JAL's SKY: SPECIAL INTERVIEW SKYWARD 掲載記事

JAL's SKY Special Interview SKYWARD 2018年11月号

世界に羽ばたく次世代エース 谷川 航 TANIGAWA WATARU

日本を引っ張っていきたい

「世界体操カタール・ドーハ2018」での活躍が期待される谷川航選手。
大技ブラニク*を武器に持つ跳馬やゆかが得意な彼の目指すものは……。
そこには世界体操への意気込みと東京オリンピックへの熱い思いが溢れていた。

昨年の白井健三選手の活躍が記憶に新しい「世界体操」。10月25日〜11月3日開催の「世界体操カタール・ドーハ2018」では、22歳で初の団体代表に選ばれた次世代エース・谷川航選手が、内村航平選手や白井選手に追いつけ追い越せと闘志を燃やす。

「憧れの舞台ですがそこに自分が立つ以上、憧れている場合じゃないと思います。団体はもちろん、種目別でもメダルをねらっていきたいです」
昨年は種目別で出場。今年は、団体の代表としても活躍が期待される。「団体はチームワークが大切なので昨年とはまた違った気持ちです。僕はどこかがずば抜けているのではなく、全体的にコンスタントに点を取っていくオールラウンダータイプ。きっと団体では多くの種目を任されるので、それぞれしっかり完成度を上げていい演技をしていくだけです」

谷川選手といえば、弟の翔(かける)選手もアジア大会の日本代表として活躍。「一緒に練習をしているんですが、いろいろ教え合ったりしています。実は、ほかの人にアドバイスされるよりしっくりくることがあったりするんですよ(笑)。そういう面ではすごくプラスになる存在。いいライバルともいえるのかもしれないですね。2年後、兄弟揃って東京オリンピックの代表になるのが理想です」

今は着実に世界で戦っていくことが必要と語る谷川選手。しかしその先には大きな目標があるようで……。「今回もオリンピックに向けた大事なステップだと思っています。開催される2020年は僕がちょうど24歳。チームをけん引しなければならない年代です。そのためにも"世界"という舞台に立って経験を積んでいかなければ。まずは"世界"に慣れるところから始めたいです」

熱く、そしてしっかりと未来を見据える姿は頼もしい。プレッシャーを感じる時はあるのだろうか。
「もちろん体操をやっている人は代表を目指しているわけで、それに入れなかった人や、期待してくれている人の思いは感じています。とはいえ、その思いをマイナスにとらえる必要はないかなと思います。それより自分がこれまでやってきたことを、きちんと見せることが大事というか。いつも通りにやるだけですね。演技中は集中しますが、体操は1種目終わるごとに移動もあるので、皆さんと会話をしたりして気持ちの切り替えをしていますよ」

試合中だけでなく、現地への移動の飛行機のなかでもリラックスしているとのこと。
「飛行機に乗ったらすぐに映画のリストを見ます。そして行きと帰りに何を見るかを決めて……。やっぱりコメディーなどテンションが上がる作品が好きです。以前、感動系の映画を見て、試合前に哀しい気持ちになったことがありますから(笑)」

演技中とは違い柔らかな笑顔を見せる谷川選手。表彰台でもこの笑顔を見せてくれることを期待したい。

01.02.
跳馬で点数を稼げたらと語る谷川選手。「着地まで決められたら金メダルも見えてくるのでブラニクをやりたいです」。

*ブラニク- 前方屈身2回宙返り

●たにがわ わたる
1996年、千葉県生まれ。順天堂大学所属。小学生から体操を始める。2014年の「全日本体操種目別選手権」ゆかで3位になり頭角を現し、昨年の同大会ではゆか2位、跳馬2位、今年の「NHK杯体操」では個人総合5位に輝いている。ゆか・跳馬・平行棒が得意なオールラウンダータイプ。跳馬は難易度の高い大技ブラニクを武器に持つ。弟は体操の谷川翔選手。

文/玉置晴子 撮影/下田直樹

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