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2001年07月11日 第01020 号 ![]() 日航財団、第28回「スカラシッププログラム」を開催!〜 「語ろう、探そう、日本の魅力」をテーマに相互理解を深めます 〜![]() |
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2001年07月11日第01020号(財)日航財団(理事長:近藤 晃)は、2001年7月16日から8月14日までの間、アジア、オセアニアの11の国、地域から大学生35名を「スカラシップ プログラム」短期招待学生(スカラー)として、日本に招きます。 28回目を迎える「スカラシッププログラム」参加者は、本年35名のスカラーを加え、累計で、1,118名となりました。このプログラムは、アジア、オセアニアの様々な国の大学生に「日本への理解を深めてもらうこと」を目的として、日本航空が1975年に開始しましたが、1990年の日航財団設立を機にプログラムの運営を財団に移管し、現在に至っています。 本年は、テーマを ”語ろう、探そう、「日本の魅力」”とし、日本に多大の興味・関心を抱く「日本志向」の強い、日本語の語学力を有する学生を招待し、さまざまな国際交流を通して、日本のみならずアジア、世界を考え、相互理解を深めてもらうプログラムを用意しています。 【 日本理解講座 】7月23日(月)〜8月3日(金) 日本語研修のみならず、日本の文化、歴史、経済、社会、技術、環境などを学び、日本に対する体系的な理解を深めます。これには、企業見学やフィールドワークも含まれます。 【 金沢シンポジウム・フォーラム in 石川 】7月19日(木)〜7月23日(月) 加賀百万石の城下町金沢において、スカラシップ「2001アジアフォーラムin石川」のテーマ「国際ボランティア」を基に、石川、金沢の大学生たちと活発な議論を重ねる事により、アジアの多様性とともに相互理解の重要性を諮ります。更に、ホームステイでの生活習慣や行動様式の実体験、兼六園、伝統工芸館などの見学をはじめ、茶道、書道、華道などの文化体験を通し、形而上、形而下の日本の魅力に迫ります。 【 学生セッション 】8月4日(土)〜8月7日(火) 立命館アジア太平洋大学(大分県別府市)の全面協力のもと、本プログラムのテーマ「語ろう、探そう、日本の魅力」について、同大学生を交え、4日間の熱いセッションを行ないます。日本の学生との活発な議論を重ねることにより、アジアの多様性とともに相互理解の重要性を諮ります。 【 シンポジウム「アジアフォーラム in 大分」】8月8日(水)〜8月9日(木) 30日間にわたるスカラシッププログラムの集大成と位置づけられる当フォーラムでは、学生セッションで得られた成果を発表するとともに、「日本の魅力」について、より掘り下げた議論を展開します。同時に内外の様々な観点から今後の方向性を複眼的に解析し、提言していきます。
【 ホームステイ 】 東京地区(日本航空または関連会社の社員宅)と石川県金沢市(地元ボランティアの御家庭)にてホームステイを体験します。スカラー達は、日本人の生活習慣や行動様式などに直接触れ、知識を深めるとともに、草の根レベルの相互交流を育みます。 日本航空は、このプログラムを通じ、アジア、オセアニアの次代を担う各国の若者が共に生活し、語り合う場を活用しながら、日本への理解のみならず、相互の信頼関係、ネットワークを築き、21世紀の良好な国際関係構築の一助になれば、と願っています。
――――― 第28回「スカラシッププログラム」概要 ―――――― 1.期 間 : 2001年7月16日(月)〜8月14日(火) 30日間 2.招待人数及び参加国・地域 : 11の国・地域から 合計35名 中国(北京、上海、香港)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6名 韓国(プサン、ソウル)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4名 オーストラリア、インドネシア、マレーシア、フィリピン、 シンガポール、台湾、タイ、ベトナム・・・・・・・・・・・・・ 各3名 ニュージーランド・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1名 以 上 添付:「JALスカラシッププログラム」の経緯と実績
お問い合わせ先: (財)日航財団「スカラシッププログラム」事務局 〒140-0002 品川区東品川2-4-11 JAL ビル TEL NBR:03-5460-3900 FAX NBR:03-5460-5997 E-MAIL :
添付:「JALスカラシッププログラム」の経緯と実績 1.発足に至る経緯 1970年代初め、高度成長期の日本の行動に対する批判がアジア各地で高まり、日本製品排斥運動や日本批判の嵐が吹き荒れていた。その中で田中角栄元首相が1974年にJAL特別便でアセアン諸国を訪問した際、タイやインドネシアで学生を中心とする反日デモに遭遇した。これを知った当時のJAL社長(朝田静夫)は、JALが乗り入れているこの地域の若者に実際の日本の姿を見てもらえば相互理解を促進することができると考え、日本とアジアの友好のために「JALスカラシッププログラム」を1975年に発足させた。その後2度にわたるオイルショックなど、厳しい経営状況の時期もあったが、毎年継続実施し、2000年には25周年を迎えた。 2.発足後昨年までの実施年度と対象国および参加者数 1975年より毎年1回実施し(但し、1976年のみ春・夏2回実施)、2000年で27回目となった。 初年度は香港・インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポールから30名を招待した。その後順次対象とする国・地域を拡大していったが、1992年度からアジア・オセアニアに絞ることとした。昨年までの総参加者数は1,083名になる。
2000年までの国・地域別参加者の述べ人数および期間
3.卒業生の組織化 JALスカラシップの卒業生の多くは、それぞれの国の各界の第一線で活躍しており、90年にはマレーシアで大臣が誕生した。ほとんどの国では、国単位の同窓会を組織しているが、93年から全卒業生を対象とした国際的な組織作りを開始した。 以 上
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