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2002年07月01日 第02018 号 ![]() 日航財団、第29回「スカラシッププログラム」を開催!〜 「どこから生まれる日本の魅力」をテーマに相互理解を深めます〜![]() |
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(財)日航財団(理事長:近藤 晃)は、2002年7月15日から8月15日までの間、アジア、オセアニアの10の国、地域から大学生33名を 「スカラシップ プログラム」短期招待学生(スカラー)として、日本に招きます。
29回目を迎える「スカラシッププログラム」参加者は、本年33名のスカラーを加え、累計で、1,151名となりました。このプログラムは、 アジア、オセアニアの様々な国の大学生に「日本への理解を深めてもらうこと」を目的として、日本航空が1975年に開始しましたが、 1990年の日航財団設立を機にプログラムの運営を財団に移管し、現在に至っています。
本年は、テーマを ”どこから生まれる日本の魅力”とし、日本に多大の興味・関心を抱く「日本志向」の強い、日本語の語学力を有する 学生を招待し、さまざまな国際交流を通して、日本のみならずアジア、世界を考え、相互理解を深めてもらうプログラムを用意しています。
【 日本理解講座 】7月18日(月)〜8月1日(木) 日本語研修や、日本の文化、歴史、経済、社会、技術、環境などを学び、日本に対する体系的な理解を深めます。 これには、企業、証券取引所、放送局、国会議事堂見学等のフィールドワークも含まれます。
【 金沢シンポジウム・フォーラム in 石川】7月23日(火)〜7月29日(月) 加賀百万石の城下町金沢において、石川県内の大学生たちとシンポジウムを開催するとともに、学生間交流を深めます。 また、ホームステイでの生活習慣や行動様式の実体験、金沢城、歴史博物館、能楽堂、兼六園、伝統工芸館などの見学をはじめ、 茶道、書道、華道などの文化体験を行います。
【 学生セッション 】8月6日(火)〜8月12日(月) 立命館大学(京都府京都市)の全面協力のもと、本プログラムのテーマ「どこから生まれる日本の魅力」について、17名の立命館大学生を交え、 4日間のセッションを行ないます。セッションはいくつかのグループに分かれ、各グループ毎のサブテーマを検討することから始まります。
【 シンポジウム「アジアフォーラム in 京都」】8月9日(金)〜8月10日(土) 30日間にわたるスカラシッププログラムの集大成と位置づけられる当フォーラムでは、長田豊臣・立命館大学学長の講演を皮切りに 学生セッションで得られた成果を発表するとともに、「日本の魅力」について、より掘り下げた議論を展開します。
【 ホームステイ 】 東京地区(日本航空または関連会社の社員宅)と石川県金沢市(地元ボランティアの御家庭)にてホームステイを体験します。 スカラー達は、日本人の生活習慣や行動様式などに直接触れ、知識を深めるとともに、草の根レベルの相互交流を育みます。
日本航空は、このプログラムを通じ、アジア、オセアニアの次代を担う各国の若者が共に生活し、語り合う場を活用しながら、 日本への理解のみならず、相互の信頼関係、ネットワークを築き、21世紀の良好な国際関係構築の一助になれば、と願っています。
――――― 第29回「スカラシッププログラム」概要 ――――――
1.期 間 : 2002年7月15日(月)〜8月15日(木) 32日間 2.招待人数及び参加国・地域 : 10の国・地域から 合計33名 中国(北京、上海、香港)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6名 オーストラリア、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、 シンガポール、台湾、タイ、ベトナム・・・・・・・・・・・・・各3名
以 上
添付:「JALスカラシッププログラム」の経緯と実績
お問い合わせ先: (財)日航財団「スカラシッププログラム」事務局 〒140-0002 品川区東品川2-4-11 JAL ビル TEL NBR:03-5460-3900 FAX NBR:03-5460-5997 E-MAIL :brzx@jal.co.jp
添付:「JALスカラシッププログラム」の経緯と実績
1.発足に至る経緯 1970年代初め、高度成長期の日本の行動に対する批判がアジア各地で高まり、日本製品排斥運動や日本批判の嵐が吹き荒れていた。 その中で田中角栄元首相が1974年にJAL特別便でアセアン諸国を訪問した際、タイやインドネシアで学生を中心とする反日デモに遭遇した。 これを知った当時のJAL社長(朝田静夫)は、JALが乗り入れているこの地域の若者に実際の日本の姿を見てもらえば相互理解を促進する ことができると考え、日本とアジアの友好のために「JALスカラシッププログラム」を1975年に発足させた。その後2度にわたるオイルショックなど、 厳しい経営状況の時期もあったが、毎年継続実施し、2000年には25周年を迎えた。
2.発足後昨年までの実施年度と対象国および参加者数 1975年より毎年1回実施し(但し、1976年のみ春・夏2回実施)、2001年で28回目となった。初年度は香港・インドネシア・マレーシア・ フィリピン・シンガポールから30名を招待した。その後順次対象とする国・地域を拡大していったが、1992年度からアジア・オセアニアに 絞ることとした。昨年までの総参加者数は1,118名になる。
3.卒業生の組織化 JALスカラシップの卒業生の多くは、それぞれの国の各界の第一線で活躍しており、90年にはマレーシアで大臣が誕生した。 ほとんどの国では、国単位の同窓会を組織しているが、93年から全卒業生を対象とした国際的な組織作りを開始した。
以 上
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