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2002年01月16日 第020004 JGAN号 ![]() JALグループ、2002年度の路線便数・機材計画を策定国内線は 羽田=富山/岡山/山口宇部線を開設!国際線は 成田=厦門(アモイ)線/成田=ハノイ線、名古屋=上海線を開設![]() |
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JALグループは、このたび、2002年度の路線便数計画及び機材計画を策定致しました。 米国同時多発テロの影響を受け、2001年度下期には国際旅客需要が低迷しましたが、11月中旬には底を打ち、需要回復の傾向に転じております。その傾向は、2002年度も継続し、上期中には元の成長軌道に戻るものと想定しています。又、2002年度には、成田暫定滑走路の供用開始や、羽田空港発着枠拡大等の大きなビジネスチャンスがあり、JALグループは安全運航の堅持を大前提に、積極的かつ柔軟性のある路線便数計画を立て、お客様の利便性向上を図ると共に安定的に利益を計上できる体制構築を目指して参ります。 当社は、関係官庁および株主総会の承認を前提として、2002年9月に株式会社日本エアシステム(以下、JAS)と経営統合することとしておりますが、この経営統合の精神を踏まえ、更なる競争の促進と旅客利便性の向上に積極的に対応するために、他社が独占している国内線3路線へ新規参入することと致しました。 具体的には、7月に拡大される羽田空港の発着枠を活用して、羽田=富山線、羽田=岡山線、羽田=山口宇部線の3路線を開設致します。また、名古屋=沖縄線、伊丹=札幌線、羽田=広島線、羽田=函館線を増便致します。 又、国際線では、成長の見込まれる中国等のアジア地域における新規路線の開設を含め、成田発着で約20%(全路線計では6%、10月路線便数対比)増便を行い、お客様のニーズにお応えして参ります。 具体的には、成田=厦門線、成田=ハノイ線及び名古屋=上海線を開設すると共に、成田=上海線、成田=青島線、名古屋=北京線、成田=ソウル線、成田=プサン線及び成田=ジャカルタ/デンパサール線等を増便致します。 JALグループは、2002年度のビジネスチャンスを活かし、国内線、国際線共に輸送力を拡大し、安全とお客様の利便性向上を第一に、競争力・収益性の強化を目指して参ります。JALグループの路線展開にどうぞご期待下さい。 尚、JASとの経営統合を踏まえた路線便数計画は、関係官庁より統合のご承認を頂いた後に検討することとしております。 当計画は、関係官庁の許認可取得および各空港の発着調整結果を受けて実施致します。
「2002年度の路線便数・機材計画の概要」 1.国内旅客 羽田空港発着枠拡大に伴い、他社単独路線である羽田=富山線、羽田=岡山線、羽田=山口宇部線を新規開設致します。又、高需要の見込める路線の増便を致します。 (1) 新規路線開設
(2) 増便
2.国際旅客 成田暫定滑走路の供用開始をビジネスチャンスと捉え、成田=厦門線、成田=ハノイ線、名古屋=上海線を開設するとともに、中国線、韓国線等を増便致します。また、米国同時多発テロの影響による需要動向を踏まえて、路線によっては段階的に復便して参りますが、それに加えて機材・便数・運航経路の柔軟な運用を行い、お客様の利便性向上と収支の更なる改善を図って参ります。 (便数の増減は、米国同時多発テロの影響に対応した修正を含まない2001年度の路線便数計画同月との対比です。) (1) 米州線
(2) ホノルル線
(3) 欧州線
(4) 東南アジア線
(5) 中国線
(6) 台湾線(日本アジア航空)
(7) 韓国線
(8) ミクロネシア線
(9) その他(成田発着国内線)
3.国際貨物 成田暫定滑走路供用開始をネットワーク増強の機会と捉え、欧州・アジア線での増便等を行なうとともに、事業環境の変化を的確に見極めつつ、効率的な路線路便運営を実施します。 (1) 太平洋線 通年で自社機により週17便。
(2) 欧州線
(3) 東南アジア線
(4)台湾線(日本アジア航空)
4.機材計画 最優先課題である「安全運航堅持」のために、従来通り安全強化施策を着実に実施すると共に、「機材稼動の更なる向上」「生産資源の有効再配置」により事業規模拡大に対応します。 JALでは、羽田・成田増枠対応としてB767-300ERを1機導入すると共に、MD11 5機を順次退役させ、更新機材としてB767-300ER 2機およびB777-200ER 3機を導入し、加えて2002年度初めに退役するB747貨物機 1機の更新として、B747旅客機 1機を貨物機に改造します。 また、グループ航空会社では、J-AIRでCRJ200 2機を増機し4機体制とし、JALグループ全体の総機材数は、2002年度末において前年度対比 2機増の171機体制となります。 以上 |