わたしたちの「いのち」と「暮らし」を支えてくれる、生物多様性の恵み。
しかし、開発や乱獲などわたしたち人間の活動や地球温暖化などの影響により、いま、たくさんの生きものが絶滅の危機に瀕し、生物多様性はかつてない速度で減少しています。
『生物多様性を守り、その恵みを未来に持続させるべく、1992年に採択された「生物多様性条約」の「第10回締約国会議(COP10)」が、2010年10月、愛知県名古屋市で開催されました。
日本が議長国を務めるこの国際会議には、この条約を締約する193の国や地域が参加し、2020年までに生物多様性の減少を止めるための行動をとる、2050年までに自然との共生を実現するといった、中期・長期の世界全体で取り組む目標の設定について話し合われました。
その重要な国際会議COP10の名誉大使に任命されたのが、日本を代表するアーティストMISIA。
MISIAは音楽活動の傍ら、2008年から取り組んでいる『Child AFRICA(チャイルドアフリカ)』や、「持続可能な地球規模の活動」を実施することを目的とした「一般財団法人mudef」の設立に関わるなど、全世界的な課題に精力的に取り組んでいます。
生物多様性を守り、未来に繋げていくことの重要性を、音楽やさまざまな活動を通じて伝えるMISIA。
COP10名誉大使として、また、アーティストMISIAとして、地球の未来のために、私たちがいま何をするべきかなどを語っていただきました。
MISIA スペシャル・インタビュー(2011年9月27日 実施)をご覧ください。
現在、JALグループ国内線の空港では、10月のCOP10開催に向け、『生物多様性』の大切さを伝えるCOP10名誉大使MISIAのポスターを掲出しています。
MISIA自身が、『生物多様性』をテーマに作詞した新曲「LIFE IN HARMONY」は、世界的な音楽プロデューサーDAVID FOSTER氏との夢のコラボレーションにて誕生。
生物多様性条約(CBD)事務局から、COP10オフィシャルソングとして認定されました。
楽曲情報は【MISIA Special Interview】にてご紹介していますのでご覧ください。
JALでは、COP10に向け、生物多様性の大切さ、重要性を広く社会の皆さまにお伝えするため、2010年6月14日より「COP10エコ・ジェット」を就航し、併せてさまざまな環境の取り組みを行なっています。
COP10エコジェット就航のニュースを受け、国連生物多様性条約事務局は、「COP10の認知度向上に大きな貢献をした」と、6月17日モントリオール発のコミュニケ(公式声明)として、事務局長アフメッド・ジョグラフ氏のコメントを発表しました。
また、ジョグラフ氏は8月末の来日に際し、羽田空港格納庫にてCOP10エコジェットを視察され、大きなCOP10ロゴを描いた機体を前に、「一般利用客の生物多様性に対する認識が高まる」と笑顔でコメントされました。
なお、JAL社長の大西(当時)は、COP10期間中に開催されるレセプションにお招きを受けており、航空会社としての生物多様性保全に向けた取り組みをご紹介をさせていただく予定です。