第3回 JALタンチョウフォトコンテスト

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写真:第2回 JALタンチョウフォトコンテスト入賞作品

この冬、JALは、第3回となるタンチョウフォトコンテストを開催します。
「生物多様性」−この言葉からは、地球上に生きる多種多様な動植物の種が互いに繋がり生きること、また、それらが生きるさまざまな生態系を守ることの大切さが想起されます。

JALグループは、世界中でその必要性が叫ばれている、この生物多様性の保全・啓発活動を、環境分野の大切な取り組みのひとつと考えています。
航空会社として日々の運航業務により、少なからず環境に負荷をかけているからこそ、「JALグループ生物多様性方針」を定め、それに基づく活動を通じて、生物多様性を守ることの大切さを皆さまと共有し、将来の世代に伝えたいという想いがあります。
タンチョウをはじめとした動物や植物、そして美しく豊かな自然をずっと守っていくために・・・。
そんな想いを込めて、今冬もこのフォトコンテストを開催いたします。

JALグループの飛行機の尾翼に描かれるシンボルは、国の特別天然記念物である、タンチョウをモチーフにしています。
タンチョウは日本の美の象徴ともいえる存在でありながら、同時に絶滅を危惧され、国内希少野生動物種にも指定されています。
厳冬の中、美しくも力強いタンチョウの姿を通して感じられた、生物多様性の大切さ、美しい自然を守り続けたいという皆さまの想いを、タンチョウの写真と温かいメッセージに込めて、ぜひ、JALへお寄せください。

タンチョウ情報

  • タンチョウ撮影ポイント & 飛来情報(鶴居村観光協会)
  • 鶴居・伊藤 タンチョウサンクチュアリ
  • 阿寒国際ツルセンター
  • 仮認定NPO法人 タンチョウ保護研究グループ

