CSR 『生物多様性』ってなんだろう?
航空会社と『生物多様性』の関係は?

『生物多様性』ってなんだろう?航空会社と『生物多様性』の関係は?

生物多様性とは?

地球上には、森、里、川、海、湿原、干潟などいろいろなタイプの自然の中に、それぞれの環境に適応して進化した約3,000万種もの多様な個性をもつ生きものがいます。これらの生きものは、お互いに繋がりあい、支えあって生きています。私たち人間もこの繋がりの一部です。
こうした生きものたちの豊かな個性のつながりを『生物多様性』といいます。

例えば、どういうこと?

私たち人間を含む全てのいのちの基盤である地球環境は、植物が酸素を生み出し、森林が水循環のバランスを整え、微生物などが汚れた水を浄化する、など、たくさんの生きものの営みによって保たれています。また、私たちの暮らしは、生物多様性の恵みなしには成り立ちません。例えば、いのちの糧である食料は生きものの恵みそのものですが、その生きもの、魚や野菜、果物なども、他の生きものと互いに恵みを与え合い、支えあいながら存在しているのです。私たちの豊かな暮らしと健康は、たくさんの生きものから恩恵を受けて支えられているのです。
みんなが繋がっているのですね。

生物多様性の危機

花が実を結ぶためには、ミツバチの存在が必要です。ところが、2009年には世界中でミツバチが急速に減少して、大きな問題になりました。ミツバチという種が生態系から欠けることで、私たち人間の生活にもとても深刻な影響がでることがわかりますね。
また、人間による開発や乱獲により、たくさんの野生生物が絶滅の危機に瀕していたり、人間が持ち込んだアライグマやブラックバスなどの外来種によってその地域の生態系が破壊されつつあります。
農林業など人間が自然と共生し、多様な生きものが生息する里地里山は、農村の過疎化による手入れ不足などによって荒廃しています。そして地球温暖化。
今、生物多様性はさまざまな危機に晒されています。そして、それはすなわち、私たちの暮らしが危機に晒されているということなのです。

生物多様性について詳しくはこちら

写真協力:環境省、Takahiro Okano、Hiroshi Onodera

国際生物多様性年とCOP10

いのちの共生を、未来へ COP10/MOP5 愛知・名古屋 20102010年は、国連が定める「国際生物多様性年」でした。この節目の年の10月に愛知県名古屋市で、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催されました。COP10のメッセージは、「いのちの共生を、未来へ」−。会議では、厳しい交渉が続きましたが、関係者の歩み寄りにより最終的には合意に達し、地球上の多種多様な生きものを守る活動の歴史に、極めて意義深い足跡を残しました。

航空会社と生物多様性

国際生物多様性年を迎えるにあたり、JALグループは、COP10主催国の航空会社としてどんな貢献ができるだろうかと考え、航空事業と生物多様性のかかわりを整理して、「JALグループ生物多様性方針」を定めました。この方針に沿って、事業活動を通じた生態系への負荷をできるだけ小さくするよう努めています。その中には、例えば、意図しない外来生物の移送防止に向けた努力なども含まれています。

また、私たち自身がそうだったように、生物多様性の大切さと、それが失われつつある現実が、まだ広く知られていないことに着目。生物多様性を守るためには、多くの方々にまずは知って頂くことが大切だと考え、JALグループをご利用下さるお客さまや広く社会の皆さま、そして「空育®」を通して次世代を担う子供たちにも、生物多様性の大切さを伝える活動を進めていくことにしました。

こうした活動を通じて、私たちJALグループは、航空事業が、豊かな生物多様性に支えられていることを改めて強く認識するようになりました。

地球上には、様々な文化が各地で魅力的に息づき、多くの方々を旅に誘っています。そんな多彩な文化は、それぞれの土地固有の自然や生物多様性に根ざしているのです。もし、生物多様性が失われ、世界中に画一的な自然や文化しかなくなったとしたら、各地を訪れて異なった文化を体験し、土地の人々と交流する、航空会社が提供するそんな旅の魅力は、大きく損なわれてしまうことでしょう。
つまり、私たち航空会社にとっても、自然と生物多様性を守る取り組みは、非常に大切なことなのです。

JALグループは、「いのちの共生を、未来へ」というCOP10のメッセージと共に、これからも、多様ないのちを守り、豊かで美しい地球を未来へつなぐお手伝いをしていきます。

JALの生物多様性方針についてはこちら
地球のいのち、つないでいこう JALは生物多様性の取り組みに協力しています 空のエコ
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