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JAL INTERNATIONAL FLIGHT

2024.02.02

JAL国際線70年の軌跡

70年間、それぞれの時代で
世界とのつながりを築いてきた

JALのフロンティア精神。

1950年代の主な動き

戦後禁止されていた民間航空の再開の動きの中で、1951年にJALが誕生。当初は他社から機材を借り、運航・整備も委託していたが、1952年に自主運航をスタート。1954年2月に国際線就航。当時の機体には"WINGS OF THE NEW JAPAN"の文字。新しい日本の翼で世界とつながりたい、JALの国際線進出にはそんな思いが込められていた。

国際線就航

  • 1951

    日本航空設立

  • 1953

    当時の国際線の運航を
    支えたDC-6B型機導入

  • 1954

    国際線運航開始

    東京=ウェーキ(給油地)=
    ホノルル=サンフランシスコ線開設により、
    日本初の国際線定期輸送を開始。
    当時の片道運賃は23万4,000円。

1954/02/02

国際線
初便の乗務員

1953~

ユナイテッド航空から招いた
教官による厳しい客室訓練

着物姿で
日本流のおもてなし

日本を感じていただくうちわや絵葉書のサービス。

Pick up Items 就航当時の時刻表とポスター
  • 鶴丸ロゴ誕生

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1960年代の主な動き

ジェット機の時代を迎え、東京オリンピックや海外渡航自由化を経て、JALは世界とのつながりを作り上げていく。東南アジア路線、欧州路線、中東路線、アメリカ東海岸路線...
1967年には世界一周線を開設、戦後日本の国際社会復帰の総仕上げ。

ジェット時代の幕開けと
海外渡航自由化

  • 1960

    日本初のジェット
    旅客機DC-8型機の登場

  • 1961

    北回り欧州線就航

  • 1964

    東京オリンピック聖火輸送

    海外渡航自由化

  • 1965

    ジャルパック販売開始

1965/04/10

ジャルパック 販売開始

航空機・ホテル・食事・ツアーコンダクターによる案内のすべてがパッケージ化されており、あこがれとされていた海外旅行を身近なものにした画期的なスタイルだった。第一陣は、ヨーロッパ16日間の旅で67万5,000円。

1965/04/10
  • 1966

    ニューヨーク線就航

ニューヨーク線
初便

1966/11/12
  • 1967

    世界一周線開設

    世界一周線の開設により、
    「世界を結ぶ日本の翼」へ。

1967/03/06

世界一周線
第一便

Pick up Items 世界一周線開設記念ファースト・フライト・カバー
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1970年代の主な動き

渡航の自由化と所得の増加により、海外旅行需要が急増。こうした流れを受けて、JALはいち早くジャンボジェットを導入。新東京国際空港(現:成田国際空港)も完成、本格的な大量輸送時代へ。一方、当時の就航都市の若者達に真の日本の姿を見てもらうため、JALはアジア・オセアニア地域の若者を対象に交流事業を展開、現在も継続している。

大量輸送の時代へ、
新たなつながりの構築

  • 1970

    ジャンボジェットの
    愛称で親しまれた
    ボーイング747型機の就航

1970

ボーイング747型機
ファーストクラス 機内サービス

  • 1972

    中国から
    ジャイアントパンダ輸送

    日本と中国の国交のシンボルとして2頭の
    ジャイアントパンダ、カンカンと
    ランランが日本に贈られた。

1972/10/28

中国から
ジャイアントパンダ輸送

  • 1975

    JALスカラシップ
    プログラムを創設

1975~

JALスカラシップ
プログラムを創設

アジア・オセアニアの大学生を日本へ招待し、日本人学生との研修や文化交流を通じて国境を越えた相互理解を促進し、将来のアジア・オセアニア地域を担う若者を育成することを目的としたプログラム。これまでに1,641 名の海外学生が参加し、現在も継続している。

  • 1978

    新東京国際空港
    (現:成田国際空港)が開港

新東京国際空港

1978
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1980年代の主な動き

IATAが発表した1983年の輸送実績で、国際線定期輸送実績世界1位を達成。一方、航空政策の見直しにより国際線・国内線の参入規制が緩和され、JALは国内地方路線への参入が可能となり、日本国内に新たなつながりを創出していく。完全民営化を経て新生JALとなり、大競争時代へ突入。