JALの旅情報

  • JAL国内線運賃情報

これまでのタンチョウフォトコンテスト

  • 第1回 JALタンチョウフォトコンテスト 結果はこちら
  • 第2回 JALタンチョウフォトコンテスト 結果はこちら

結果発表

MISIA賞 入賞賞品:MISIA ライヴご招待(1名様)
「雪降りに舞う」前田 賢一(50代)北海道
撮影地:鶴居村 鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ
寒い雪降りに群で舞うタンチョウ。
給餌場に行く途中なのか、冬に生きる厳しさを感じさせてくれる。
選評 MISIA(アーティスト)
まるで一枚の絵のように美しいですね。
タンチョウは絶滅危惧二類。長い期間での保護活動が実り、一時期より数が持ち直しているそうです。
生命には生きていく環境とともに、ある程度の個体数が必要。
そのような意味でも、こうして群れでタンチョウをみることができるのは、重要なことだと感じます。
今も絶滅危惧種ではありますが、このまま保護活動が実り、絶滅危機から脱し、このような光景が繰り返されていきますようにという願いも込めて、この写真を選びました。
  • 釧路市長賞 入賞賞品:くしろ海産物詰め合わせ
    「夕映えに飛ぶ」林 雄大(20代)埼玉県
    撮影地:鶴居村 菊池牧場
    雲と地平線の切れ間に夕陽が燃えるように・・・優美な姿で飛ぶタンチョウが映える!あたかもその姿を、「今!この瞬間を撮影して!!」と、そんなタンチョウの声が聞こえてきた瞬間でした。
    選評 蝦名大也(釧路市長)
    燃えるような黄金色の空を、優雅で気高く、そして力強く舞うタンチョウの姿を捉えたこの作品からは、すぐそばでその息遣いが聞こえてきそうなほどの臨場感が溢れています。茜空を駆けるその姿は、輝く未来へと羽ばたく凛とした日本航空の機影を思わせます。
  • 鶴居村長賞 入賞賞品:鶴居村 乳製品詰め合わせ
    「プリマバレリーナ」坂口 肇(50代)和歌山県
    撮影地:鶴居村 鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ
    天に嘴を突き出しバレリーナのようにポーズを決めます。軽やかな音楽に乗って躍り出しそうです。サンクチュアリにてパチリ。
    選評 大石正行(鶴居村長)
    鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリでバレリーナのようにのびのびと踊り出しそうなタンチョウの一瞬の姿を捉えた素晴らしい写真です。
  • NPO法人美しい村・鶴居村観光協会賞 入賞賞品:タンチョウ写真集(著者:和田正宏氏サイン入り)
    「求愛」田子 正二(60代)神奈川県
    撮影地:鶴居村 鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ
    丹頂鶴の求愛ダンスを見たくて鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリへ出かけました。当日は飛来した丹頂鶴が少なく寂しい感じでしたが、写真のペアが素晴らしい求愛ダンスを見せてくれました。夢中でシャッターを切りました。その中の一枚を応募致します。
    選評 和田正宏 (タンチョウ写真家)
    タンチョウのフォルム、シャッターを押すタイミング、光線、誠に素晴らしい作品です。またタンチョウとの間に巻き上がる雪煙がこの場の臨場感をさらに向上させ、気品すら感じさせています。
  • 日本野鳥の会賞 入賞賞品:内山春雄氏作(木象嵌)名刺入れ・手鏡
    「新緑の森」近山 進(60代)群馬県
    撮影地:鶴居村 下久著呂
    新緑の森で番のタンチョウが、求愛の行動をしていました。産卵のシーズンは過ぎたのに、どうしたのでしょうか?折角生んだ卵を、天敵にでも、又は、雨水の増水で流してしまったのでしょうか?子育ては人間もタンチョウも大変ですね。
    選評
    コンテストへの多くのご応募の中でも、数少ない新緑に生きるタンチョウの姿です。互いに向かい合い、翼を広げるタンチョウの姿は、新緑のなかでひときわ映え、雪原に息づくタンチョウとは、また違った印象を見る者に与えてくれます。
  • ニコンイメージングジャパン賞 入賞賞品:双眼鏡 MONARCH 7 8x30
    「寄り添う」小山 則幸(60代)佐賀県
    撮影地:鶴居村 鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ
    昨年2月、10年ぶりに鶴居村を訪れました。サンクチュアリに飛来する2羽のタンチョウは、仲良く寄り添いながら飛行する姿が印象的でした。
    選評
    空を飛ぶ時でさえも、パートナーとお互いをいたわるように寄り添うタンチョウは、広げた翼の羽根一枚一枚の先端にまで美しさがあふれています。厳しい自然に生きるからこそ、お互いに寄り添い、助け合う姿が私たちにも共通する想いを連想させます。
  • ビックカメラ賞 入賞賞品:Photorna(フォトナ*)
    「姿映して」北原 明寛(70代)北海道
    撮影地:標茶町
    標茶町茅沼です。大きな水溜まりで丹頂が遊んでいました。
    選評
    静かな水面に立ち、羽を広げて見つめるタンチョウは、そこに写る自身の優美な姿を確かめているかのようにも見えます。タンチョウ自身と水面に映り向かい合うタンチョウの姿が穏やかな時間の流れを感じさせる作品です。
  • ビックカメラ賞 入賞賞品:Photorna(フォトナ*)
