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プレスリリース


 2001年10月22日
 第/ 号

JALとNTT、光マーケットクリエーションに向けて共同研究を開始


〜ブロードバンドライブ放送による、お客さまとの新たな双方向コミュニケーションの実現を目指して〜

 日本航空株式会社(以下JAL、本社:東京都品川区、代表取締役社長:兼子勲)と日本電信電話株式会社(以下NTT、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮津純一郎)は、企業とお客さまがOne to oneに結ばれることで生まれる光ブロードバンド時代の全く新しいサービスやビジネスの創出に向けて、10月22日から共同研究を開始しました。

  共同研究において、JALは旅をはじめとする豊富な映像コンテンツを活かしたブロードバンドライブ放送(以下、BBライブ放送)と、航空券・パッケージツアー・JALグッズ等グループ各社商品などのe-コマースとを融合させ、お客様との双方向コミュニケーションを実現する光ブロードバンド時代の総合企業ポータルの検討を進めます。NTT研究所はこの新しい企業ポータルを支える光ネットワークや情報流通プラットフォームの機能検証を進めます。両社はこれによって、魅力ある企業コンテンツと情報流通技術が融合し生み出される新しいサービス・ビジネスモデルを追求します。

○共同研究開始の背景

 NTT研究所は、光ネットワーク上での新たな市場創造を目的に、さまざまな業界や企業と連携した「光マーケットクリエーション活動*1」を展開し、これまでに無い新需要を喚起する情報流通サービスである「光ソフトサービス*2」のあり方の探求を行なっています。一方、JALは早くからeビジネスに着目し、インターネットや携帯電話を利用しての国内線・国際線の予約・販売をはじめとするさまざまなサービスを展開してきました。そして、ブロードバンド時代の光ネットワーク展開が進む現在、BBライブ放送やリッチな双方向コミュニケーションにより企業とお客様とをOne to one で結ぶことで、新しい形のサービスやビジネスの創出を目的に、NTTと共同で研究を進めることとしました。

○具体的な展開

 提供するコンテンツ、サービス運営体制やシステム構成等の具体的な検討を進めるために、2002年春頃を目途にプレ実験を開始する予定です。

 プレ実験では、まず数千人のモニター会員を募集し、週1回程度のBBライブ放送番組‘JNFLASH(仮称)’の定時配信を行い、モニター会員からはアンケートやコメントなどの実験情報を収集します。また、JALの持つ、旅、航空機に関する情報や、クルーからの耳寄り情報等の豊富なコンテンツや光ブロードバンドを支える最新テクノロジー情報などをわかりやすく番組化していきます。この中で、NTT研究所はシステム構成および各種機能の検証などを、JALはその上でのさまざまなコンテンツ作成の検討やサービス運営体制の確認・評価を行います。これによって、両社でBBライブ放送とコマースを融合させた新たなサービス・ビジネスモデルの可能性を探求します。

  その後、プレ実験の評価などを踏まえて、2002年秋頃からは、JALサイト(www.jal.co.jp)上での本実験に移行させていく予定です。本実験では、プレ実験で検討したサービス・ビジネスモデルを具体化する本格的なBBライブ放送番組‘JAL TVチャンネル(仮称)‘を配信します。

  以上により、映像を活用したわかりやすい双方向コミュニケーションスタイルを確立し、企業とお客様をつなぐ光ブロードバンド時代の新たなサービス・ビジネスモデルを世に先駆けて創出していきます。

 

<用語解説>

*1 光マーケットクリエーション活動

 光ネットワークの持つ「高速・広帯域」、「双方向」、「複合メディア融合」といった特長を活かした「光ならでは」の新しい情報流通サービス(光ソフトサービス)を世の中のお客様に提供し、評価して頂くことにより、光の需要開拓を図り新たな市場を創造していく活動のことです。NTT研究所が、さまざまな業界パートナーと連携して展開をすすめており、平成12年11月に報道発表しました。(http://www.ntt.co.jp/news/news00/0011/001128.html)

*2 光ソフトサービス

 臨場感溢れるコンテンツの流通等、光ネットワークというハードウェアの上で情報流通プラットフォームやアプリケーション等のソフトウェアが実現するサービスの総称で、「光」と「ソフト」を組み合わせたNTTの造語です。

 

別紙 プレ実験概要

共同実験イメージ映像はこちら

 





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