- JAL STEAM SCHOOL -　飛行機と空の世界をSTEAMで紐解く体験型プログラム

飛行機(ひこうき)と空(そら)の世界(せかい)を
STEAM(すてぃーむ)の視点(してん)から紐解(ひもと)いていく
体験型(たいけんがた)プログラム。

About概要(がいよう)

JAL STEAM SCHOOLは、空(そら)を通(つう)じて未来(みらい)を考(かんが)える「空育(そらいく)®」の新(あら)たな教育(きょういく)プログラム。
STEAM(すてぃーむ)教育を軸(じく)にした、飛行機(ひこうき)と空の世界(せかい)にふれる学(まな)びの場(ば)をつくります。
第(だい)１回目(かいめ)は、飛行機を象徴(しょうちょう)する翼(つばさ)を題材(だいざい)にしたカリキュラムを実施(じっし)します。

STEAM(すてぃーむ)について

科学（Science）、技術（Technology）、工学（Engineering）、アート（Art）、数学（Mathematics）の5つの領域を対象とした、理数教育に創造性教育を加えた教育概念。社会とテクノロジーの関係がますます密接になっていくこれからの世界において、この5つの領域への理解と、学びを具体化する能力は欠かせないものになるでしょう。JALでは、空育が掲げる未来志向のビジョンのさらなる普及と発展を目指す中で、社会的にも注目を集めているSTEAM教育に着目。空の世界を新たな視点から紐解くJAL STEAM SCHOOLをスタートさせます。

カリキュラムや教材は
STEAM 教育の5つの領域を網羅しています。

Science 科学

実験や検証から法則を見つける
= 航空力学
Technology 技術

仕組みを考えてつくる
= 飛行機が飛ぶ仕組み
Engineering 工学

仕組みをもとにしたモノづくり
= 機体の構造
Art アート

デザインする、創造する
= 機体の意匠
Mathematics 数学

数を論理的に理解して表す
= 飛行性能の計算

カリキュラム監修(かんしゅう)

パイロット

靍谷忠久

1963年生まれ。ボーイング777型機機長。パイロット歴29年、総飛行時間約11,800時間。ボーイング747型機、767型機の乗務経験も有し、現在は航空システムの正しい理解のための活動にも携わり、若い世代への啓発活動に尽力している。
技術者

阿部和利

1958年生まれ。JALで整備、技術部門を中心に35年の経験をもつ。飛行機の仕組みや安全性などを広く解説すると共に、次世代が航空の世界に興味を持ってもらうことにも取り組んでいる。

Curriculum授業内容(じゅぎょうないよう)

SEASON-1

翼をつくろう　
- 飛行機と翼の関係 -

飛行機には4つの力がはたらきます。その中のひとつ「揚力」は機体を持ち上げる力で、翼によって生まれます。
授業では翼の組み立て教材とアプリを使い、飛行機と翼の関係を学びます。

JALのプロフェッショナルから学ぶ

パイロットや技術者、JALのプロフェッショナルが、コーチングスタッフとして航空力学を基礎からわかりやすく教えます。

翼の組み立て教材とアプリで実験

8000通り以上の主翼を組み立てられる教材とアプリを使った体験学習。組み立てた飛行機をアプリで解析すると、フライトシミュレーションムービーを見ることができます。左右で長さが異なる翼、ギザギザの翼など、現実の飛行機には見られない翼を教材でつくり、どのように飛行するか実験します。

実験の検証から航空力学の法則を見つける

主翼の面積や角度などが飛行にどのように関係しているか仮説を立て、実験と検証を繰り返します。パイロットや技術者からのアドバイスを参考に、試行錯誤しながら法則を探っていきます。

自分の飛行機をデザインする

実験を通して見つけた法則をもとに翼の形状を考えて、自分の飛行機をつくります。完成した飛行機の翼には、アプリ上で柄を選んでつけることができます。

実際(じっさい)の授業風景(じゅぎょうふうけい)

参加者には、
JAL STEAM SCHOOL 修了証
を授与します。

Report開催(かいさい)レポート

対象小学4年生〜6年生
募集人数各回16名
参加費用無料
所要時間2時間

「翼をつくろう」をテーマに行った授業では、翼を組み立てる模型教材と、翼を解析するアプリを使って実験をしました。パイロットと技術者からアドバイスを受けながら翼を組み立てる子ども達の眼差しは真剣そのもの。実験を繰り返し、様々な形の翼を試すことで、飛行機と翼の関係を発見していきました。参加者からは「自分で考えた翼の飛行機が飛ぶ様子を映像で見れて嬉しかった」、「翼の大きさや形によって飛び方が変わることを知って驚いた」といった声が聞かれ、沢山の学びと発見を共にすることができました。ご来場いただいた皆さま、どうもありがとうございました。