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プレスリリース


 2003年01月24日
 第02041 JGN号

2003年度のJALグループ営業・サービス施策について


JALとJASは、この度、「ご利用しやすく、わかりやすい」をキーワードに、2003年4月からの旅客事業・貨物事業における営業・サービス施策

を決定致しました。

 

JALグループは、2004年4月の基幹システム統合および事業再編により、お客様とのコミュニケーション体制をJALブランドの下で一元化し、

より一層お客様にご利用頂きやすい体制を構築していくこととしています。これに先立ち、その前段階として国内路線便数の整理や国際線

コードシェアの拡大を実施する2003年度についても、可能な限りお客様の利便性向上を図るべく、両社の営業・サービス施策を見直し、

基準や名称を原則統一すると同時に、従来からご好評頂いているサービスは更に拡充していくことと致しました。

 

特に国内線では、お手伝いを必要とされるお客様に“笑顔”で喜んで頂けるよう、「JALスマイルサポート」として体系化し、ご予約から機内まで

一貫したサービスをご提供するなど、「親しみやすく、温かい」をサービス・コンセプトとして更なる品質向上に努めて参ります。

 

詳細は、以下のとおりです。JALグループの旅客・貨物両分野における日本最大のネットワークは、更に「ご利用しやすく、わかりやすく」

進化していきます。2003年度も、JALグループにどうぞご期待ください。

1. 旅客事業

(1)サービス関連

  

 全般

  1.国内線・国際線の各種サービスについて、「親しみやすく、温かい」を基本コンセプトに、JAL便・JAS便とも共通のサービスをご提供します。

    (イ)国際線については、従来からのJAL便のサービスを基本に統一します。

    (ロ)国内線については、サービス内容の充実を図るとともに、わかりやすい名称に体系化します。

  2.特に、国内線では、近年ご利用が増加している、お身体の不自由なお客様、ご高齢のお客様、赤ちゃん連れのお客様、ご出産予定の

    お客様等お手伝いが必要なお客様へのサービスを「JALスマイルサポート」として体系化し、「ご予約から、空港、機内までの一貫した」

    サービスを提供します。(詳細は別紙をご参照下さい)

 客室サービス

  1.国内線クラスサービスについては、JAL便・JAS便とも「スーパーシート」と「普通席」の2クラスとします。

     (注) JASレインボーシートは、2003年3月31日までの設定となります。

  2.機内誌、機内販売/通信販売カタログ、国内線機内ビデオプログラムを2社で共通化し、機内誌は「skyward(スカイワード)」、

    機内販売/通信販売カタログは「JALSHOP」、国内線ビデオプログラムは「JALスカイスクエア」に統一します。

  3.国内線女性優先化粧室については、「フローラルルーム」として継続します。

  4.国内線・国際線機内にて、機内販売品をJALカードでご購入いただく際、JAL便と同様、JAS便においても10%の割引を適用します。

 

 

 空港サービス

  1.各空港の国内線ラウンジにつきましては、2社のラウンジを共用化し、札幌/東京(羽田・成田)/大阪(伊丹・関空)/福岡/沖縄の各空港に

    ついては「サクララウンジ」、その他の空港については「JALラウンジ」に名称を統一します。またご利用基準も統一し、JALマイレージバンクの

    JGC(JALグローバルクラブ)会員及び、「FLY ONプログラム」のサービスステイタスに応じたご利用とさせて頂きます。

      (注) JAS便スーパーシートご搭乗前のラウンジのご利用は2003年3月31日までとなります。

  2.同一日にJAL便・JAS便間を乗り継ぐ旅程のお客様は、乗り継ぎ便のチェックインをご出発空港にて承ります。お預けになるお手荷物も、

    最終目的地でお受け取り頂けます。

      (注) 一部ご利用頂けない旅程、出発空港、航空券がございます。

         また、自動チェックイン機ではお取り扱いできません。

(2)時刻表

  JAL、JAS両社の時刻表を、2003年4月版より国内・国際ともに各々1冊に統合します。統合に当たりましては、表示内容、レイアウト等を工夫し、

  見やすさ、利用しやすさ、そして親しみやすさを最優先に改訂を行います。

(3)国内線予約

  

