数・運航経路の柔軟な変更を行い、お客様の利便性向上と収支の更なる改善を図ります。具体的には、好調なソウル線を増便するほか、運休中の関西=大連線を再開します。一方、福岡=プサン線および成田=香港=バンコク線の香港=バンコク区間については、運休いたします。

(1)米州線

@関西=シカゴ

4月から1便減便し週4便化。

A成田=ロサンゼルス

7〜10月に1便減便し通年週8便化。

B成田=ロサンゼルス=サンパウロ

6月以降B747-400運航に変更。→サンパウロ線は全便B747-400に統一。

C成田-コナ-ホノルル-成田

6月をDC10運航からB747運航に変更し、機材を大型化する。

D名古屋=ホノルル

4月からジャルウェイズに路線移管する。

 

 

 

(2)欧州線

@関西=パリ

4月から1便増便し、週4便化。

(3)東南アジア線

@成田=マニラ

4〜10月に1便増便し、週12便化する。

A名古屋=マニラ

8〜10月に1便増便し、週3便化する。

B成田=ホーチミン

通年週2便運航。(2000年11月開設路線)

C成田=香港=バンコク

香港=バンコク区間を運休。

(4)中国線

@関西=大連

4月からB767にて週2便復便。(1998年11月より運休中)

A名古屋=天津

8〜10月に1便減便し、週3便化する。

 

 

(5)台湾線(日本アジア航空運航)

@成田=台北=香港

4月から成田=台北間で週5便についてB767からB747に大型化。

A成田=台北=高雄

4月からB767をB747に大型化した上で、1便増便して週4便化。

B関西=台北

4月から6便増便し、週16便化。

C関西=台北=高雄

4月から1便減便し、週3便化。

(6)韓国線

@成田=ソウル

4〜6月前半週10便、6月後半〜8月及び10月週9便,9月週8便

(2000年度は4〜1月前半週7便、1月後半週9便、2月以降週10便)

A関西=ソウル

4月から週末に3便増便し、週17便化。

B名古屋=ソウル

4月から4便増便し、週11便化。

C広島=ソウル

4月から1便増便し、週4便化。

D小松=ソウル

4月から1便増便し、週3便化。

E福岡=プサン

4月から運休。

 

 

3.国際貨物

 高需要期(9〜12月)に稼動機材数を1機増やし、米国西海岸線、フランクフルト線においてそれぞれ週1便の増便を行います。また、ノースウエスト航空との貨物便コードシェア拡大に応じて貨物便路線の再編成を行い、9月以降、関西-アンカレジ−ロサンゼルス線(週3片道)と香港-関西線(週2片道)を開設するほか、寄港地の変更などにより、効率的な運航体制を確立いたします。

 また、10〜12月と3月に関西=ヨーテボリ=フランクフルト線を週1便増便(ルフトハンザカーゴおよびスカンジナビア航空との3社貨物便コードシェア、機材:ルフトハンザ カーゴ運航MD11F)し、週6便体制といたします。

4.機材計画

 2001年度中にJALは747国際旅客機材 1機を退役させ、747-400を更新機材として導入します。また、2001年度末には、JALの貨物機1機(B747-200F)の退役を検討しています。

グループ航空会社では、JTAがB737-200 4機をB737-400に更新し、全15機の更新を完了します。また、J-AIRは2001年4月からジェットストリーム31 2機をCRJ200に更新するのに加え、2002年3月に3機目のCRJ200を受領いたします。なお、2001年度末におけるJALグループ全体の稼動機材数は156機です。

 

 

以上

 

 

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