民営化・新生JALとなり
大競争時代へ

  • 1985

    ボーイング767型機の
    就航

    「ハイテク機」と呼ばれた中型機。航空機関士の業務をコンピュータが担うようになる。国内地方路線参入を後押し。

  • 旅客総合システム
    「JALPAS」導入

    待ち時間の大幅短縮、乗り継ぎ時の
    手続き不要など、利便性が大幅に向上。

1985/07/01

旅客総合システム
「 JALPAS 」導入

  • 1986

    東京(成田)=パリ線に、
    世界初のシベリア上空
    通過ルートによる
    欧州直行便就航

    その後、東京(成田)=ロンドン線にも就航。それまでの北回り欧州線と比較して4時間半運航時間を短縮。

  • 羽田=鹿児島線、
    羽田=小松線、
    名古屋=福岡線開設

1986

世界初の
シベリアルートによる
欧州直行便就航

1986/07/20

東京(羽田)
鹿児島線開設

  • 1987

    完全民営化

1987

完全民営化

  • 1987

    ロゴ刷新

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1990年代の主な動き

世界的な景気の低迷により、市場環境は激変。大幅な円高による海外航空会社との熾烈な競争や低価格志向の定着などを受けて、経営再構築に取り組む。一方、すでにこの頃から地球環境問題に着眼した取り組みを開始し、現在まで継続している。機材についても、低燃費・低騒音を実現したボーイング777型機を導入。JALは1990年代から社会課題解決への取り組みを続けている。

未来の航空業界
見据えて

  • 1990

    ボーイング
    747-400型機の就航

    ダッシュ400と呼ばれた
    新世代のハイテクジャンボ。
    エンジンの推力はさらに向上し、
    燃費も改善。

ボーイング
747-400構造図

1990
  • 1991

    航空機による
    大気観測プロジェクト発足

航空機による大気観測プロジェクト発足

官民一体のプロジェクトとして、世界初となる定期旅客便による継続的な温室効果ガスの地球規模の観測を開始。目的は民間航空機を活用し、温室効果ガスを広範囲にわたり把握し、その変動を観測することで、地球規模での炭素循環のメカニズムを解明すること。「CONTRAILプロジェクト*」として現在もボーイング777型機による観測を継続中。

* Comprehensive Observation Network for Trace gases by Airlinerの略で、英語で飛行機雲を意味します。

飛行機の貨物室に
観測装置を設置する様子

1991
  • 1994

    リゾッチャ

    2008年まで行っていたリゾート路線の
    キャンペーン。特別塗装機を導入し、
    「乗ったときからリゾート気分」を
    キャッチフレーズに、機内においても
    お客さまに楽しんでいただける
    企画をご用意。

  • 1996

    ボーイング
    777型機の就航

    快適性とともに、低燃費・低騒音を実現。

リゾッチャの
特別塗装機

1994
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2000年代の主な動き

oneworldへの加盟により、ネットワークを拡充。2010年の経営破たん後は、全社員の意識改革が進んだ。これまで取り組んできた社会課題解決への取り組みにより一層力を入れ、「安全・安心な社会」と「サステナブルな未来」を創出し、長期的な企業価値向上の実現を目指す。

持続可能な社会
目指して

  • 2004

    さらなるお客さまの
    利便性向上と競争力強化を
    目指して経営統合を実現

  • 2007

    世界規模の航空連合の一つ、
    oneworldに加盟

    ネットワークとサービスの拡充を図った。

2007

世界規模の
航空連合の一つ、
oneworldに加盟

  • 2011

    地域活性化プロジェクト
    「JAPAN PROJECT*」開始

    *現在の「JALふるさとプロジェクト」

  • 2018

    SKYTRAX社「ワールド・エアライン・スター・レイティング」にて、世界最高品質を提供する航空会社として「5スター」に6年連続認定

  • 2019

    自社客室ならびにラウンジにおける
    ストローとマドラーに
    環境配慮素材を使用開始

  • 2020

    2050年までにCO2排出量
    実質ゼロを目指す
    「ネット・ゼロエミッション」
    を社外に発表
    衣料品の綿を原料にした
    SAFの国内製造に初めて成功

2022/11/18

JAL2030
サステナブルチャーターフライト

  • 2023

    日本で唯一、APEX*
    「WORLD CLASS™」を3年連続受賞

2023/09/22

APEX
「WORLD CLASS™」を
3年連続受賞

安全・安心とウェルビーイングへの取り組みが最も優れているエアラインとして、「Best-in-Class in Safety and Well-Being」も同時に受賞。

*APEX(Airline Passenger Experience Association)は北米を拠点にする世界最大のエアライン業界団体の一つ。世界の航空会社、空港、エアライン関連サプライヤーなどが参加する非営利団体。

2023/09/22
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明日の空へ、
日本の翼

これからもJALは、
世界の空と人々の想いを、
つなぎ続けます。