急降下(dive):
エンジンの出力を絞って降下する方法と,絞らないで降下する方法の2種があり,後者をパワー・ダイブ(出力急降下)という。降下の角度は,およそ60°以上の降下を指すことが多い。 |
急速降下(rapid descent):
航空機の飛行高度を急速に下げる操作。緊急降下の練習に用いられ,緊急降下ほど降下率を大きくしないで高度を下げる(毎分1,000ft程度)。山岳地での降下に使用するキャニオン・アプローチと同じ操作をいう。操縦練習のとき,緊急降下というと,ATCが混乱するので,この用語を用いることがある。 |
地面効果(ground effect):
飛行機が,地面のごく近くを飛行している場合,地面の影響により,翼まわりの気流の様子が変化し,誘導抗力が減少するとともに,迎え角の変化に対する揚力係数の変化の割合が増加する。これらの現象を地面効果と呼び,翼のアスペクト比を大きくしたのと同じ効果があることになる。通常,飛行高度が翼幅程度以下であれば,地面効果が見られるといわれており,この場合,誘導抗力が減少することによって,揚抗比が増加し,したがって,機体重量が同じであれば,その飛行のための必要推力または必要馬力が小さくてすむ。また,迎え角に対する揚力係数の傾斜が増すことによって,同じ迎え角,すなわち同じ姿勢で飛行している場合には揚力が増加し,着陸時,地面近くで飛行機が浮き上がる(フローティングという)傾向が生じる。さらに,水平尾翼の揚力が増加することによって着陸時の引き起こしに要する操縦力が大きくなるなどの影響がある。
図1-2-15 地面効果
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