  1.既報のとおり、2004年4月までの間はJAL便・JAS便それぞれ別の予約センターにお電話頂くこととなりますが、2003年2月以降

    (2003年4月以降のご利用便)は、両社便を同時に予約される場合(往復/接続便等)にはJAL・JASどちらの予約センターにおいても

    ご予約を承ります。また、これにあわせて予約ご案内窓口を一部変更させて頂く予定ですが、詳細につきましては4月版時刻表で

    ご案内します。

  2.JALに音声自動応答システムが導入される2003年7月を目途に両社国内線予約センターの営業時間を24時間対応とします。

    (オペレーターによる応答は05:30〜22:00)

  3.2003年4月ご利用便以降、JAL・JAS各々のホームページ(www.jal.co.jp / www.jas.co.jp)上で両社のご予約が同一の画面で

    できるようになります。

  4.企業向け航空券ご予約・決済サービスにつきましては、2003年2月に「JAL ONLINE」に統合し、2003年4月ご利用便以降、

    同一の画面で両社便のご予約が可能となります。

(4)FFPプログラム

  

  1.既報の通り、現在国内線での提携を実施している両社のマイレージプログラム、JALマイレージバンクとJASマイレッジサービスは、

    国際線・国内線双方を対象にして、予定通り2003年4月1日に統合し、日本最大のネットワークと会員数を持つ、新「JALマイレージバンク」に

    生まれ変わります。

  2.新「JALマイレージバンク」は、新しいJALグループの国際線・国内線のネットワーク(注)でマイル積算と特典利用が可能となるのみならず、

    マイルのためられる提携企業・ホテル数も増加、また統合を記念して「新JALマイレージバンクファーストフライトボーナスマイルキャンペーン」

    「10,000マイルでJAL利用クーポン特典キャンペーン」も実施し、ますます「ためやすく、つかいやすい」マイレージプログラムとして充実を図って

    参ります。

      (注) 琉球エアーコミューターは一部路線のみ対象

(5)2003年度上期国内線運賃

  

  2003年度上期の国内線運賃の概要は以下を予定していますが、具体的な運賃額、適用条件等の詳細は、後日発表します。

  なお、既報のとおり、着陸料値上げに伴う運賃値上げについては、4月・5月は見送ることから、4月・5月の「大人普通運賃」は、

  2002年度下期の運賃額を適用させて頂きます。6月以降の運賃に関しては、今後具体的な検討を行っていきたいと考えています。

  1.バーゲン型運賃

    JAL「バーゲンフェア」、JAS「ウルトラ割引」の名称を「バーゲンフェア」に統一し、2003年度上期も継続設定します。

    また、ご好評頂いている統合記念運賃「バースデー割引」も引き続きJAL・JASともに設定するとともに、同行者人数拡大

    (ご本人を含めて4名様まで)のキャンペーンも継続します。

  2.前売り21・特便割引

    2002年度下期より、大幅に対象便を拡大した「前売り21」「特便割引」は、2003年度上期も引き続き競合する全路線・全便に設定します。

    (ただし、離島路線、成田路線及び50席以下の小型機路線を除きます。)なお、「特便割引」については、ご予約をお持ちで実際に搭乗

    されないお客様が増加し、結果としてお客様への効果的な座席提供が困難になっていることから、6月1日ご搭乗分より航空券購入期限を

    新たに設定することとします。出発6日前までにご予約の場合は、予約日を含めて6日以内に、また出発5日前から出発前日までにご予約

    の場合は、搭乗日前日までにご購入頂くこととします。

  3.回数券

    4,000社を超える法人にご契約頂き、利便性の良さからご好評頂いている、チケットレス・サービスによる国内線出張サポートシステム

    「JALオンライン」のご利用者向けに、新運賃「JALオンライン運賃(仮称)」(6枚無記名式)を導入すると同時に、「6回回数券」を廃止します。

    また、統合記念として設定した「JJ回数券」については、2003年度上期には設定を行いません。なお、「4回回数券」は従来通り設定します。

  4.その他の運賃

    従来JASのみに設定していた「介護帰省割引」「Sweet100結婚記念日割引」「金婚式記念割引」については、JAL便にも設定を拡大します。

(6)パッケージ商品

  

