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プレスリリース


 2001年01月24日
 第01004 号

JAL、インターネットを利用した航空燃料調達のサプライ・チェーン・マネジメントに参加


〜航空会社22社、石油会社6社が共同で「Jet-A.com」を設立〜

このほど、世界の主要航空会社22社(*)と石油会社6社(BP、シェブロン、エクソンモービル、シェル、テキサコ、およびトタールフィナエルフ)とが共同で、航空燃料調達のサプライ・チェーン・マネジメント(**)運営会社「Jet-A.com」(ジェット・エイ・ドットコム)を設立することを発表しました。設立にあたり、航空各社は、「Aeroxchange」ならびに「AirNewco」という2組の調達eマーケット(***)運営会社を通じて「Jet-A.com」に間接出資します。なお、日本航空は、2000年7月に設立されたAeroxchangeに、創立メンバーとして資本参加しています。

「Jet-A.com」は、航空燃料の買い手である航空会社と売り手である石油会社とが、公正な競争環境を維持しつつ共同で構築するもので、最新のインターネット技術を用いたサプライ・チェーン・マネジメントにより、合理化を進めて効率を高め、航空燃料の取引コストを下げることを目指しています。「Jet-A.com」が支援する調達業務は、入札、在庫管理、給油伝票処理、請求・支払処理など、サプライ・チェーンの全般にわたり、航空会社・石油会社双方を含む参加企業全体で年間約1億ドルの経費削減を見込んでいます。

「Jet-A.com」は、アメリカ合衆国シカゴに本社を置き、資本参加の有無によらず、あらゆる航空会社、石油会社、および施設・給油会社が利用できるオープンな仕組みとして運営されます。2001年4月に稼動し、順次、支援業務を展開していく予定です。

JALは、今後、Aeroxchangeのメンバーとして「Jet-A.com」を支援するとともに、航空燃料の大口需要家として「Jet-A.com」を有効活用し、ITによる業務改革に積極的に取り組んでいきます。

                                 以上

  Aeroxchangeのメンバーは、エアカナダ、ニュージーランド航空、全日空、アメリカ・ウエスト、オーストリア航空、キャセイ航空、フェデラル・エキスプレス、日本航空、KLMオランダ航空、ルフトハンザ・ドイツ航空、ノースウエスト航空、スカンジナビア航空、およびシンガポール航空の13社。AirNewcoは、アメリカン、ユナイテッド、英国航空、エールフランスなど9社。

 **サプライ・チェーン・マネジメント:受発注、調達、在庫管理、配送など、事業活動の川上から川下まで をコンピュータを使って総合的に管理する手法

***調達eマーケット:インターネットを用いた調達取引市場

 

添付:『Jet-A.com』出資形態概要

 

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