多くのお客様の生命や財産を預かる航空運送事業者たるJALグループにとって安全運航の堅持は存立基盤そのものであり、社会的責務であります。しかるにこの度、安全上のトラブルを連続して発生させ、国土交通大臣より「航空輸送の安全確保に関する事業改善命令」および「警告書」を受けるに至りましたことについて、経営はじめ社員一同、重大に受け止め、深く反省しております。 社長はじめ経営に携わるもの自らが先頭に立ち、強い意思とリーダーシップをもって、グループをあげた安全体制の再構築に取り組み、お客様はじめ広く社会からの信頼回復に向けて全力を傾注してまいります。 1.要因・背景分析および経営として反省し改善すべき点 2.全社一丸となった安全意識改善への取り組み 3.ヒューマン・エラーの防止等のための手順、マニュアルの見直しおよび遵守の徹底 4.安全情報の的確な伝達と処理のために ― 安全組織体制の見直し