  1.グループ新ホールセール会社「(株)ジャルツアーズ」による新しい国内ホールセール商品「JAL STAGE」「ふらり」の2003年度上期商品

    につきましては、「JAL STAGE」は2月20日、「ふらり」は2月27日の発売を予定しております。

  2.上記商品の予約発券端末につきましては、2003年4月より現在JALで使用しているアクセス端末に一元化されます。

  3.なお、2004年4月には個人旅客航空券も含めた全ての券種の予約発券がアクセスに一元化される予定です。

  4.国際ホールセール商品は、2003年度上期商品より、(株)ジャルパック主催商品「I’ll」「AVA」に一元化し、「I’ll」は1月23日に、

    「AVA」は2月6日に発売を予定しております。

(7)販売体制

  

  1.2002年10月4日にJALグループの販売を一手に担う(株)ジャルセールスが発足し、グループとしての販売力強化を推進して参りましたが、

    2003年4月1日より、事業会社である日本航空(株)の子会社から、持株会社である(株)日本航空システムの直接子会社へと変更して

    位置付けを明確にし、更なる販売力強化を図って参ります。

    (詳細は、2003年1月23日付JAL GROUP NEWS 02038をご参照のこと。)

  2.2003年度国内ツアー商品の企画・仕入れ等については(株)ジャルツアーズが一元的に行うことから、2003年4月1日より

    (株)ジャルストーリーは(株)ジャルツアーズと合併して(株)ジャルセールスの子会社とし、総合販売力の強化と効率的運営体制の

    構築を図ります。

    (詳細は、2002年10月4日付JAL GROUP NEWS 02005をご参照のこと。なお、合併に関わる詳細は別途発表致します。)

    なお、国際分野は既報のとおり、2003年4月より潟Wャルパックに一元化します。

  3.また、JAL、JAS両社のリテーラー部門についても2003年度より順次一元化し、強化・効率化して参ります。

2. 貨物事業

  

  (1)国内貨物運送状および精算業務

    これまで両社別々であった国内航空貨物運送状(以下「運送状」)を、2003年4月より現在のJAL帳票に統一いたします。

    従来は、運送会社毎に運送状をご準備頂いていましたが、これ以降はJAL・JASどちらの便のご利用でも一種類の運送状で

    ご利用頂けます。

    また、精算業務も一本化します。これまではJAL、JASそれぞれにお支払い頂いていた国内航空貨物運賃も、ひとつの請求、

    ひとつのお支払いとなります。また、精算のために現在JALから代理店の皆様にお送りしている販売実績一覧表も、JAS分を

    含めて作成します。

  (2)国内貨物コンテナ

    2004年4月に向けて段階的に、ご利用便に関係なく両社の貨物コンテナをご利用頂けるようにします。

    これまでも両社がそれぞれ貨物コンテナをお貸ししていましたが、JAL、JASの区別なく両社あわせて約14,000台の貨物コンテナを

    随時ご利用頂けるようになります。

  (3)国内貨物受付け・引渡し窓口

    より多くの国内空港において、JAL・JAS両社の国内貨物受付け・引渡し窓口を統一します。これまで、両社別々に発送貨物の

    受付け・到着貨物のお引渡しをしていましたが、これらをひとつの窓口に統一し、お客様は、JAL・JASどちらの便のご利用でも、

    同じ窓口での扱いが可能となります。なお、各空港における取り扱いについては、別途ご案内します。

  (4)国内貨物郵便販売体制

    2003年度より、JASの国内貨物郵便販売を、JALの貨物郵便販売を担う(株)JALカーゴセールスに全面的に委託し、これにより

    両社の国内貨物郵便販売体制を一元化する予定です。

以上

別紙:「2003年度4月以降のJALグループ国内線新サービス及び名称の統合について」

 

 

 

 

 

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