    「輝く瞬(とき)」松永 道明(70代)北海道
    撮影地:鶴居村 鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ
    退職後、丹頂の魅力にハマり冬期間数回、寒さと闘いながら車中泊しながら6年が経ちました。黄金色に輝く呼気の瞬間は、気象条件とタイミングが合わず空振りの連続でしたが、会心の一枚です。
    選評
    仲間たちに招かれるように舞い降りたタンチョウは、その吐息さえも輝かせながら、この黄金色の世界に力強く息づいています。ほんのわずかに流れる輝きの時間の中で、その貴重な瞬間を切り取って見せてくれています。
  • ビックカメラ賞 入賞賞品:Photorna(フォトナ*)
    「水紋」福岡 淳一(60代)北海道
    撮影地:音羽橋
    川の中にくちばしを突っ込みながら歩いて来たタンチョウ、いろいろとエサを探しながら来たのでしょう。ふと立ち止まり物憂げにたたずんでいました。何を思っていたのか、またゆっくりと歩いて去っていきました。
    選評
    水面に広がる水面に凛とたたずむタンチョウが、自然の中でけなげに生き続ける内に秘めた力強さを感じさせます。水面の美しい文様とタンチョウのたたずまいが見事に調和した様子を画面に収めています。
  • *Photoma(フォトナ)とは、アクリルに直接、写真印刷をするサービスで、素材の透明感を活かした美しいクリスタルプリントが特徴です。
    受賞作品をPhotoma(フォトナ)にしてお送りします。
  • JAL賞 入賞賞品:JAL国内線往復航空券(ペア一組)・JALモデルプレーン
    「TOMORROW」大迫 学(50代)大阪府
    撮影地:鶴居村 音羽橋
    二年前、初めてタンチョウの美しさに魅せられて撮影に訪れています。絶滅危惧されていたタンチョウを今日まで守ってこられた多くの人達がおられて、タンチョウと出会う事が出来ました。私の人生のページを飾って頂いて、嬉しく感謝の思いです。有難うございます。この光景が、いつまでも続いていく事を願い、タイトルを「TOMORROW」といたしました。
    選評 植木義晴 (日本航空 代表取締役社長*)*2015年当時
    凛と澄んだ空気をとおして青空高くから、柔らかに差し込む冬の日差しを浴びて飛び立つタンチョウ達が、逆光の中、雪による反射によりくっきりと浮かびあがっています。その姿が優美さと同時に希望ある未来へ向かっていくような力強さとを感じさせます。
  • 審査員特別賞 入賞賞品:JALグッズ詰め合わせ
    「仲睦まじく」多田 友彦(40代)千葉県
    撮影地:鶴居村 鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ
    かつて北海道に在住していたときに毎冬タンチョウを観に通いました。その後、転勤があり遠ざかっていましたが、今冬に十数年ぶりに訪れてみて昔と変わらない様子に一層愛着がわきました。中でも、求愛ダンスに強く惹かれます。この写真は、オスとメスの距離感が人間を彷彿とさせ、微笑ましくなります。
    選評
    撮影者も語る微笑ましい、このタンチョウの姿は、別の入賞作品「求愛」と全くと言っても良いほど同じ構図、シャッタータイミングにより、その一瞬が切り取られています。フォルムの美しさを強調する表現による対比で、惜しくも既定の入賞はなりませんでしたが、今回は審査員特別賞を設けさせて頂きました。
総評 亀澤玲治(環境省大臣官房審議官)
古くから日本人に親しまれてきたタンチョウ。その優美な姿は、多くの人々の心を魅了してやみません。すべての応募作品からタンチョウの一番美しい姿を切り取ろうとする皆さんの熱い思いが伝わってきました。タンチョウが棲む湿原は、様々な生きものが暮らし、関わりあうことで、私たちにすばらしい風景を見せてくれています。皆さんのタンチョウにかける熱い思いをしっかりと受け止めて、この風景を守っていきたいと思います。
総評 武内和彦(国際連合大学上級副学長)
空を飛ぶ、鳴きあう、餌をとる・・・。白と黒を基調に、頭頂の赤がとても印象的なタンチョウ。その躍動する姿がそれぞれの作品に美しく映しだされています。私たちは、タンチョウに象徴される生きものたちが自然界で末永く生き続けられるよう、湿原などの環境を保全し再生していく必要があります。そうした取り組みは、また、私たちの心をさらに豊かにしてくれるでしょう。(2016年6月)
JAL総評
第3回JALタンチョウフォトコンテストにもたくさんのご応募を頂き、ありがとうございました。今回も素晴らしい応募作品が多数寄せられ、最終審査までには長い時間を要しました。JALグループは、作品をご応募・ご覧頂きました皆さまと自然を大切に守り続ける思いを共にし、厳しい自然の中で力強く生きるタンチョウの美しい姿を通じ、生物多様性の啓発・保全活動に、今後も積極的に取り組んでまいります。

特別審査員

MISIA

MISIA(アーティスト)
比類なき圧倒的な歌唱力と高いライヴパフォーマンスを誇る国内屈指の実力派女性歌手。
貧困や環境問題解決のための社会貢献活動にも精力的で、2010年には国連よりCOP10名誉大使に任命される。

JAL×MISIA コラボレーションページ(PC)

審査員(順不同)

  • ・亀澤玲治:環境省大臣官房審議官(自然環境担当)
  • ・武内和彦:国際連合大学上級副学長
  • ・蝦名大也:北海道釧路市長
  • ・大石正行:北海道阿寒郡鶴居村長
  • ・和田正宏:タンチョウ写真家
  • ・植木義晴:日本航空 代表取締役社長(2015年当時)

主催

JAPAN AIRLINE

協力・協賛