飛行機は、出発準備が整うまでの間、いろいろな機器や照明、空調などをまかなうため、「APU」と呼ばれる小型のジェットエンジンを回して、電力を得ています。
お客さま全員が飛行機にご搭乗になり、ドアが閉まってすべての出発準備ができるまでに長く時間がかかると、その間ずっとAPUを回し続けることになり、たくさんのCO2を排出してしまいます。
すべての便*で1分間長くAPUを回すと、JALグループ全体では、1日あたり5.3トンものCO2が余計に排出される計算になります。
*JALグループの運航する100席以上の便、1日約650便の合計値
時間どおりに出発することで、余分なCO2の排出を防げることがわかりますね。
出発が予定時刻より遅れてしまっても、目的地への到着を少しでも予定時刻に近づけたい。そのためには、いつもよりスピードを上げて、飛んでいかなければなりません。
ボーイング777や767で、3分の遅れを取り戻すためにスピードを上げると、1便あたり、約430kgものCO2が余計に排出されることになります。
時間どおりに出発し、負荷の少ないスピードで飛ぶことで、余分なCO2の排出を防げることがわかりますね。