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電子装置 electronic system
(1) 通信装置 communication system
(2) 自動操縦装置 autopilot system
(3) 航法援助装置 navigation aid system
(4) 警報装置 warning system
(5) 記録装置 recorder
(6) 機内放送装置 passenger address system
(7) 娯楽装置 passenger entertainment system
(8) その他の装置
●与圧装置
●ギャレー一般
●電源制御装置
●バイト BITE:built-in test equipment

 ピストン・エンジン機時代では,電子装置と呼ばれるものは,通信・航法・自動操縦・与圧装置など,ごく限られたものであった。しかし,ジェット・エンジンの実用化と時を同じくして半導体素子が実用化され始め,最近の航空機では,電子装置の使用分野は大幅に拡大されている。なお,アビオニクス(avionics)とはaviationとelectronicsの合成語で航空用電子工学のこと。ここでは,主な装置を列挙しておく。

(1)通信装置(communication system)
 対地上局,あるいは航空機相互の通信に使用される通信装置。
極超短波通信装置(UHF communication system)
超短波通信装置(VHF communication system)
短波通信装置(HF communication system)
衛星通信装置(satellite communication system)
選択呼び出し装置(selcal)
(2)自動操縦装置(autopilot system)
 航空機の操縦を自動的に行わせる装置で,主に,方位維持,コース維持に使われる。しかし,最近の大型航空機では,各種航法援助装置と組み合わされ,多種多様の自動操縦が可能となっている。したがって,以下のものを総称して自動飛行制御システム(automatic flight control system)と呼ぶことが多い。
自動操縦装置(autopilot system)
自動着陸装置(automatic landing system)
自動推力制御装置(auto throttle system)
(3)航法援助装置(navigation aid system)
 高度,速度,姿勢の指示計器,地上航法援助施設より発射される電波を利用したADF,LORANの電波航法援助装置,まったく地上施設の援助を必要とせず,航空機に自蔵した電子装置により航法データの得られる自蔵航法援助装置がある。これらの出力信号は,autopilot,flight directorなどに有機的に結合され多岐にわたり使用されている。
エアデータ計測装置(central air data system)
磁気方位基準装置(magnetic heading reference system)
低高度電波高度計(low range radio altimeter)
気象レーダー(weather radar)
超短波全方向式無線標識(VOR:VHF omni-directional radio range beacon)
マーカー(marker beacon system)
自動方向探知器(ADF:automatic direction finder)
距離測定装置(DME:distance measuring equipment)
航空交通管制応答装置(ATC transponder)
距離方位測定装置(TACAN:tactical air navigation)
地域航法装置(area navigation system)
ドップラー航法装置(Doppler navigation system)
ロラン(LORAN:long-range navigation)
慣性航法装置(INS:inertial navigation system)
(4)警報装置(warning system)
 火災の発生,異常な航行,地上への異常接近,計器類の異常指示,不適切な操作を行った場合に,操縦士に警報あるいは警告灯によって異常を知らせる装置。
火災警報装置(fire warning system)
火煙検知装置(smoke detection system)
失速警報装置(stall warning system)
速度超過警報装置(over speed warning system)
地上接近警報装置(ground proximity warning system)
離陸警報装置(take-off warning system)
着陸警報装置(landing warning system)
航空機衝突防止装置(TCAS:traffic alert and collision avoidance system)
(5)記録装置(recorder)
 飛行状態の記録,あるいは操縦室内の音声を記録する装置。最近では飛行記録装置はデジタル化されており,記録されるデータの数は従来の数十倍となり,また,運航状態のモニターや整備の参考にすべく,さらに多数のデータを集録しうる装置も開発された。
飛行記録装置(FDR:flight data recorder)
操縦室音声記録装置(CVR:cockpit voice recorder)
飛行記録集積装置(AIDS:aircraft integrated data system, ACMS:aircraft condition monitoring system)
(6)機内放送装置(passenger address system)
 操縦士,客室乗務員のアナウンス,あるいは乗務員同士の通話,地上整備員との通話に使用されるもの。
機内放送装置(passenger address system)
機内電話装置(interphone system)
(7)娯楽装置(passenger entertainment system)
 最近の大型航空機では,乗客へのサービスとして音楽の提供,映画の上映を行っており,また,客室乗務員呼び出しや照明のON-OFFなどに電子技術が駆使されている。
PES(passenger entertainment system)
PSS(passenger service system)
(8)その他の装置
 通常乗客の目のふれない所でも最近の電子装置が活躍している。
与圧装置
 機内の圧力,温度を適当に保つべく与圧装置を装備し,機内圧調整,温度調整を行っている。
ギャレー一般
 乗客に温かい食事をサービスするのに必要なオーブン,コーヒーメーカーも,最近の電子装置で温度制御をされている。
電源制御装置
 電源の電圧,周波数,負荷を調整し,機体電源の安定供給を援助している。
バイト(BITE:built-in test equipment)
 航空機の重要電子装置にはBITEが組み込まれており,航空機に電子装置を取り付けたままでその装置の良否を短時間で試験できる。また,故障したときには,その原因あるいは故障箇所を指示でき,整備時間の短縮および確実な保守に役立っている。

 
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